BROOKS Hyperion Elite 5 レビュー【素晴らしいけど高すぎ】
BROOKS(ブルックス)最高峰のランニングシューズ、Hyperion Elite 5(ハイペリオンエリート5)が2025年8月に発売されました。早速購入して履いてみたので、フィット感や履き心地、前作Hyperion Elite 4からの変更点等について、忖度なしでレビューします。
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Brooks ハイペリオンエリート5
- 私の個人的な評価
- 主な特徴とスペック
- 【比較】Hyperion Elite 4との違い
- 【試着】サイズとフィット感
- 【良い】反発力と安定感が非常に強い
- 【微妙】ヒール周りのフィット感はイマイチ
- 【体験】フルマラソンで使用
- 【観測】耐久性と寿命
- 【結論】素晴らしいけど高すぎ
私の個人的な評価
BROOKS(ブルックス)はアメリカで人気のランニングシューズのブランドで、最近は日本でも履いているランナーをちらほら見かけます。私はBROOKSのファンでして、ジョギングシューズの定番Ghostシリーズから、最速モデルのHyperion Eliteまで、多数のランニングシューズを所有しています。
最近は「さいたまマラソン2024」を「Hyperion Elite 4」を履いて走り、2時間47分台でフルマラソン自己ベスを更新しました。その後継者に当たる「Hyperion Elite 5」が2025年9月に発売されたと知り、発売日当日に注文しました。
一番驚いたのは価格。「Hyperion Elite 4」も35,200円と高価でしたが「Hyperion Elite 5」は42,900円。ついに4万円超えか…と一瞬怯みましたが、自己ベスト更新に貢献してくれるかもしれないという期待を持って購入…
実際に履いてみて気づいた良い点、悪い点は次のとおり。それぞれ詳しく解説していきます。
良い点
- 無駄のない最高峰のエネルギーリターン
- シューレースが生み出す絶妙なフィット感
悪い点
- ヒール周りのフィット感がイマイチ
- 定価4万円超の高価格帯
主な特徴とスペック
それでは「ハイペリオンエリート5」を詳しく見ていきましょう。
ミッドソールはDNA GOLD
ミッドソールには100%PEBA素材に窒素を高圧注入して生成された「DNA GOLD」を搭載。従来の「DNA FLASH v2」よりも11%軽くなり、エネルギーリターンが14%向上、柔軟性が25%向上しています。
カーボンプレート内蔵
ミッドソールの真ん中には高性能カーボンプレート「Speed Vault Race+」を搭載。推進力を最大化するために、サイズごとにカスタムチューニングされています。
ドロップは8mm
スタックハイトはヒールが40mm、フォアフットが32mm、ドロップが8mmとなっています。ワールドアスレチックス(世界陸連)の基準をギリギリ満たしており、承認シューズリストにも含まれていました。
アウトソール
フォアフットの全面とヒールの両サイドに薄くて凹凸のあるラバーを配置。前作に比べて設置面積が広くなり、安定感が向上しています。
フィット感を極めたアッパー
足に吸い付くようなTPU加工のメッシュアッパーに、シリコン製シューレース構造が雑妙なフィット感を生み出します。メッシュは網の目が荒く、通気性を高め、軽量化に貢献しています。
重量は195g
27cmサイズの公式値は195g。26cmの実測値は190gでした。軽量化が進む最近のレーシングシューズの中では重い部類に入ります。
【比較】Hyperion Elite 4との違い
ハイペリオンエリートは2020年に初代モデルが登場。私は3代目の「ハイペリオンエリート3」と後継モデルの「ハイペリオンエリート4」を所有していますが、派生モデルの「ハイペリオンエリート4 PB」は購入を見送りました。基本スペックの比較は次のとおり。
| ハイペリオンエリート5 | ハイペリオンエリート4 | ハイペリオンエリート3 | |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2025年8月 | 2024年1月 | 2022年6月 |
| ソール | DNA GOLD | DNA FLASH v2 | DNA FLASH |
| カーボンプレート | Speed Vault Race+ | Speed Vault Race | 可変式カーボンプレート |
| アッパー | メッシュ | メッシュ | メッシュ |
| ドロップ | 8mm | 8mm | 8mm |
| 重さ(27cm) | 195g | 205g | 230g |
| 定価 | 42,900円 | 35,200円 | 29,700円 |
まず驚いたのは「ハイペリオンエリート4」から「ハイペリオンエリート5」で定価が7,700円(21%)も値上がりしていること。どこも価格高騰が当たり前とはいえ、4万超えのランニングシューズを買うのは人生で初めてでした。
その他「ハイペリオンエリート5」で進化していると感じたポイントは主に3点。
ミッドソールの素材
DNA FLASH v2からDNA GOLDにアップデートされ、エネルギーリターンがの向上を実感します。またソールが軽量化されたことで、新作5はボリュームが増えているのに重量が10g軽くなっています。
ミッドソールの構造
靴底を見ると、前作4は中足部に大きな窪みがあったのに対し、新作5はフラットな構造になっています。ソールが増したことで反発力も増強されました。
アウトソールの補強
前作4は簡易的なアウトソールだったのに対し、新作5はフォアフットの全面を覆うように補強されています。
【試着】サイズとフィット感
「ハイペリオンエリート5」はユニセックス仕様。前回同様、26.0cmを選びました。やや縦長な構造は変わらず、土踏まずの周りはピッチリ、つま先周りは余裕を感じます。TPU加工されたメッシュ素材は程よい硬さと、しなやかなを両立しており、必要最低限のホールド感と絶妙なフィット感を生み出しています。
【良い】反発力と安定感が非常に強い
新ソールは反発力が強く、それもビヨーンッというバネの感じではなく、ボンッと靴底から突き上げるような反発力が実感できます。
接地面積が大きく設計されていることから、力強い反発力をしっかり受け止められる安定感があります。ブレも少なく、エネルギーロスを最小限に抑え、最大限のエネルギーリターンを享受できます。
【良い】シューレースのフィット感が絶妙
個人的に気に入ったのがシューレースの構造。シューレースを締めるとアッパーがググッと動いて足の形にピタリとフィットします。
【微妙】ヒール周りのフィット感はイマイチ
一方でヒール周りのフィット感はイマイチでした。特にヒールカップは足とシューズの隙間がピッチリ埋まらず、やや浮いた感じがします。
【体験】フルマラソンで使用
2025年10月の「水戸黄門漫遊マラソン」で履いてみました。自己ベストは狙わず、フルマラソンをさ3時間以内で完走することを目的に走りましたが、2時間58分台でフィニッシュできました。安定感と推進力が素晴らしく、最後まで力強くサポートしてくれました。グリップ性能も悪くなく、雨で濡れたアスファルトの上でもスリップする不安はありませんでした。
水戸黄門漫遊マラソン2025を2時間58分7秒NTで完走しました!ほぼ目標通りのイーブンペースでしたが、37km以降のペースダウンはいつもながらの課題。完走メダルの印籠が眩しすぎる。水戸市&関係者の皆様、有難うございました!
— ともらん! (@tomorunblog) October 26, 2025
👟Brooks Hyperion Elite 5
🧢Mammut Climate GORE-TEX cap pic.twitter.com/NtNMT8FhoU
【観測】耐久性と寿命
走行距離100km
前作「ハイペリオンエリート4」はフルマラソン1回でソールの縁の部分がえぐれてしまいましたが「ハイペリオンエリート 5」はアウトソールの補強がしっかりしており、ダメージが最小限に抑えられています。
【結論】素晴らしいけど高すぎ
以上、Brooksの「ハイペリオンエリート5」をレビューしました。新しい「DNA GOLD」ミッドソールとチューニングされたカーボンプレートにより、無駄のない最高峰のエネルギーリターンが実感できます。シューレースが生み出す絶妙なフィット感も感動的。一方でヒール周りのフィット感はイマイチ。定価は42,900円と手が出しづらい価格設定です。
Brooksは、AsicsやAdidas、Nikeほどの知名度もないですから、本当に「ハイペリオンエリート5」の価値が分かる人しか買わないでしょうね。個人的には前作「ハイペリオンエリート4」からの進化を実感できるため、買って満足しています。ただし4万円台はやっぱり高すぎます…。
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Brooks ハイペリオンエリート5
Brooks ハイペリオンエリート 4
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