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【Brooks ゴースト15】レビュー:脚が自然と前に出るジョグシューズ 【Brooks ゴースト15】レビュー:脚が自然と前に出るジョグシューズ 【Brooks ゴースト15】レビュー:脚が自然と前に出るジョグシューズ 【Brooks ゴースト15】レビュー:脚が自然と前に出るジョグシューズ

【Brooks ゴースト15】レビュー:脚が自然と前に出るジョグシューズ

今回紹介するのは、Brooksのジョギングシューズ「ゴースト15」。クッション性能と推進力に定評のある人気シリーズ「ゴースト」の15代目モデルです。アップデートされた「DNA LOFTv2」はレスポンスが向上。カカトを中心に程よい反発力があり、12mmのドロップとの相乗効果で脚が自然と前に出ます。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

主な特徴

Brooksの「ゴースト15」は、改良された衝撃吸収素材「DNA LOFTv2」を搭載したBrooksのロードランニングシューズです。主な特徴は次のとおり。

ソール
DNA LOFTv2
アッパー
エンジニアードメッシュアッパー
ドロップ
12mm
重さ
280g(メンズ27.0cm)
定価
16,500円
発売
2022年11月

ミッドソール

「DNA LOFTv2」を搭載したミッドソールは、クッション性能だけでなく、その形状も大胆にアップデート。丸みを帯びた形状は、優しい印象を与えます。クッションは軽量で柔からかいのですが、適度な反発力を持ち、クッション性能と推進力を絶妙なバランスで両立させています。

アウトソール

アウトソールは区分けされたクラッシュパッドを配置し、その上に耐久性とグリップ性能に優れたラバー素材で覆っています。カカトの真下には「DNA LOFTv2」の文字が刻まれています。

アッパー

アッパーには2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュを採用。通気性を高めつつ、耐久性も妥協しません。新作では上部にもメッシュの穴が設けてつシューレース(紐)の構造は前作から軽量化・簡素化されています。

重さ

重さは公式値ではメンズ27.0cmが280g。メンズ25.5cmのワイドは実測値で251gでした。前作は同サイズで258gだったので、7gだけ軽量化しています。

サイズ感

ゴースト15の男女別のサイズ展開は次のとおり。足幅は標準モデルに加え、メンズはワイドモデルとスーパーワイドモデル、レディースはワイドモデルが選べます。

メンズ
25.0~30.0cm
レディース
22.0~26.0㎝

今回は、メンズ25.5cmのワイドモデル、カラーはBlackを選びました。

普段、ランニングシューズ選びでは標準モデルなら26.0cm、幅広モデルなら25.5cmがジャストフィットになることが多いですが、ゴースト15は25.5cmのワイドモデルでちょうど良いサイズ感でした。スーパーワイドを選ばなくて良かったです。

脚が自然と前に出る

前傾しているためゴースト15を履いて直立するだけで、身体の重心が前に移動する感じがします。そして身体を前に傾けると、脚が自然と前に出ます。これは前作にはなかった感覚ですね。ゴーストシリーズはクッション重視のジョギングシューズですがゴースト15はその中でもよりスピードが出しやすくなったと言えますね。

足首周りのフィット感が最高

フィッテイングの段階から、足首周りの快適性を実感します。厚めのタンとアンクルパッドが足首を包み込み、優しく固定してくれます。シューレースに少しだけ伸縮性を持たせることで、紐をキツめに結いても締め付け感がありません。

カカトのサポートが素晴らしい

ゴースト14は足圧が均一に分散される履き心地が特徴でした。まるで雲の上に乗っているような感じで、それはそれでクセになります。ゴースト15はそれが一変し、足圧がカカト寄りになります。表現が難しいのですが、カカトの下の部分だけクッションに厚みがあり、そこが足とシューズの「支柱」となるようなイメージです。

12mmのドロップは前作から変更なしですが、実際に足を入れるとゴースト15はかなり前傾しているように感じます。ゴースト14は逆にフラットに感じました。こういう感覚的な部分は実際に履いてみないと分からないですよね。

ゴースト14との違い

ゴースト15は、Brooksの人気シリーズ「ゴースト」の第15代目モデルです。前作のゴースト14との基本スペックを比較します。

ゴースト15ゴースト14
発売2022年11月2021年9月
重さ280g(27.0cm)281g(27.0cm)
ドロップ12mm12mm
ミッドソールDNA LOFTv2DNA LOFT 100%
アッパー2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ
アウトソールセグメントされたクラッシュパッドセグメントされたクラッシュパッド
価格16,500円14,300円

ゴースト14に比べると、重さ、ドロップ、アッパー、アウトソールは大きな変更点はありません。ミッドソールはゴースト14でフルレングスの「DNA LOFT」が初めて採用され、ゴースト15では改良された「DNA LOFTv2」を搭載しています。結果、履き心地が大きく異なるため、メジャーアップデートと言って差し支えないでしょう。

以下の写真は、ゴースト15(左)とゴースト14(右)を並べたもの。ミッドソールの形状がアップデートされ、新作ではクッションが横にポコっとはみ出しています。デザイン的にユニークで可愛らしいですよね。

アウターソールはセグメントされたクラッシュパッドを継承し、ほぼ変わりなしです。一方で、定価はインフレの影響を受けているのか2,200円アップしています。

DNA LOFTv2とは?

最後に、ゴースト15のミッドソールに搭載されている「DNA LOFTv2」について解説します。最も詳しい情報は、英語のBrooksの公式サイトに載っています。

初代「DNA LOFT」は、Brooksのランニングシューズでクッションが最も柔らかく、レスポンスと耐久性にも優れたソール材。DNAフォーム、空気、ラバー材を配合しています。

2代目の「DNA LOFTv2」は密度の低いDNAフォームに全く新しい配合で空気とラバー材を配合しています。その結果、軽量で沈み込みすぎないソール材に生まれ変わりました。

総合評価:非常に満足

Brooksの「ゴースト15」を購入して非常に満足しています。アップデートされたミッドソール「DNA LOFTv2」とアウターソールのとクラッシュパッドが絡み合い、クッション性能と推進力を絶妙に両立しています。一方、均一な足圧分散とニュートラル感が特徴のゴースト14とは別物なので、前作が好きだった方は違和感を感じるかもしれません。

クッション性能と推進力を良質したジョギングシューズが欲しい人におすすめの1足です。自分は主に10〜15kmのジョギングで使用しています。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「Brooks ゴースト15」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

Brooks ゴースト15

定価:16500円