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【ペガサス41 レビュー】フォアフット走法に適した万能シューズ
今回紹介するのはNikeの人気ロングセラーシリーズ、ペガサスの41代目モデルです。アップデートされた「リアクトXフォーム」の柔らかすぎないクッションと内蔵された「エアズーム ユニット」の程よい反発力の連携プレーがとにかく最高。フォアフット走法に適したシューズだと思います。
目次と内容
- ペガサス41の特徴
- ペガサス41のサイズ感
- 前作ペガサス40との違い
- 柔らかすぎないクッション
- フォアフット走法に適したシューズ
- 中足部の上下プレスが心地良い
- アンクルパッドはやや頼りない
- 大迫選手も履いていた
- 歴代ペガサスは奇数がおすすめ
- 総合評価:非常に満足
ペガサス41の特徴
ペガサス(Pegasus)は、Nikeのランニングシューズの人気ロングセラーシリーズです。1983年に「あらゆるランナーのためのシューズ」として登場し、2024年6月にシリーズ41代目となる「ペガサス41」が発売されました。主な特徴は次のとおり。
- ソール
- エアズーム ユニット+リアクトXフォーム
- アッパー
- エンジニアードメッシュ
- ドロップ
- 10mm
- 重さ
- 297g(メンズ28.0cm)
- 定価
- 16,500円
- 発売
- 2024年6月
ミッドソール
ミッドソールには前足部とカカトに「エアズーム ユニット」を搭載し、フルレングスの「リアクトXフォーム」で包み込んでいます。ペガサスシリーズに初めて採用される「リアクトXフォーム」は「リアクトフォーム」に比べてエネルギーリターンが13%向上しているそうです。
アウトソール
靴底にはワッフル模様のラバーアウトソールを配置。凹凸を持たせることでクッショニング性能を持たせ、トラクションと柔軟性を両立しています。
アッパー
アッパーには通気性と軽量性に優れた「エンジニアードメッシュ」を採用。シューレースと中足部内側のバンドを連結させることでホールド感を高めています。アンクルパッドとシュータンは厚みのあるスポンジライクな質感。
重さ
公式値ではメンズ28.0cmの重さは297g。実測値ではメンズ26.0cmの重さは269gでした。
ペガサス41のサイズ感
「ペガサス41」のサイズ展開は次のとおり。最近は需要があるのか発売開始からジュニアサイズもしっかり揃えています。
- メンズ:24.5〜30.0cm
- レディース:22.0cm〜29.0cm
- ジュニア:20.0〜25.0cm
自分の場合、ランニングシューズのサイズ選びは、通常タイプだと26.0cm、幅広のワイドタイプだと25.5cmがジャストフィットになります。今回は通常タイプの26.0cmを選びましたが、全体的に余裕のあるサイズ感でした。
特にアキレス腱の部分が外側に大きく反っており、またアンクルパッドがスポンジのように柔らかいため、足首周りがふんわりと包まれるような履き心地を実感します。一方で前足部〜中足部は窮屈ではないものの、改良されたシューレースシステムにより上からギュッとプレスされ、ガッチリと固定されます。
前作ペガサス40との違い
参考までに前作の「ペガサス40」と比較してみましょう。基本的なスペックを以下の表にまとめました。
ペガサス41 | ペガサス40 | |
---|---|---|
発売 | 2024年6月 | 2023年4月 |
ソール | エアズーム ユニット2個+リアクトXフォーム | エアズーム ユニット2個+リアクトフォーム |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ |
重さ | 297g | 288g |
定価 | 16,500円 | 15,400円 |
今回購入した「ペガサス41」(写真左)と昨年から履いている「ペガサス40」(写真右)を並べてみます。
ミッドソールは「リアクトフォーム」から「リアクトXフォーム」にアップデートされました。「ペガサス40」は曲線を描いたフォルムでしたが「ペガサス41」はより直線的なフォルムに仕上がっています。
アッパーは外観だけ見ると大きな変化なしですが「ペガサス41」はアキレス腱の部分が外側に大きく反っています。また「ペガサス41」はシューレースの内側をバンドと連結することでホールド感を高めています。
靴底は同じワッフル模様のラバーを採用していますが、配置パターンが若干異なります。「ペガサス41」は窪みの部分を後方に寄せているため、ヒールストライクはやや苦手な印象です。
柔らかすぎないクッション
「ペガサス41」のクッションは硬くはありません。柔らかなすぎないほどに柔らかい、という表現がしっくり来ます。ただし適度に反発力も感じられます。フルレングスの「リアクトXフォーム」と内蔵された「エアズーム ユニット」が役割分担をしているのでしょう。なかなか素晴らしい連携プレーだと思いました。
フォアフット走法に適したシューズ
「ペガサス41」はオフセットが10mmあり、自然と前傾姿勢になります。もちろんオフセットの数値だけで決まるものではありませんが、踏み込んだ時に前足部の「リアクトXフォーム」がギュッと圧縮され、足が前へ前へと出るようになります。
一方で、ヒールの方はアウトソールの接地面積が狭く、またクッションが硬めに感じられることから、ヒールストライクだと違和感を感じます。その意味で「ペガサス41」はフォアフット走法に適したシューズですね。
中足部の上下プレスが心地良い
「ペガサス41」を一番感動したのが中足部のホールド感です。シューレースを締めると、前足部の上から均一的にプレスされ、また下からミッドソールがこれまた均一的に押し返してきます。上下からプレスされることで走行中もシューズと足が一体化し、なんとも表現しがたい快感を覚えます。
アンクルパッドはやや頼りない
唯一、不満を挙げるとしたら、アンクルパッドが柔らかすぎることでしょうか。厚みがあり、スポンジのような低密度のクッションを採用しており、足首をふんわり包み込みます。個人的にはもう少し圧力を感じられるものが好みなんですが。
ただし先述のとおり、中足部が上下プレスでしっかり固定されるため、全体的なホールド感にはまったく問題ありません。
大迫選手も履いていた
発売前に「軽井沢ハーフマラソン2024」に参加したのですが、ラスト4kmで大迫傑選手と並走する幸運に恵まれました。どうやらお知り合いの伴走を務められていたようで、4:00/kmペースでジョギングするかのように走られていました。
その時、大迫さんは明るいブルーのストライプの入った見たことのないシューズを履いていらっしゃいましたが、実はそれこそが「ペガサス41」だということを後で知りました。
軽井沢ハーフマラソン2024のラスト4kmは大迫傑選手(白のシューズ)の後を追いました。4:00/kmペースなのにスロージョグのよう…。そしてフォームが本当に美しい pic.twitter.com/dp2XOtaERh
— tomo. (@tomorunblog) May 19, 2024
歴代ペガサスは奇数がおすすめ
自分はペガサスシリーズの大ファンで、34代目の「ペガサス34」から毎年新作を買い続けています。ジョギングからスピード練習まで使える万能シューズとして気に入っているのはもちろんですが、自分と年齢が同じであることから、愛着がさらに増します。
これまでの経験上、ペガサスシリーズは「奇数がアタリで偶数がハズレ」と感じることが多いです。つまり奇数はメジャーアップデートで満足感が高く、反対に偶数はマイナーアップデートで満足感が低いということ。
実際に前作の「ペガサス40」は「ペガサス39」ほどの革新性がなく、購入して非常にがっかりした記憶があります。反面、今回購入した「ペガサス41」は非常に満足いくものでした。
参考までに歴代のペガサスコレクションを紹介します。
ペガサス34(2018年)
ペガサス35(2019年)
ペガサス36(2020年)
ペガサス37(2021年)
ペガサス38(2021年)
ペガサス39(2022年)
ペガサス40(2023年)
ペガサス41(2024年)
総合評価:非常に満足
Nikeの「ペガサス41」を購入して非常に満足しています。アップデートされた「リアクトXフォーム」の柔らかすぎないクッションと内蔵された「エアズーム ユニット」の程よい反発力の連携プレーがとにかく最高。フォアフット走法に適したシューズだと思います。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
購入ガイド
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同時期に発売されたAdidasの「アディゼロSL2」も「ペガサス41」と同じく万能なシューズ。個人的には「ペガサス41」の方が好みですけどね。