ADIDAS Boston 13 レビュー【欠点1つ。気にならなければ最高のシューズ】
ADIDAS(アディダス)の新作ランニングシューズ、Adizero Boston 13(アディゼロ ボストン13)が2025年6月に発売されました。早速購入したので、フィット感や履き心地、Adizero SL2やAdios Pro 4との違いなど、忖度なしでレビューします。
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Adidas Adizero Boston 13
- 個人的な体験
- 主な特徴と仕様
- サイズとフィット感
- 【良い】柔らかいクッション
- 【好感】ヌルヌル進む
- 【良い】ホールド感が素晴らしい
- 【良い】グリップ力も秀逸
- 【悪い】構造上、内側に倒れ込む
- 【比較】Boston 12との違い
- 【比較】Adizero SL2との違い
- 【比較】Adios Pro 4との違い
- 【結論】欠点1つ。気にならなければ最高のシューズ
個人的な体験
Boston(ボストン)シリーズは2010年に誕生したAdidasのランニングシューズの人気シリーズ。世界最高峰のマラソン大会として知られるボストンマラソンの名を冠し、マラソンや長距離トレーニングに最適なモデルとなっています。
2025年5月にはシリーズ13代目となる「Adizero Boston 13(以下、Boston 13と省略)」の数量限定で先行販売されましたが、瞬時に売り切れて入手できませんでした。2025年6月には一般販売が開始し、発売日当日に購入することができました。
やっと届いた楽しみ😊 pic.twitter.com/4r37ZOC5UW
— ともらん!マラソンブログ (@tomorunblog) June 5, 2025
自分は新作ランニングシューズを年に20足近く、自費で購入して履き比べていますが、ボストンシリーズを買うのは今回が初めて。すでに上位モデルの「Adios Pro 4」と中位モデルの「Adizero SL2」を所有しており、レースからスピード練習までカバーできているので、今さらボストンは要らないかな…と思っていました。
でも今人気絶好調のAdidasのロングセラーモデルの新作ということもあり、試しに買ってみることにしました。実際に「Boston 13」を履いてみて気づいた良い点、悪い点は次のとおり。それぞれ詳しく解説していきます。
良い点
- 衝撃吸収に優れ、ヌルヌル前に進む
- 足首のホールド感が素晴らしい
- グリップ性能に優れ、足の移動がスムーズ
気になる点
- 構造上、接地時にわずかに内側に倒れ込む
主な特徴と仕様
Adidasの「Boston 13」の主な特徴は次のとおり。
- ミッドソールはLightstrike Pro + Lightstrike 2.0
- アウトソールはLIGHTTRAXION + Continentalラバー
- グラスファイバー製5本指ロッドEnergy Rod 2.0を内蔵
- アッパーは通気性に優れた薄手のメッシュ
- 重さは255g(メンズ27cm)
- ドロップは6mm(ヒール36mm/前足部30mm)
- 定価は18,700円
ミッドソール
ミッドソールは上部にAdidas独自の低密度高反発素材「Lightstrike Pro」、下部に「Lightstrike 2.0」を採用しており、前作よりも「Lightstrike Pro」を13.8%増量することで、クッション性・反発性・弾力性をチューニングしています。
また、2つの素材に挟まれるようにグラスファイバー製の5本指ロッド「Energy Rod 2.0」を内蔵しています。こちらはAdidasのランニングシューズの最高峰モデルでは定番であり、カーボンプレートよりも屈曲性と柔軟性に優れています。
アウトソール
靴底は僅かな凹凸のある「LIGHTTRAXION」とContinental製ラバーを組み合わせることで、蹴り出しの際に足が滑らないようグリップ力を高めています。中足部には窪みがあり、内蔵されている「Energy Rod 2.0」が2本だけ見えます。
アッパー
アッパーは軽量性と通気性を重視した薄手のメッシュを採用。一方でシュータンとアンクルパッドは厚めのクッションを配置することで、足首周りのホールド感を高めています。
重さ
重量はメンズ27cmの公式値が255g、メンズ26cmの実測値が246gでした。200gを切るレースシューズに比べると、やや重い印象ですね。
サイズとフィット感
自分の場合、ランニングシューズ選びでは通常タイプなら26.0cm、幅広のワイドタイプなら25.5cmがジャストサイズとなります。今回は「ボストン13」の26.0cmを選びましたが、サイズ的に余裕を感じます。
特に横幅が一般的なワイドタイプ並に広く、自分のような幅広の足でもストレスなく履きこなせます。これならハーフサイズ下げて25.5cmでも良かったかもしれません。
というわけで、買う前に必ず試着しましょう。近くに店舗がない場合はAmazonがおすすめ。返品手数料・返送料が無料(Amazon.co.jpが発送に限る)ですので、自宅にいながら試着できます。こちらから在庫をチェックしてみてください。
【良い】柔らかいクッション
第一印象は「結構柔らかいな…」でした。でも、沈み込まない。写真だと分かりづらいですが、ミッドソールの上のクリーム色の部分が「Lightstrike Pro」。触るとモチモチして柔らかいです。そして下の真っ白の部分が「Lightstrike 2.0」。こちらは発泡スチロールのような弾力性があります。
「Boston 13」では、この「Lightstrike Pro」を増量した影響なのか、接地の衝撃をほとんど感じません。個人的には「ボストン13」の衝撃吸収力の高さに最も感心しました。
【好感】ヌルヌル進む
カーボンファイバープレートだとバネの力が強すぎて「走らされている感が苦手…」というランナーには、この「Energy Rod 2.0」は向いていると思います。カーボンプレートに比べ、しなやかなに曲がり、滑らかに全身します。カーボンファイバープレートが「ポンポン」前に進むとしたら、こちらは「ヌルヌル」進みます。
【良い】ホールド感が素晴らしい
クッションパッドを厚めに配置したシュータンとアンクルパッドのおかげで、足首周りがしっかりと固定され、素晴らしいホールド感を生み出しています。ヒールカップにも工夫があり、下の部分だけ芯を入れて剛性を高め、上の部分は柔らかいクッションにすることで、ホールド感とフィット感を上手く両立しています。
シュータンは左右がシューズと一体化したガセットタン形式。これもまた、足の甲周りのフィット感とホールド感を高めるのに一役買っています。
【良い】グリップ力も秀逸
靴底の「LIGHTTRAXION」と「Continentalラバー」の組み合わせも好印象でした。「LIGHTTRAXION」は凹凸が小さいため、アスファルトでの突っかかり感が全く感じられず、スムーズな移動をサポートしてくれます。ただ、トラクションを最大限に生かせるのはフォアフットのみ。ミッドフットだとやや安定感に欠けます。
【悪い】構造上、内側に倒れ込む
ここまでは欠点のない完全無欠なシューズですが、実際にスピード練習で使用したところ、ひとつだけ気になる点がありました。10kmペース走(3:55/km)で走った感触としては、接地の際に若干ですが内側に倒れ込みます。
これはシューズの構造によるもので、中足部の内側に切れ込みのような窪みがあり、この部分が押しつぶされることによって、内側に倒れ込みます。身体の軸がしっかりしていれば、問題なくコントロールできますが、体幹が弱かったり、ランニングフォームが安定しない方は、履きこなすのに工夫が必要かもしれません。
【比較】Boston 12との違い
参考までに、前作の「Boston 12」とも比較してみましょう。
| Boston 13 | Boston 12 | |
|---|---|---|
| 発売 | 2025年6月 | 2023年6月 |
| ミッドソール | Lightstrike Pro + Lightstrike 2.0 | Lightstrike Pro + Lightstrike 2.0 |
| アウトソール | LIGHTTRAXION + Continentalラバー | Continentalラバー |
| 重量(27cm) | 255g | 260g |
| ドロップ | 6mm(ヒール36mm/前足部30mm) | 7mm(ヒール38mm/前足部31mm) |
| 定価 | 18,700円 | 18,700円 |
以下は、公式サイトより。「Boston 12」から「Boston 13」で進化したポイントのまとめです。
前モデルからミッドソール中の Lightstrike Pro を 13.8% 増量し、全体で15gの軽量化に成功(27.0cm)。クッション性、反発性、弾力性、軽量性を高いレベルで両立するとともに、より柔らかく快適な足元を実現。通気性に優れた軽い履き心地と要所へのサポートを提供する新メッシュアッパーを搭載。さらにアディゼロ アディオス プロ 4 で初登場した LIGHTTRAXION アウトソールを搭載。グリップ力を妥協せずに軽量化。
ミッドソール、アウトソール、アッパーを含め全面的にアップデートしているにも関わらず、定価は18,700円で据え置きは嬉しいですね!
【比較】Adizero SL2との違い
参考までに自分が所有する「Adizero SL2」とも比較してみます。定価は14,300円で「ボストン13」よりも4,400円安く、非常にコスパの高いランニングシューズです。
写真右の「Adizero SL2」は、ミッドソールに「Lightstrike Pro」をつま先からカカトまでフルレングスで使用。ただし「Boston 13」と違ってかなり硬めの印象です。「Energy Rod 2.0」は内蔵していません。 ドロップは10mm(ヒール36mm/前足部26mm)あります。
アウトソールは凹凸のあるAdiwearラバーを採用。トラクションが強く、雨の日でも安心して走れます。また中足部の切れ込みが少ないので、ミッドフットでの安定感も高いのが特徴です。
【比較】Adios Pro 4との違い
レースモデルの「Adios Pro 4」とも比較してみましょう。定価は28,600円で「Boston 13」より9,900円高い。
写真右の「Adios Pro 4」は、ミッドソールに2層構造の「Lightstrike Pro」を使用し、「Energyrods 2.0」を内蔵しています。
アウトソールは「LIGHTTRAXION」を採用。こちらで初めて使用されたものが「Boston 13」にも採用されました。内側の切れ込みのような窪みに注目すると、「Adios Pro 4」は弧を描くように迫り出しており(赤矢印の部分)、接地時に内側に倒れ込むのを軽減してくれます。
【結論】欠点1つ。気にならなければ最高のシューズ
以上、Adidasの「Boston 13」を詳しくレビューしました。良い点、気になる点のまとめは次のとおり。衝撃吸収に優れ、ヌルヌル前に進み、足首のホールド感が素晴らしく、またグリップ性能にも優れて足の移動がスムーズ。構造上、接地時にわずかに内側に倒れ込む性質がありますが、気にならなければ最高のシューズですね。
私にとって「Boston 13」は「Adios Pro 4」と「Adizero SL2」の間を埋めてくれるシューズですが、フルマラソンのサブ3ぐらいまでなら「Boston 13」でレースも練習もカバーできる気がします。「Adios Pro 4」とは異なり、実勢価格も下がるでしょうから、ますますコスパの高いレース・スピード練習用シューズとして人気が出ること間違いなしですね。
ただ、サイズ感・フィット感の見極めは難しいので試着は必須。近くに店舗がない場合はAmazonがおすすめ。返品手数料・返送料が無料(Amazon.co.jpが発送に限る)ですので、自宅にいながら試着できます。こちらから在庫をチェックしてみてください。
また楽天市場だと、定期的にクーポン配布やポイントアップをやっているので、こまめにチェックすると通常よりもお得に購入できると思います。
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購入ガイド
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Adidas Adizero Boston 13
Adidas アディゼロ SL2
Adidas アディゼロ アディオス プロ4
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