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【アディゼロ SL2レビュー】万能シューズ。シュータン以外は欠点なし
今回紹介するのは、Adidasの人気ジョギングシューズの第2世代モデル「アディゼロSL2」。ジョギングからペース走までカバーできる軽量性、反発性、安定性を兼ね備えた1足です。今のところシュータン以外に欠点が見当たりません。
目次と内容
- アディゼロSL2の特徴
- アディゼロSL2のサイズ感
- クッションは硬め
- 軽いのに安定する
- 隠れアンクルパッドが秀逸
- シュータンがチープで残念
- 雨ランで履いてみた結果
- コスパは非常に高いと思う
- 総合評価:非常に満足
アディゼロSL2の特徴
Adidasの「アディゼロSL2(Adizero SL2)」は、軽量性と安定性を両立させたAdidasのトレーニング用ジョグシューズです。主な特徴は次のとおり。
- ソール
- ライトストライク プロ
- アッパー
- エンジニアード モノメッシュ
- ドロップ
- 10mm
- 重さ
- 232g(メンズ27.0cm)
- 定価
- 14,300円
- 発売
- 2024年6月
2022年12月に初代「アディゼロSL」が発売され、Adidasのジョグシューズとして人気を博します。自分は購入する機会を逃しましたが、2024年6月に第2世代となる「アディゼロSL2」が発売されると知り、発売開始直後に公式サイトで速攻で注文しました。
ミッドソール
クッションは低密度高反発の「ライトストライク プロ(Lightstrike Pro)」をつま先からカカトまでフルレングスで搭載。ドロップは10mm(ヒール36mm – 前足部26mm)あり、スムーズな蹴り出しをサポートします。
アウトソール
グリップ性能と耐摩耗性に優れた「アディウェア ラバー」を採用し、緻密に計算された溝のパターンが接地時の安定感を高めています。
アッパー
薄くて柔らかい「エンジニアード モノメッシュ」を採用し、優れた通気性と足を優しく包み込むサポート性を実現しています。
重さ
「アディゼロSL2」の最大の特徴はジョグシューズでありながら圧倒的な軽さを実現している点にあります。メンズ27.0cmの重さは高敷地で232g。自分が購入したメンズ26.0cmは実測値で230gでした。
アディゼロSL2のサイズ感
「アディゼロSL2」のサイズ展開は次のとおりです。レギュラーフィットのみで幅広のワイドタイプの選択肢はありません。
- メンズ:24.5〜29.0cm・30.0cm
- レディース:22.0〜26.0cm
自分の場合、ランニングシューズ選びでは通常タイプなら26.0cm、ワイドタイプなら25.5cmがジャストフィットになります。今回はメンズ26.0cmを選びましたが、窮屈ではないものの、やや小さく感じます。
実際に足を入れてみた感触としては、前足部は幅が狭めで足指周りのスペースは余裕なし。ヒール周りは内側に配置された分厚いアンクルパッドでガッチリ固定。厚手の靴下だと窮屈に感じるかもしれません。サイズ選びに迷われたら、0.5cm大きいサイズも検討した方が良いでしょう。
クッションは硬め
ファーストインプレッションは「硬めのクッションだな」ということ。「ライトストライク プロ」にインスパイアされたと言われる「スーパーノヴァ ライズ」も所有していますが、こちらはクッションが非常に柔らかくて、悪く言えばフニャフニャ。
その点「アディゼロSL2」は剛性と弾力性があり、踏み込んだ時に強い反発力を感じます。これならジョギングはもちろん、少しペースアップしたい時にも柔軟に対応できそうです。
軽いのに安定する
これだけの剛性と弾力性を持っているのに、レースシューズ並みに軽いのが「アディゼロSL2」の特徴です。ちなみにカーボンプレートは非搭載。ミッドソールだけでこの軽さと反発力を両立するなんて「ライトストライク プロ」は凄いな…と素直に感心します。
しかも軽量シューズにありがちな、軽すぎて空回りする…なんて心配もありません。きっと重心設計が優れているんでしょうね。それが安定感と安心感につながります。
隠れアンクルパッドが秀逸
初めて「アディゼロSL2」を手に取った時、足首周りのアンクルパッドがショボいな…と思いましたが、よく見ると、くるぶしからアキレス腱を囲むように分厚いクッションがシューズの内側に配置されていました。
これが本当に素晴らしくて、シューズが足全体にロックオンします。公式サイトではあまり触れられていませんが、隠れアンクルパッドはもっとアピールしても良い気がします。
シュータンがチープで残念
一方でシュータンは作りが雑。厚みを持たせて柔らかく押さえ付けるわけでもなく、薄さを極めて足にピタリと寄り添うわけでもなく、フニャフニャでダブつき、チープな感じが否めません。他が優れているだけに、残念な気持ちになります。
雨ランで履いてみた結果
たまたま「アディゼロSL2」を履いて走っていたら雨が降り始めました。もちろん防水仕様ではないので濡れてしまいましたが、雨で濡れた路面でもアウトソールのグリップ性能は損なわれず、高い安定性をサポートしてくれました。
コスパは非常に高いと思う
「アディゼロSL2」の定価は14,300円。発売日当日に公式サイトで注文したら「【Level 2】10クーポン」という10%割引クーポンが適用されて実質12,870円。また、他の通販サイトでも発売日から1週間も経たずに、10〜15%相当の割引・ポイント還元があります。
ジョギングだけでなく、これ1足でロング走やペース走でも使えることを考えると「アディゼロSL2」は非常にコスパの高いシューズだと言えます。自分が所有している他社のシューズだと、Nikeの「ペガサス」やBrooksの「ハイペリオン」などが、互角に戦えるのではないでしょうか。
総合評価:非常に満足
Adidasの「アディゼロSL2」を購入して非常に満足しています。ジョギングからペース走までカバーできる軽量性、反発性、安定性を兼ね備えた1足。今のところシュータン以外に欠点が見当たりません。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
購入ガイド
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同時期に発売された「ペガサス41」も「アディゼロSL2」と同じく万能なシューズ。個人的には「ペガサス41」の方が好みです。