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【On パフォーマンスハイブリッドショーツ レビュー】タイツだけ欲しい
ショーツとタイツがセットになったOnのランニングパンツを購入。それぞれが単体でも使えるほどクオリティが高く、特にタイツは別売りして欲しいレベルで気に入りました。ただ、スマホ収納が微妙なのが残念です。
目次と内容
主な特徴
Onのパフォーマンスハイブリッドショーツ(Peformance Hybrid Shorts)は、アウターショーツとインタータイツがセットになったランニングパンツです。主な特徴は次のとおり。
- アウターショーツとインナータイツの2in1セット
- 単独でも組み合わせでも使える
- ショーツにはサイドポケット2個とジッパー式ポケット1個
- タイツにはサイドポケット1個
- 2024年1月発売
- 定価は12,980円
ショーツとタイツが一体化したランニングパンツはたまに見かけますが、パフォーマンスハイブリッドショーツはショーツとタイツが分かれています。以下の写真は左がショーツ、右がタイツです。

ショーツとタイツは単独で使えますし、内側のフックで固定してショーツ&タイツとして一体化させて使うこともできます。つまり「ハイブリッド式」なのです。
サイズ感
パフォーマンスハイブリッドショーツは、タイツの上にショーツを重ね着するわけですから、ショーツのサイズ感が重要になります。サイズはX〜XLまで5段階から選べます。
XS | S | M | L | XL | |
---|---|---|---|---|---|
ウエスト(cm) | 75 | 76-82 | 83—89 | 90—96 | 97—105 |
ヒップ(cm) | 89 | 90—95 | 96—101 | 102—107 | 108—113 |
身長170cm、体重60kg、痩せ型体型の自分にはSサイズがピッタリでした。タイツの生地は伸縮性が高く伸び縮みします。多少小さくてもストレスに感じることはありません。
ショーツは重ね着を想定しているため、タイツよりも1〜2まわり大きい作りになっています。タイツがピッタリでもショーツはダブダブな感じ。ただしし、ウエスト周りは前部を除き伸縮性がなく、ドローコードで固定するため安定感はあります。
それでは、ショーツとタイツを詳しく見ていきましょう!
アウターショーツ

アウターショーツの前面の様子です。右下と左側面に反射材仕様のロゴを配置。左右に1個ずつサイドポケットがあり、ウエストはドローコードでサイズ調整・固定できるタイプです。

ウエストの前部のみ、伸縮性の高いゴム素材が使われています。着脱のしやすさよりも着用時の安定感を重視しており、そのため脱いだり履いたりするのに多少苦労します。

ショーツの背面には右上にジッパー式ポケットを配置しています。ジッパーがきれいに埋め込まれているのでパッと見だと分かりませんよね。

こんな感じで横に開閉できます。しかもツマミの部分にOnのロゴを忍ばせており、細部へのこだわりが感じられます。ポケットは深さがあり、高さ約15cmの「iPhone 15 Pro」が縦にすっぽり収まりました。
インナータイツ

インタータイツの前面の様子です。右下に反射材仕様のロゴを配置しており、タイツ単独での使用も想定しています。アンダーウェアとして使うなら必要ないですからね。

背面の左下にもロゴを配置。パッと見ではどちらが前面・背面か見分けがつきませんが、内側を見れば一目瞭然です。

そして右側面にポケットを配置。幅約7cmの「iPhone 15 Pro」がスッと出し入れでき、一番奥まで入れると端末がすっぽり隠れるほどの深さがあります。

こちらが「iPhone 15 Pro」を下まで入れた状態です。マチに余裕があるので、ジッパーや留め具がなくてもランニング中に飛び出す心配はありません。
フックで着脱可能

アウターショーツもインナータイツも単独で使えますが、両サイドにあるフックで固定すると「2in1」として一体化させることができます。ショーツ側にフックがあり、タイツ側の輪っかに引っ掛ける感じですね。

固定した状態がこちら。外す時はフックから輪っかを引き剥がします。ランニング中にフックが外れる心配はありません。
スマホ収納はイマイチ

実際に「2in1」の状態でランニングしてきました。まず、スマホをインナータイツのポケットに入れて走ってみると、飛び出す心配はないものの、スマホの上下動が気になります。アウターショーツのサイドポケットは深さが十分でないのでパス。結局、ジッパー式ポケットに縦に入れて落ち着きました。ただ、それでも多少の上下動を感じます。

まあ、構造上そうなりますよね。タイツとショーツは2個のフックでしか固定されていませんし、ショーツ自体はウエスト周りの安定感は高いものの、全体的にダブダブしています。そのためポケットの荷物は安定しません。ただし、通気性は良いので、蒸し暑い夏は快適に過ごせそうです。
タイツだけ別売りして欲しい

インナータイツは、ランニングタイツとしての完成度が高く、これ単体で販売して欲しいくらいです。生地は伸縮性が高く、肌触りが非常に滑らか。タイツにありがちな締め付け感とは無縁のストレスフリーの着心地。
しかも生地に適度な厚みがあるので、タイツ特有の「モッコリ感」も解消できます。これならタイツデビューをためらっている男性ランナーでも自信を持って履きこなせると思います!
しかし我が家は妻と娘たちに「ランニングタイツ禁止令」を出されたので、自分がタイツ姿で走れる日はなさそうです。主にショーツ&タイツの「2in1」の状態で使用し、タイツをランニング用のアンダーウェアとしても使うことになります。
ハイブリッドショーツとの違い

Onは2021年にハイブリッドショーツ(Hybrid Shorts)を発売しており、自分もしばらく愛用していました。基本的な構造はパフォーマンスハイブリッドショーツと同じでアウターショーツとインナータイツのセットです。上の写真はハイブリッドショーツ(旧作)の写真です。

そしてこちらは2024年に発売され今回購入してパフォーマンスハイブリッドショーツ(新作)。両者の主な違いは次のとおりです。
- 新作タイツは丈が長くなり、ポケットも大きくなった
- 新作タイツは生地の厚みが増し、肌触りが良くなった
- 新作ショーツの前部の伸縮性が高くなった
- 新作はフックで固定、旧作はボタンで固定
端的に言うと、新作はインナータイツのクオリティが劇的に向上しています。本当にタイツを単体で購入したいくらいです。
総合評価:そこそこ満足
Onのパフォーマンスハイブリッドショーツを購入して、そこそこ満足しています。もともと旧作のハイブリッドショーツが好きでしたが、パフォーマンスハイブリッドショーツは約3年の時を経てちゃんと進化していました。特にインナータイツのクオリティには脱帽です。一方で、ランニング時のスマホ収納がイマイチなのが玉にキズですね。タイツのポケットだと揺れすぎ、ショーツのジッパー式ポケットだとギリギリ許容範囲というところです。
最後まで読んでいただき有難うございました。この記事を共有していただけると嬉しいです。
購入ガイド

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On パフォーマンスハイブリッドショーツ
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