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【クラウドサーファー7】レビュー:Onの未来が詰まったランニングシューズ
今回紹介するのはOnの「クラウドサーファー 7」というランニングシューズ。Onの新しいソールテクノロジー「クラウドテックフェーズ」を初めて搭載し、軽やかで滑らかなライド感を実現しています。この1足にOnの未来が詰まっています。
目次と内容
主な特徴
Onの「クラウドサーファー7(Cloudsurfer 7)」は、クッショニング性が高めに設計されたランニングシューズです。主な特徴は次のとおりです。
- ミッドソールに「クラウドテックフェーズ」技術を初採用
- アッパーは二層構造のエンジニアードメッシュ
- クッショニングは高め
- 重さは219g(メンズ26.0cm)
- ドロップは10mm
- 定価は18,480円
ミッドソール
側面から見ると、ポッチャリして丸っこいなというのが第一印象。シャープなフォルムが特徴の前作からガラッと雰囲気が変わりました。最先端の「クラウドテックフェーズ」はまるでドミノ倒しのような形をした空洞が配置されていますが、着地時にはドミノ倒しのようにクッションが圧縮されていくそうです。
アウトソール
Onのランニングシューズの特徴でもあった凹凸感が最小限に抑えられ、むしろフラットに近い形状です。
まあでも中央を貫く深い溝を見ると「やっぱりOnだよな」と実感します。
アッパー
アッパーのエンジニアードメッシュは二層構造。メッシュは外側が荒め、内側が細かめ、通気性とフィット感を両立させています。シューレースの最下部を固定するループは、アッパーにしかりと固定され、アッパーの一体感を高めています。
シュータンはかなり厚みがあります。
アンクルパッドも分厚く、サポート力に優れています。薄いシュータンとカッチリしたアンクルパッドが多いOnのランニングシューズの中では異色の存在。
重さ
重さはメンズ26.0cmが実測値で219gでした。ジョギングシューズにして結構軽い部類に入りますね。
サイズ感
クラウドサーファー 7のサイズ展開は以下のとおりです。ちなみに幅広のワイドタイプはなし。
- メンズ:25.0〜30.0cm(0.5cm刻み)、31.0cm
- レディース:22.0〜27.0cm(0.5cm刻み)
ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷います。今回はワイドタイプがないため、ワンサイズ大きい26.0cmを選びました。足指周りはかなりゆとりが感じられます。それでも分厚いアンクルパッドとシュータンで足首がしっかり固定されるので、ランニング時には足が非常に安定します。
Onらしさを再定義
名前からして「サーファー向けのシューズかな?」と思われるかもしれませんが「クラウドサーファー」は紛れもない正統派ランニングシューズ。2010年に誕生した初代から進化を続け、「クラウドサーファー7」ではミッドソールを大胆に刷新。クラウドテックを進化させたクラウドテックフェーズを初めて採用し、Onのランニングシューズのあるべき姿を示しています。
「クラウドサーファー7」を履いて走り始めた時、自分が2017年に初めてOnのランニングシューズを履いた時の感動が蘇りました。そんなエポックメイキングな1足です。
自然と足が前に出る
早速クラウドサーファー 7を15kmのジョギングで履いてみました。まず、直立の状態でドロップ(10mm)の傾斜を実感します。少しでも重心を前にずらすと足が飛び出してしまいそう。
接地から蹴り出しまでの一連の流れは非常に滑らかです。クッション性能が高いのにグイッと踏み込む感覚がない。ロッキングチェアのように転がして走る感じでもない。
構造上は「クラウドテックフェーズ」の斜めに配置された空洞がドミノ倒しのように連鎖的に圧縮されるので、ヌルヌルっとした滑らかさが生まれるのかもしれません。開発には、宇宙・航空産業で使われる有限要素解析(Finite Element Analysis)という高度なモデリング手法を応用しているそうです。
雲のように柔らかいアッパー
個人的にはクラウドサーファー 7のアッパーは好みです。Onのランニングシューズはカッチリしたアッパーが主流ですが、こちらは分厚いクッションが優しく包み込んでくれます。Onのミッドソールは「雲の上の走り(run on clouds)」と評されることが多いですが、こちらのアッパーはまるで「雲の中」にいるような感覚。
通勤ランでも活躍
今回、カラーはオールブラック(All Black)を選びました。Onはデザインが洗練されているので、オールブラックならスマートカジュアルの職場にも履いていけます。最近は通勤ランを再開したので、クラウドサーファー 7を履いていき、そのまま帰宅時に走って帰ります。
クラウドサーファー6との違い
前作の「クラウドサーファー 6」は2021年10月に発売されました。スピードボードを内蔵したミッドソールに凹凸のあるリバウンドラバーを配置し、どこか初代クラウドフラッシュを彷彿させるデザイン。
1年5ヶ月ぶりにアップデートされたクラウドサーファー 7は、ソールの設計からして前作とは全く別物のシューズに生まれ変わっています。クッション性能も「低め」から「高め」に変わり、スピード重視からクッショニング重視へアップデート。
クラウドサーファー7 | クラウドサーファー6 | |
---|---|---|
発売 | 2023年3月 | 2021年10月 |
ソールテクノロジー | CloudTec Phase | CloudTec |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ |
クッショニング | 高め | 低め |
ドロップ | 10mm | 11mm |
価格 | 18,480円 | 17,380円 |
耐久性と寿命
走行距離150km
クラウドテックフェーズの支柱の部分にシワが入っています。構造上ここで全体重を支えているわけですから、潰れるのは仕方ないですね。
フォアフット〜ミッドフットは全体的に消耗しています。走り心地は最高ですが、耐久性はそこまで高くなさそう。
総合評価:非常に満足
Onの「クラウドサーファー7」を購入して非常に満足しています。Onの新しいソールテクノロジー「クラウドテックフェーズ」を初めて搭載し、軽やかで滑らかなライド感を実現しています。この1足にOnの未来が詰まっています。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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