ON Cloudsurfer Max【クッショニングと推進力を両立】
Onの新作ランニングシューズ、Cloudsurfer Max(クラウドサーファーマックス)が2025年7月に発売されました。コンセプトは、最大級のクッショニングで長距離がラクに走れるロードランニングシューズ。実際のフィット感や履き心地など、忖度なしでレビューします。
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On Cloudsurfer Max
- 個人的な評価
- 主な特徴とスペック
- 【比較】Cloudeclipseとの違い
- 【試着】サイズとフィット感
- 【良い】ギュッと押し潰されるクッション
- 【良い】ロッキングチェアのように転がして走る
- 【良い】シュータンのホールド感が素晴らしい
- 【微妙】アンクルパッドは一長一短あり
- 【体験】長距離ロードランニングにおすすめ
- 【結論】クッショニングと推進力を両立
個人的な評価
自分は2017年頃からOnのランニングシューズを愛用していますが、ここ数年はシューズのラインナップが増え過ぎて、もう訳が分からなくなりました。ちょうど2021年にOnがニューヨーク証券取引所に上場したタイミングとも重なるため、株主からのプレッシャーなのか?と勝手に想像しています。
そんな数あるOnランニングシューズですが、従来のソール技術「CloudTec」と次世代ソール技術「CloudTec Phase」の2つに分類することができます。2023年3月に、初めて「CloudTec Phase」が搭載された「Cloudsurfer 」(上の写真)を履いた時は感動しましたね。
その後も「Cloudsurfer Trail」や「Cloudeclipse」などを購入し「CloudTec Phase」のファンになりました。そして2025年7月に「Cloudsurfer Max」が発売されたと知り速攻でポチりました。こちらは「CloudTec Phase」を二層構造で使用しています。
Onの新作ランニングシューズ「Cloudsurfer Max」。オールブラック派ですが、サーモンピンクが可愛すぎて、こちらのカラーを選びました pic.twitter.com/uWseao1TGM
— ともらん!マラソンブログ (@tomorunblog) July 19, 2025
公式サイトには「最大級のクッショニングで長距離がラクに走れるロードランニングシューズ」と説明があり、期待値もテンションもマックス!でも実際はどうなんでしょう。
主な特徴とスペック
今回は、メンズ26.0cmを購入。カラーは「アイボリー&サーモン」を選びました。Onのランニングシューズは職場にも履いていけるように基本的にはオールブラック派なんですが、今回はサーモンピンクのアクセントカラーに惹かれて、明るいカラーを選びました。
ミッドソールには二層構造の「CloudTec Phase」を搭載。通常の「CloudTec」とは異なり、空洞(穴)の部分が斜めに傾いており、接地の際にはまるでドミノ倒しのように倒れ込むのが特徴です。二層とは言え、厳密には二階建てではなく、二つの異なる高さに配置しています。素材は衝撃に吸収に優れた「Helion™スーパーフォーム」を採用しています。
靴底はつま先からカカトまで一直線に溝が設けられています。そしてその左右のほぼ全面にアウトソールのラバーを配置。フォアフットの部分には切り込みがあり、屈曲性を高めています。
アッパーは通気性に優れたメッシュ素材。シュータンはニット素材で靴下のように足に密着し、さらにガセットタン仕様がシューズと足の一体感を高めています。アンクルパッドは内側のみクッションを設けることで、軽量化を図っています。
重量はメンズ27.0cmの公式値が292g。今回購入したメンズ26.0cmの実測値が282gでした。やや思い部類に入ると思います。
【比較】Cloudeclipseとの違い
「Cloudsurfer Max」は「Cloudsurfer」の派生モデルではありますが、同じ二層構造の「CloudTec Phase」を搭載した「Cloudeclipse」の方が比較対象として優れていると思います。
写真右は2023年11月に発売された「Cloudeclipse」。ソールが極厚なのに安定感が高く、早くも定番シューズのひとつなり、かなり履き込んでいます。同じ二層の「CloudTec Phase」でも「Cloudsurfer Max」の方が空洞が1つ多く、クッション性も高く感じられます。
靴底の構造は大きく異なり、左の「Cloudsurfer Max」は真ん中に1本の溝が設けられているのに対し、右の「クラウドエクリプス」はブレを抑えるX字の「Speedboard」を中足部に配置。「Cloudsurfer Max」は推進力を、「Cloudeclipse」は安定感を重視した構造になっています。
【試着】サイズとフィット感
自分の足のサイズは25.5〜26.0cm。幅広なので、ワイドタイプなら25.5cm、スタンダードタイプなら26.0cmがジャストサイズになることが多いです。今回はスタンダードタイプでしたので26.0cmを選びましたが、横幅はちょうど良いものの、縦長に先端に余裕があり、少し大きいかな?という印象でした。「クラウドエクリプス」を履いた時も、似たような感じでしたね。
最初はハーフサイズ下にすれば良かったかも…、と思いましたが、シュータンのホールド感とシューレースの調整機能が非常に素晴らしく、足がしっかり固定されて問題なく履きこなせました。
【良い】ギュッと押し潰されるクッション
肝心のクッションは、体重をかけると「CloudTec Phase」がギュッと押し潰されます。それも空洞が見えなくなるぐらいに。でも、それを押し戻そうとするエネルギーも強く、弾むようなリターンが得られます。ギュッと踏んで、ポンっと跳ねる。まさに「最大級のクッショニング」の言葉通りでしたね。
【良い】ロッキングチェアのように転がして走る
最大級クッショニングは「CloudTec Phase」が押し潰されることで生まれますが、ソール自体の剛性は高く、つま先以外はほんど屈曲しません。要するにフニャッとせず、内部に固い芯があるような感覚。
しかし実際には芯などはなく、つま先からカカトまで真ん中に設けられた深い溝があります。これが構造的にソールの剛性を高めているようです。そのため、ロッキングチェアのように転がして走ると、最小のエネルギーで推進できますし、長時間走り続けても疲れにくいです。
【良い】シュータンのホールド感が素晴らしい
アンクルパッドはイマイチですが、シュータンの方は素晴らしい、のひと言。ニット素材で靴下のようにピタリとフィットする上に、内側に薄いクッションを配置しているのがポイント。さらにガセットタン仕様で、シューズと一体化しているので、足とシューズが合体したような感覚に陥ります。ここが「クラウドサーファーマックス」で最も感心した点ですね。
【微妙】アンクルパッドは一長一短あり
アンクルパッドは内側にクッションを配置しただけの簡易的なもの。軽量化には貢献しているものの、チープな感じが否めず、コストカットでこうなった?と疑ってしまいます。それでもヒール周りの収まりは悪くないですし、足首も普通に固定され、及第点というところ。
しかしそれが長所でもあります。Onのランニングシューズはアキレス腱に当たる先端部分が擦れやすく、耐久性も低い。どのシューズも最初に摩耗するのがこの部分なんですよね…。言ってみれば、Onの弱点。上の写真は右が「Cloudeclipse」ですが、こちらもハゲてますね…。「Cloudsurfer Max」は、その問題が解消されています。
【体験】長距離ロードランニングにおすすめ
「Cloudsurfer Max」を履いて19km走りましたが、疲れにくいシューズだと思いました。最大級のクッションがロードランニングの衝撃をしっかり吸収しつつ、推進力もそこそこある。個人的には4:30/kmから5:00/kmぐらいのペースが最も心地よく感じましたが、ラスト1kmで4:00/kmまでペースアップしても余裕でしたね。
また先日、静岡県の浜名湖1周70kmを走った時にも「Cloudsurfer Max」を履きましたが、連日35km走っても全然疲れを感じませんでした。やはりこれは長距離走でこそ威力を発揮するシューズなんだと思います。
浜名湖1周70kmを2日で走りました!普段は30km走るのも億劫で大変なのに、今回は楽しくてあっという間に終わってしまった。長距離走は目的ではなく手段にすると良いのかもしれない pic.twitter.com/qJd7wpX2io
— ともらん! (@tomorunblog) December 27, 2025
【結論】クッショニングと推進力を両立
というわけで、Onの「Cloudsurfer Max」をレビューしました。On最大級のクッショニングを持ちながら推進力もあり、長距離のロードランニングでは疲れ知らず。「Cloudsurfer」の派生モデルというより、ひとつの完成されたモデルのよう感じます。
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