【クラウドサーファートレイルWPレビュー】水陸両用ランニングシューズ
今回紹介するのは、2024年2月に発売された「クラウドサーファートレイル」というOnのトレイルランニングシューズ。その防水仕様(WP)モデルを購入しました。クラウドサーファー7」の滑らかな走り心地とトレランに求められる堅牢性を両立させ、晴れの日でも雨の日でも、ロードでもトレイルでも走りたいと思える1足です。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
- 主な特徴
- クラウドサーファー7との違い
- サイズ感
- 滑らかに走れるクラウドテックフェーズ
- どんな悪路も鷲掴みにするミッショングリップ
- 水溜りからも守ってくれる防水仕様
- 雨の日の通勤でも活躍
- 総合評価:非常に満足
主な特徴
Onの「クラウドサーファートレイル(Cloudsurfer Trail)」は、人気モデル「クラウドサーファー7」をベースにしたトレイルランニングシューズです。防水仕様のウォータープルーフ(WP)も選べます。主な特徴は次のとおり。
- ソール
- クラウドテックフェーズ
- アッパー
- メッシュ(WPは防水メンブレン)
- ドロップ
- 7mm
- 定価
- 19,580円(WPは21,780円)
- 発売
- 2024年2月
2023年以降、Onのランニングシューズのソールテクノロジーはクラウドテック(CloudTec)から次世代のクラウドテックフェーズ(CloudTec Phase)に切り替わりつつあります。「クラウドサーファー7」はクラウドテックフェーズを初搭載し、その滑らかな走り心地が話題になりました。
今回紹介する「クラウドサーファートレイル」もミッドソールにクラウドテックフェーズを搭載。ソールの空洞の配置パターンに特徴があり、接地時にはまるでドミノ倒しのように連鎖的に圧縮され、滑らかな走り心地を実現します。
アッパーには通常モデルは網目の荒い柔らかなメッシュ、WPモデルには防水メンブレインを採用しています。上の写真はWPモデル。アンクルパッドは厚めですが、アキレス腱の部分だけ外に反っているため、足首を両サイドから挟む形になります。シュータンは薄型。
アウトソールにはどんな悪路でも強力なグリップ性能を発揮するミッショングリップ(Missiongrip)を搭載。Onのトレランシューズでは定番ですが「クラウドサーファートレイル」ではさらに進化させ、小石が挟まらないように構造を改良しています。
重さは、WPモデルのメンズ26.0cmで273gでした。ちなみに同サイズの「クラウドサーファー7」は219g。軽量トレランシューズの「クラウドビスタWP」は296gでしたので、普通のジョギングシューズよりも重いけど、防水仕様のシューズとしては軽いという印象です。
クラウドサーファー7との違い
ここで「クラウドサーファー7」との違いを確認しましょう。
クラウドサーファートレイル | クラウドサーファートレイルWP | クラウドサーファー7 | |
---|---|---|---|
発売 | 2024年2月 | 2024年2月 | 2023年3月 |
ソール | クラウドテックフェーズ | クラウドテックフェーズ | クラウドテックフェーズ |
アウトソール | ミッショングリップ | ミッショングリップ | ラバーグリップ |
アッパー | メッシュ | 防水メンブレイン | メッシュ |
定価 | 19,580円 | 21,780円 | 18,480円 |
「サーファートレイル」はトレラン仕様にカスタマイズされています。アウトソールはミッショングリップを採用し、アッパーはアキレス腱周りとシュータンのクッションを減量して厚手のトレランソックスにも対応。さらに「サーファートレイルWP」はアッパーに防水メンブレインを採用することで悪天候にも対応します。
上の写真は左が「サーファートレイルWP」、右が「サーファー7」です。「サーファー7」は全体的み丸みがあり、アキレス腱周りのプロテクションが充実しているのがひと目で分かります。
サイズ感
「クラウドサーファートレイル」の男女別のサイズ展開は次のとおり。ワイドモデルは選べず、通常モデルのみとなります。
- メンズ:25.0〜30.0cm
- レディース:22.0〜27.0cm
自分の場合、ランニングシューズ選びでは通常モデルだと26.0cm、ワイドモデルだと25.5cmがジャストサイズになります。「クラウドサーファー7」では26.0cmの通常モデルがちょうど良かったので「クラウドサーファートレイルWP」も26.0cmを選びました。
最初に足を入れた時は「しまった、大きすぎた…」と思いました。特に足指周りがブカブカ。しかし厚手のランニングソックスを履いて走ってみると違和感は無くなり、むしろ大きめで良かったと考えを改めました。
滑らかに走れるクラウドテックフェーズ
早速「クラウドサーファートレイルWP」を履いて走りに出かけました。ロード10kmとオフロード5kmから成る15kmコース。ロードでは「クラウドサーファー7」ほどではないものの、クラウドテックフェーズならではのヌルヌルした滑らかな走り心地を実感します。
一般的にトレランシューズは堅牢性を重視するため「カッチリ」しており、ロードで履くと脚がすぐに疲れてしまいます。ところが「クラウドサーファートレイルWP」にはジョギングシューズならでは「軽さ」と「柔らかさ」があり、ロードランでも快適に走れます。
どんな悪路も鷲掴みにするミッショングリップ
そんな優しい一面を持つ「クラウドサーファートレイルWP」ですが、オフロードではトレランシューズ並みの高い安定感と堅牢性を発揮します。今回は芝生と砂利道を交互に走ってみましたが、どんな路面でもガッチリ鷲掴みにして高い安定感を保ちます。
しかも砂利道ではOnのトレランシューズにありがちな「小石が挟まる」問題に悩まされません。改良されたミッショングリップは凹凸が最小限に抑えられ、そもそも小石が挟まる余地がありません。
水溜りからも守ってくれる防水仕様
今回は雨ランでも使えるように防水仕様のWP(Waterproof)モデルを選びました。しかし天気は晴れ。せっかくの防水機能が試せません…。と落ち込んでいたら、運よく大きな水溜りを発見しました。早速「クラウドサーファートレイルWP」を履いたまま水溜りに入ります。
ミッドソールが隠れているので深さは6〜7cmでしょうか。この状態で20秒ほど立ち続けましたが、シューズの中に水は侵入しません。
水溜りから出ると、入る前の状態とほぼ同じでした。防水メンブレインが良い仕事をしていますね。
シュータンの隙間から水が入ってこないか不安でしたが、アッパーとしっかり結合されているため、長靴のような形で水の侵入を防いでいます。
これまで「クラウドベンチャー」と「クラウドビスタ」のWPモデルを雨ランで使ってきましたが、小雨であれば雨の中を走ってもシューズの中は濡れません。大雨だとさすがに濡れますが、アッパーが水を吸い込まないため、シューズがずぶ濡れで重くなることはありません。
雨の日の通勤でも活躍
デザイン性の高いOnのランニングシューズは、オールブラックならビジネスカジュアルOKの職場で違和感なく履きこなせます。これまで使ってきた「クラウドビスタWP」を退役させて、今後は「クラウドサーファートレイルWP」を雨の日の通勤で使います。
総合評価:非常に満足
Onの「クラウドサーファートレイルWP」を購入して非常に満足しています。「クラウドサーファー7」の滑らかな走り心地とトレランに求められる堅牢性を両立させ、晴れの日でも雨の日でも、ロードでもトレイルでも走りたいと思える1足です。
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