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【レビュー】Craft ペーサー:スウェーデン生まれのジョグシューズを初体験
2025年2月に日本上陸にしたCraft(クラフト)。6種のランニングシューズの販売が開始し、試しに「ペーサー(Pacer)」という最もベーシックなモデルを購入しました。初めて知るブランドでしたが、完成度の高いシューズで満足しています。
北欧スウェーデン生まれのCraft
公式サイトによると、Craft(クラフト)の創設は1977年。意外と歴史が古いですね。創設者のアンダシュ・ベングトソンがスウェーデン軍との仕事を通じてベースレイヤーを発明したのがブランドのはじまりです。
その後「Premium Swedish Endurance」をコンセプトに持久系スポーツのシューズやウェア、ギアなどを展開しています。本国の公式ストアだとノルディックスキーやサイクリング関連の製品も結構ありました。
そんなCraftが日本に上陸するわけですが、まずはランニングシューズに限定して展開していくようです。日本は世界的に見てもランニング大国でランナーの人口も多いですから、ブランド認知を広げるための第一歩としては正しい戦略と言えます。

日本上陸に合わせて、レース用シューズ、トレラン用シューズ、ジョギングシューズの6モデルの販売が開始しています。今回はその中から最もベーシックなランニングシューズ「ペーサー(Pacer)」を購入しました。
ちなみに注文日は2月7日。その後「こちらの商品に予想を上回るご注文をいただいており、お届けまでに2~3週間ほどお時間を頂戴する見込みとなり…」の連絡が来て、2月22日に自宅に届きました。
ペーサーの特徴

それでは早速「ペーサー」を詳しく見ていきましょう。主な特徴は次のとおり。
- 軽量ミッドソール「Px foam」を採用
- 六角形のラグパターンと突起付きの先進的なアウトソールデザイン
- ドロップは6mm(40mm/34mm)
- 重量は278g(メンズ27cm)
- 定価は20,900円

カラーはオールブラックを選びました。基本的にジョギング用シューズは通勤ランでも使えるようにオールブラック一択。それにしても新しいシューズの箱を開ける時って毎回ドキドキしますよね。

ソールは高さが最大40mmあり、見た目はかなりの厚底ですが、手に持つと驚くほど軽い。ミッドソールには非常に軽量な「Px foam」素材を使用し、衝撃吸収性、柔軟性、そして高いエネルギーリターンを実現しています。

アウトソールには六角形のラグパターンに突起をつけることで、さまざまな路面で優れたトラクションを提供しています。

メンズ26.0cmの重さは実測値で240gでした。ジョギング用シューズにしては軽い部類に入ると思います。実際に見た目からは想像できないほど軽いです。
サイズとフィット感
普段のランニングシューズ選びでは、通常モデルなら26.0cm、ワイドモデルなら25.5cmがジャストサイズになります。今回は幅広モデルがなかったので26.0cmを選びました。

足を入れた感触としては、中足部〜ヒールにかけては程よくタイト。逆に前足部〜つま先周りはゆとりがあります。足が幅広の方にはドンピシャなフィット感だと思います。
ファーストインプレッション
ここから実際にランニングで「ペーサー」を履いてみて気づいた点を忖度なしでコメントしていきますね。
ホールド感が完璧

まず感動したのはアッパーの完成度の高さ。アンクルパッドの着圧、ヒールカップの輪郭、ガセットタンのフィット感が上手く噛み合い、最上級のホールド感を生み出しています。
軽いけど密度を感じるソール

次に驚いたのがミッドソールの感触。非常に軽量にも関わらず、中身がギュッと詰まったような高密度の反発力を感じる不思議な感触です。クッションは沈み込まず、ポンポンと軽快に前に進みます。
トラクションが素晴らしい

個人的に最も気に入ったのがアウトソール。六角形を並べたハニカム構造なんですが、前足部とヒール周りを一段高くして、絶妙なトラクションを生み出しています。ただあまりにもグリップ力がありすぎて、ザラっとしたアスファルトだとたまに突っかかることがありました。
つま先周りの作りが惜しい

つま先周りはスペースに余裕があり、幅広足のランナーには嬉しい設計ですが、剛性に欠けるというか、つま先に重心を置くとペシャッと折れる感じが気になります。そのためフォアフットで着地すると走りづらく、逆にヒール〜ミッドフットの着地に適していると思います。
スウェーデンカラー

ちなみに左足のシューレース(紐)の先端は、青と黄色のスウェーデンカラーになっています。こういうさり気ない主張は嫌いじゃないです。
スウェーデンの人口は日本の約10分の1。ヨーロッパでも英仏独に比べると存在感が薄いですが、自動車のVolvo、家具のIkea、アパレルのH&Mなど、世界的に知られたブランドは結構あります。個人的にお気に入りのバッグのブランドThuleもスウェーデン生まれ。ランナーにお馴染みの「モルテンドリンク」もスウェーデン発のブランドです。
もしかしたらCraftもスウェーデン発の世界的ブランドになるかもしれませんね。ブランドが目指している方向性はOn(オン)に近いものを感じます。
評価まとめ
Craftの「ペーサー」の良い点、気になる点のまとめは次のとおり。
良い点
- ヒール〜足首にかけてのホールド感が最高
- ハニカム構造のアウトソールのトラクションが高い
気になる点
- つま先周りの作りが弱く感じる
結論、初めて知るブランドでしたが、ジョギング用シューズとしてかなり完成度が高いと感じました。日本に上陸したばかりとはいえ、本国では50年近い歴史の積み重ねがあるわけですから。今後機会があればレース用シューズやアパレルも試してみたいと思います。
自分が所有しているランニングシューズの中で「ペーサー」に近いモデルを挙げると、ホールド感だけ見るとOnの「クラウドサーファー7」に似ていますね。ソールの方は独特で、これまであまり履いたことのない感触でした。
最後まで読んでいただき有難うございました。この記事を共有していただけると嬉しいです。
購入ガイド

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