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Brooks「ゴースト 14」レビュー

Brooks「ゴースト 14」レビュー

2021年9月に発売されたブルックスのランニングシューズ「ゴースト 14(GHOST 14)」を紹介します。

人気シリーズ14代目となる最新モデルは足圧分散が非常に優れており、あらゆるレベルのランナーのジョギングシューズにおすすめです。主な特徴は以下のとおり。

  • ブルックス初のカーボンニュートラルシューズ
  • ミッドソールに衝撃吸収素材「DNA LOFT」を100%使用
  • アッパーに3D Fit Printのエンジニアードメッシュを採用
  • 重さは281g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは12mm
  • 定価は税込14,300円

早速履いてみたので詳しく紹介しますね。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

14代目のゴースト(GHOST)

ブルックス(Brooks)は100年以上の歴史を持つアメリカのシューズメーカーです。

1914年に創業し、バス(海水浴)やバレエ用のシューズに始まり、野球、ローラースケート、フットボールへ展開。1972年頃からランニングシューズに特化しています。

実はブルックスのランニングシューズを買うのは今回が初めてです。選んだのはクッション重視タイプのゴースト(GHOST)シリーズ。

2021年9月に発売されたシリーズ14代目の「ゴースト 14」の特徴は以下のとおり。

  • ブルックス初のカーボンニュートラルシューズ
  • ミッドソールに衝撃吸収素材「DNA LOFT」を100%使用
  • アッパーに3D Fit Printのエンジニアードメッシュを採用
  • 重さは281g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは12mm
  • 定価は税込14,300円

最大の特徴は、ミッドソールがクッション性に優れた衝撃吸収素材「DNA LOFT」のみで構成されていること。

複数のパーツを組み合わせて作られるシューズが多い中、単一素材をフルレングスで使うことで、滑らかな履き心地を実現しています。

「DNA LOFT」はブルックスで最もソフトなクッションと言われています。しかし実際に履いてみた感触としては、足圧が均等に分散され、足裏全体を「面」として受け止めてくれます。

つま先やかかとなど、特定の部分が沈み込むことがなく、ソフトクッションなのに柔らかく感じがいいですね。

前モデル「13」との違い

前作の「ゴースト13」とも比べてみましょう。基本スペックを表にまとめました。

ゴースト14ゴースト13
発売2021年9月2020年8月
重さ281g(27.0cm)287g(27.0cm)
ドロップ12mm12mm
ミッドソールDNA LOFT 100%DNA LOFT+BioMoGoDNA
アッパー2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ
アウトソールセグメントされたクラッシュパッドセグメントされたクラッシュパッド

重さとドロップはほぼ変わりありません。アッパーもアウトソールも基本的な構造は同じです。

「ゴースト14」で大きく進化したポイントはミッドソールです。前作の「13」はDNA LOFTとBioMoGoDNAを組み合わせているのに対し、「14」はDNA LOFT1本で勝負しています。

デザインとスペック

それでは「ゴースト14」を詳しく見ていきましょう。

パッケージが魅力的

開封する前からワクワク感が止まりません。箱のデザインが素敵すぎて、インテリアとして飾っておきたいレベル。

ブルックス初のカーボンニュートラルシューズということで、左上に「CARBON NEUTRAL」のシールが貼ってあります。

箱の内側も秀逸。ブルックスのランニングシューズのこだわりを手書き風アートで伝えています。「WE RUN ON SCIENCE」。素敵ですね。

ミッドソール

横から見るとシュッとした印象を受けます。ドロップが12mmもあり、つま先にかけて細くなっているからでしょう。ミッドソールの上の方に「GHOST」のロゴがさりげなく入っています。

素材はクッション性に優れた「DNA LOFT」のみで構成されています。

アッパー

2層に編み込まれたシームレスのエンジニアードメッシュは、通気性と伸縮性に優れています。継ぎ目のないシームレスな構造なのでフィット感も抜群。

足首周りのアンクルパッドは後方に厚みがあり、アキレス腱を優しく包みながら足首をガッチリとホールドします。

タンは結構分厚い。シューレースは幅広で解けにくいタイプです。

アウトソール

同色のブラックで見分けにくいですが、アウトソールには厚みのあるクラッシュパッドをほぼ全面に配置しています。

かかとの内側には「14」の数字がさりげなく入っています。

メンズ25.5cm(ワイド)の重さは、実測値で258gでした。

サイズ感

「ゴースト14」のサイズ展開は以下のとおり。

幅広(ワイド)タイプは、メンズは「Wide」と「Super Wide」、レディースは「Wide」が用意されている。

ランニングシューズ選びでは25.5cmと26.0cmで悩みますが、「ゴースト14」はメンズ25.5cmの「Wide」を選びました。足指周りのスペースに余裕があり、ちょうど良いサイズ感でした。

耐久性

こちらは後日、アップデートします。

デビューラン 10km

まずはデビューラン後の状態。ほぼ無傷。アウトソールのクラッシュパッドがめっちゃゴツいので耐久性は高そうです。

履いてみた感想

ここからは実際に「ゴースト14」を履いてみた感想をまとめます。

柔らかくないソフトクッション

「DNA LOFT」はブルックスの中で最もソフトなクッションのはずですが、実際に履いてみると柔らかく感じません。

なぜなら着地の際に沈み込まないから。足圧が均一に分散されるため、着地の衝撃を足裏全体で受けて止めているようなイメージです。

感覚的にはホカのマキシマムクッションに近いですが、マキシマムクッションは足裏全体がギュッと沈み込むのに対し、DNA LOFTは表面張力によって浮いているような感覚。

フカフカしたクッションが苦手な人はきっとハマると思います。

最適ペースは5:30〜6:30/km

初マラソン〜サブ5、あるいはシリアスランナーのジョギング〜LSDに最適な1足だと思います。実際に走ってみた感触としては、5:30〜6:30/kmのペースレンジが最もしっくり来ました。

クッションが柔らかすぎないので、4:30/kmくらいまでは攻めていけそうです。

普段履きとしても快適

今回は落ち着いた印象のブラックを選んだので、普段履きとしても違和感なく使えます。ただし運動靴っぽさが抜けきれず、野暮ったい感じは否めません。職場に履いていくのはちょっとハードルが高いですね。

おまけ

ランニングシューズ選びではナイキやアシックス、ミズノやOnなど有名ブランドに目が行きがちですが、ブルックスもそれらに負けないくらい素敵なランニングシューズを作っています。

しかも、レースシューズからジョギングシューズまでラインアップが揃っています。選択肢に入れないのはもったいないですよ。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「ブルックス ゴースト 14」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

ブルックス ゴースト 14