【Mizunoマルチポケットパンツ】レビュー:ランニングパンツの完成形
今回紹介するのは「マルチポケットパンツ」というMizunoの超人気ランニングパンツ。ウエスト周りに配置された「360度ポケット」はスマホやエナジージェル、給水ボトルやシェルなどが収まり、ウエストポーチ並みの収納力があります。自分はマラソンレースでも愛用しています。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
- 80秒に1枚売れたランニングパンツ
- 主な特徴
- サイズ感
- 360度ポケットの恐るべき収納力
- 揺れにくい、というか揺れない
- ドライポケットは使いづらい
- インナーブリーフが欲しかった
- 本命レースの「勝負服」
- 総合評価:非常に満足
80秒に1枚売れたランニングパンツ
ミズノは2018年からランニング向けの「マルチポケットパンツ」を展開しており、80秒に1枚売れるヒット商品に育て上げました。1日は86,400秒ですので、80秒に1枚は1日に1,000枚売れた計算になります。
ヒットの秘密はウエスト周りに配置された「360度ポケット」。スマホやジェル、貴重品などがすっぽり収納できて、なおかつランニング中に揺れない優れもの。似たようなパンツは昔からありましたが、アウトドアブランドのハイエンド商品がほとんど。ヒットのもうひとつの理由は求めやすい価格設定にあります。
ミズノのランニング マルチポケットパンツには以下の4つのモデルがあります(2023年3月時点)。いずれも「360度ポケット」が付いていますが、その他に付いてくるポケットや股下の長さが異なります。
マルチポケットパンツ | マルチポケットパンツドライ | マルチポケットパンツプラス | マルチポケットパンツロング | |
---|---|---|---|---|
特徴 | シリーズ定番モデル | 中身が濡れにくいドライポケット付き | サイドポケットとジップポケットをプラス | サイドポケットとジップポケットをプラスしたロングパンツ |
機能 | 360度ポケット | 360度ポケット、ジップポケット、ドライポケット | 360度ポケット、ジップポケット、サイドポケット | 360度ポケット、ジップポケット、サイドポケット |
股下(L) | 14.5cm | 18cm | 18cm | 73.5cm |
定価 | 5,390円 | 6,600円 | 6,600円 | 7,590円 |
主な特徴
今回購入したのは「マルチポケットパンツドライ」。通常タイプだと股下の長さが14.5cmですがドライタイプだと18.0cmあり、長い方が好みなのでそちらを選びました。
まずは前面から。360度ポケットを配置したウエスト周りはガッチリ、それ以外は薄い生地でふんわりしています。右足に反射材のロゴを配置しているので夜道でも安心です。
背面も似たような作りですが、こちらには反射材がありません。
内側にはドローコード(紐)が付いており、ウエストサイズを調整できます。
サイズ感
さすがに人気シリーズだけあってサイズ展開は豊富。以下はウエストサイズの実寸です。
- S/57cm
- M/61cm
- L/65cm
- XL/69cm
- 2XL/73cm
今回はMサイズを選びました。身長170cm、体重60kg、痩せ型の体型ですが、サイズ感は小さめな印象。
「マルチポケットパンツロング」以外は基本的にスリムフィットの設計なので納得です。それから「360度ポケット」の安定感を高めるために、ウエストがカッチリ締め付けられるため、少し窮屈に感じるのかもしれませんね。
360度ポケットの恐るべき収納力
次に肝心の360度ポケットを詳しく見ていきます。
前面ポケット
まず前面には、向かって左側にメッシュポケットとその中にジップポケットを配置。ジップポケットはクレジットカードが入るくらいのサイズです。
メッシュポケットにはスマホがすっぽり収まります。
6.1インチの「iPhone 14 Pro」を入れるとこんな感じ。
向かって右側には小さめのメッシュポケットを2つ配置。
こちらはエナジージェルを縦に入れるのに良さそうです。ポケット1つに2袋ずつ入りました。
ちょっと無理すればパウチタイプのエナジーゼリーも入りますが、メッシュが傷みそうなのでおすすめしません。
側面ポケット
こちらは左側のメッシュポケット。エナジージェル2袋は余裕で入ります。
こちらは右側のメッシュポケット。極細ポケットが2つなので用途がイマイチ不明ですが、エナジージェルを折りたたんで1袋ずつ入れてみました。
背面ポケット
背面には一番大きなメッシュポケットが配置されています。
iPhone 14 Proが余裕で入ります。
給水ボトルだと、200〜300mlサイズは余裕でいけそうですが、500ml(以下の写真)は入り切りませんでした。
パウチタイプのエナジーゼリーは2袋横並びで収納できます。
メッシュポケットの内側には、ドライポケットがあります。水を通さない、伸縮性に優れた生地を使っています。
こんな感じでスマホを包むようにして収納します。
構造を分かりやすくするため、ドライポケットをメッシュポケットの外に出してみました。
揺れにくい、というか揺れない
実際に「360度ポケット」に荷物を入れた状態でランニングしてみましたが、ほとんど揺れないですね。スマホや給水ボトルのように比較的重いものは上下の動きに連動しがちですが、非常に安定感が高いです。
個人的にはこんな使い方をしています。
- 背面ポケット→スマホ
- 前面ポケット(中)→給水ボトル
- 前面ポケット(小)→エナジージェル
- 側面ポケット→自宅の鍵
スマホと給水ポケットを別々に収納できるのは便利ですね。ちなみにスマホを前面ポケット(中)に入れることもできますが、ジップポケットのジッパーがスマホを傷つけてしまう恐れがあります。
ドライポケットは使いづらい
肝心のドライポケットの方はあると便利ですが、出し入れしづらいですね…。ランニング中に一度も取り出さないなら問題ありませんが、自分は写真を撮ることが多いので出し入れが面倒。
ちなみにドライポケットは構造上、洗濯した後に乾きにくいため「ポケット内部を柔らかい布等で水分が残らないよう拭き取る」必要があります。
そもそもiPhoneは防水仕様ですし、濡れても大丈夫なようにケースはサイドバンパーを使用しているので、ドライポケットがなくても困りません。
インナーブリーフが欲しかった
個人的には、最大の不満ポイントはインナーブリーフがないこと。アウトドアブランドの類似品のほとんどがインナーブリーフを内蔵しており、下着が不要なので洗濯物が減って助かります。とはいえ、下にタイツを履く人もいるのでインナーブリーフ付きだと困る人もいるのは理解できます。
本命レースの「勝負服」
レースではスマホやジェル、貴重品を持って走るのでウエストポーチが必要になります。ポケットだと荷物が揺れてストレスになりますからね。しかし「マルチポケットパンツ」はポケットに入れても荷物が揺れず、ウエストポーチが不要で軽量化できて一石二鳥。
今や本命レースの「勝負服」として愛用しており、先日の「さいたまマラソン2024」でも自己ベスト更新&2度目のサブエガに貢献してくれました。
さいたまマラソン2024を2時間47分21秒で完走しました!自己ベスト&2度目のサブエガ。ペースは基本4:00/km、19-36kmは3:50/kmまで攻めの走り。我が地元さいたま市の皆さん有難う!
— tomo. (@tomorunblog) February 12, 2024
🍼Amino Saurus Gel Elite
👟Brooks Hyperion Elite 4
🧦Tabio Racing Run Nanogrip
🩳Mizuno Multi Pocket Pants pic.twitter.com/mqVtXMHFfQ
総合評価:非常に満足
Mizunoの「マルチポケットパンツ」を購入して非常に満足しています。ウエスト周りに配置された「360度ポケット」はスマホやエナジージェル、給水ボトルやシェルなどが収まり、ウエストポーチ並みの収納力があります。
この記事で紹介した「ミズノ ランニング マルチポケットパンツ ドライ」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。
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