
マラソンブロガーのtomoです。
2023年3月にアップデートされたOnのランニングシューズ「Cloudsurfer 7(クラウドサーファー 7)」をレビューします。
CloudTec Phase(クラウドテック フェーズ)と呼ばれる新開発のソールテクノロジーを搭載し、軽やかで滑らかなライド感を実現。
アッパーは二層構造のエンジニアードメッシュ。シュータンとアンクルパッドには分厚いクッションを採用してサポート力とホールド感を高めています。
名前からして「サーファー向けのシューズかな?」と思われるかもしれませんが、紛れもない正統派ランニングシューズです。
今回紹介する「On Cloudsurfer」は以下の通販サイトから購入できます。
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Cloudsurfer(クラウドサーファー)はOnのランニングシューズのロングセラーモデル。2010年に初代Cloudsurferが登場し、2023年3月に発売された「Cloudsurfer 7」はシリーズ7代目となります。
このシューズが欲しい!と思った理由は、Onの代名詞でもあるCloudTecテクノロジーを大幅に進化させたモデルだから。
開発には、宇宙・航空産業で使われる有限要素解析(Finite Element Analysis)という高度なモデリング手法を応用。
分かりやすく言えば、ソールの材質や構造上の要素がレスポンスや重心移動に与える影響を、膨大シミュレーションとデータをもとに解析します。
そして生まれたのがCloudTec Phase(クラウドテック フェーズ)と呼ばれる新しいソールテクノロジーです。
Onのファンなら、これはもう買うしかないでしょう。だってOnのランニングシューズの未来が詰まっているわけですから。
前作の「Cloudsurfer 6」は2021年10月に発売されました。
スピードボードを内蔵したミッドソールに凹凸のあるリバウンドラバーを配置し、どこか初代Cloudflashを彷彿させるデザイン。
1年5ヶ月ぶりにアップデートされた最新作の「Cloudsurfer 7」は、ソールの設計からして前作とは全く別物のシューズに生まれ変わりました。
クッション性能も「低め」から「高め」に変わり、スピード重視からクッショニング重視へアップデート。
Cloudsurfer 7 | Cloudsurfer 6 | |
---|---|---|
発売 | 2023年3月 | 2021年10月 |
ソールテクノロジー | CloudTec Phase | CloudTec |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ |
クッショニング | 高め | 低め |
ドロップ | 10mm | 11mm |
価格 | 18,480円 | 17,380円 |
それでは「Cloudsurfer 7」を詳しく見ていきましょう。
まずは側面から。ポッチャリして丸っこいな、というのが第一印象。シャープなフォルムが特徴の前作からガラッと雰囲気が変わりました。
最先端の「CloudTec Phase」はまるでドミノ倒しのような形をした空洞が配置されていますが、着地時にはドミノ倒しのようにクッションが圧縮されていくそうです。
つまり、デザインと機能が合致しているわけですね。
アッパーのエンジニアードメッシュは二層構造。メッシュは外側が荒め、内側が細かめ、通気性とフィット感を両立させています。
シューレースの最下部を固定するループは、アッパーにしかりと固定され、アッパーの一体感を高めています。
シュータンの上にはデザインのアクセントとなる「CLOUD SURFER」の文字を半分ずつプリント。
というか、パズルみたいにじっくり考えないとそもそも読めないですよね…。
シュータンはかなり厚みがあります。
アンクルパッドも分厚く、サポート力に優れています。
薄いシュータンとカッチリしたアンクルパッドが多いOnのランニングシューズの中では異色の存在。
靴底はこんな感じ。Onのランニングシューズの特徴でもあった凹凸感が最小限に抑えられ、むしろフラットに近い形状です。
まあでも中央を貫く深い溝を見ると「やっぱりOnだよな」と実感。
重さはメンズ26.0cmが実測値で219gでした。ジョギングシューズにして結構軽い部類に入りますね。
「Cloudsurfer 7」のサイズ展開は以下のとおりです。
ちなみに幅広のワイドタイプはなし。
ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷います。今回はワイドタイプがないため、ワンサイズ大きい26.0cmを選びました。
足指周りはかなりゆとりが感じられます。それでも分厚いアンクルパッドとシュータンで足首がしっかり固定されるので、ランニング時には足が非常に安定します。
早速「Cloudsurfer 7」を15kmのジョギングで履いてみました。
まず、直立の状態でドロップ(10mm)の傾斜を実感します。少しでも重心を前にずらすと足が飛び出してしまいそう。
接地から蹴り出しまでの一連の流れは非常に滑らかです。
クッション性能が高いのにグイッと踏み込む感覚がない。ロッキングチェアのように転がして走る感じでもない。
構造上は「CloudTec Phase」の斜めに配置された空洞がドミノ倒しのように連鎖的に圧縮されるので、ヌルヌルっとした滑らかさが生まれるのかもしれません。
開発に用いられた有限要素解析というモデリング手法は、こういう連鎖反応の解析に長けているんですよね。
個人的には「Cloudsurfer 7」のアッパーは好みです。Onのランニングシューズはカッチリしたアッパーが主流ですが、こちらは分厚いクッションが優しく包み込んでくれます。
Onのミッドソールは「雲の上の走り(run on clouds)」と評されることが多いですが、こちらのアッパーはまるで「雲の中」にいるような感覚。
今のところ「Cloudsurfer 7」の欠点が見当たらないほど、完成度の高いランニングシューズです。
クッション重視ということもあり、自分だったら毎日のジョギングから20〜30kmの長距離走に履きたい1足です。
一方でスピード練習や1秒でも速く走りたいタイムトライアルやレースには向いていないかもしれません。
ここ数年、Onのランニングシューズはラインアップが急激に増えて「正直どこを目指しているのか分からない…」と感じていました。
しかし「CloudTec Phase」によって過去の成功体験を否定し、「Cloudsurfer 7」によってOnらしさを見事に再定義しています。
「Cloudsurfer 7」を履いて走り始めた時、自分が2017年に初めてOnのランニングシューズを履いた時の感動が蘇りました。
そんなエポックメイキングな1足です。
今回、カラーはオールブラック(All Black)を選びました。
Onはデザインが洗練されているので、オールブラックならスマートカジュアルの職場にも履いていけます。
自分の職場では100人に2〜3人の確率でOnを履いている人を見かけますが、たまたま前部署の上司の上司がOnのファンでした。
その方とお会いする度に、相手のシューズ名を言い合うゲームをしていたのは今では良い思い出です。
最近は「Cloudvista Waterproof」を日常生活でもよく履いています。
軽量トレランシューズですが、ロードもトレイルも同じくらい快適に走れるのが特徴です。
Waterproof(防水)なので雨にも強い。個人的にはOn史上最強の1足ですね。
今回紹介した「On Cloudsurfer」は以下の通販サイトから購入できます。
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2022年9月に発売されたOnの防水トレランシューズ「Cloudvista Waterproof」を紹介します。
もともとロードもトレイルも快適に走れる万能な1足でしたが、防水性能が加わったことで最強の1足になりました。特徴は以下のとおり。
「とも」は発売日当日に注文しました。早速履いてみたので詳しくレビューしたいと思います。
こちらの「On Cloudvista Waterproof」は以下の通販サイトから購入できます。
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これまでにレースや旅ランで走ったことのある国内外のエリアをまとめました。
当ブログ「ともらん」について、よくある質問のまとめ。
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マラソンをライフワークにしているアラフォー男性です。埼玉県に在住、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
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