自費レビュー|ブルックス ゴースト 15

マラソンブロガーのtomoです。

2022年11月に発売されたブルックスのランニングシューズ「ゴースト 15(GHOST 15)」を紹介します。

人気シリーズ15代目となる最新モデルはカカト周りのサポートが高まりました。主な特徴は以下のとおり。

  • ペットボトル8本分のリサイクルポリエステルを使用
  • 改良された衝撃吸収素材「DNA LOFTv2」を搭載
  • 3Dフィットプリントによるエンジニアードメッシュアッパー
  • 重さは280g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは12mm
  • 定価は税込16,500円

ランニング初心者がマラソン大会で履いたり、シリアスランナーがジョギングで履いたり、あらゆる層のランナーにおすすめの1足です。早速履いてみたので詳しく紹介しますね。

今回紹介する「ブルックス ゴースト 15」は以下の通販サイトから購入できます。

サイズ選びに不安があるなら、Amazonの無料試着サービス「Prime Try Before You Buy」を使って自宅で試着してみましょう。気になるサイズや色をまとめて注文、不要なものは無料で返送・返品できますよ。

目次と内容

15代目のゴースト

ブルックス(Brooks)は100年以上の歴史を持つアメリカのシューズメーカーです。

創業は1914年。もともと野球やフットボールのシューズを得意としていましたが、1970年代からランニングシューズに特化しています。

中でもロングセラーモデルとして人気なのがゴースト(GHOST)シリーズ。日本語では「お化け・幽霊」の意味ですね。

毎年改良を重ねており、2022年11月には15代目となる「ゴースト15」が発売されました。主な特徴は以下のとおり。

  • ペットボトル8本分のリサイクルポリエステルを使用
  • 改良された衝撃吸収素材「DNA LOFTv2」を搭載
  • 3Dフィットプリントによるエンジニアードメッシュアッパー
  • 重さは280g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは12mm
  • 定価は税込16,500円

最大の特徴は、スムーズの走り心地を生み出すクッションにあります。

アップデートされた「DNA LOFTv2」とクラッシュパッド(Crash Pad)と呼ばれるアウターソールクッションの組み合わせが、クッション性能と推進力を絶妙なバランスで両立。この履き心地はクセになります。

前作との違い

前作「ゴースト14」と比較してみましょう。基本スペックを表にまとめました。

ゴースト15ゴースト14
発売2022年11月2021年9月
重さ280g(27.0cm)281g(27.0cm)
ドロップ12mm12mm
ミッドソールDNA LOFTv2DNA LOFT 100%
アッパー2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュ
アウトソールセグメントされたクラッシュパッドセグメントされたクラッシュパッド
価格16,500円14,300円

重さ、ドロップ、アッパー、アウトソールは大きな変更点はありません。

ミッドソールは前作でフルレングスの「DNA LOFT」が初めて採用されました。新作では改良された「DNA LOFTv2」を搭載しています。

以下の写真は、左が新作の「ゴースト15」で、右が前作の「ゴースト14」です。パッと見た感じでは違いが分かりません。

シューズの基本的な構造は同じですが、ミッドソールの形状がアップデートされました。新作ではクッションが横にポコっとはみ出しています。デザイン的にユニークで可愛らしいですよね。

アウターソールはセグメントされたクラッシュパッドを継承し、ほぼ変わりなしです。

価格は2,200円アップしています。インフレの影響でしょうか……。

デザインとスペック

それでは「ゴースト15」を詳しく見ていきましょう。

まずは側面から。「DNA LOFTv2」を搭載したミッドソールは、クッション性能だけでなく、その形状も大胆にアップデートしています。丸みを帯びた形状は、優しい印象を当てます。

クッションは軽量で柔からかいのですが、適度な反発力を持ち、クッション性能と推進力を絶妙なバランスで両立させています。

アッパーには2層に編み込まれたシームレスなエンジニアードメッシュを採用。通気性を高めつつ、耐久性も妥協しません。

新作では上部にもメッシュの穴が設けてつシューレース(紐)の構造は前作から軽量化・簡素化されています。

足首周りは、分厚いタンとアンクルパッドで包み込みます。

アウトソールは区分けされたクラッシュパッドを配置し、その上に耐久性とグリップ性能に優れたラバー素材で覆っています。

カカトの真下には「DNA LOFTv2」の文字が刻まれています。

メンズ25.5cm(Wide)の重さは実測値で251gでした。前作は同じサイズで258gだったので、7gだけ軽量化されました。

サイズ感

「ゴースト15」のサイズ展開は以下のとおり。

  • メンズ:25.0~30.0cm
  • レディース:22.0~26.0㎝

幅広(ワイド)タイプは、メンズは「Wide」と「Super Wide」、レディースは「Wide」が選べます。

ランニングシューズ選びでは25.5cmと26.0cmで悩みますが、「ゴースト15」はメンズ25.5cmの「Wide」を選びました。足指周りのスペースに余裕があり、ちょうど良いサイズ感でした。

履いてみた感想

ここからは実際に「ゴースト15」を履いてみた感想をまとめます。

足首周りのフィット感が最高

まずフィッテイングの段階から、足首周りの快適性を実感します。厚めのタンとアンクルパッドが足首を包み込み、優しく固定してくれます。

シューレースに少しだけ伸縮性を持たせることで、紐をキツめに結いても締め付け感がありません。

カカトのサポートが素晴らしい

「ゴースト14」は足圧が均一に分散される履き心地が特徴でした。まるで雲の上に乗っているような感じで、それはそれでクセになります。

「ゴースト15」はそれが一変し、足圧がカカト寄りになります。表現が難しいのですが、カカトの下の部分だけクッションに厚みがあり、そこが足とシューズの「支柱」となるようなイメージです。

12mmのドロップは前作から変更なしですが、実際に足を入れると「ゴースト15」はかなり前傾しているように感じます。「ゴースト14」は逆にフラットに感じました。

こういう感覚的な部分は実際に履いてみないと分からないですよね。

脚が自然と前に出る

前傾しているため「ゴースト15」を履いて直立するだけで、身体の重心が前に移動する感じがします。そして身体を前に傾けると、脚が自然と前に出ます。

これは前作にはなかった感覚ですね。ゴースト・シリーズはクッション重視のジョギングシューズですが、「ゴースト15」はその中でもよりスピードが出しやすくなったと言えますね。

おまけ

レースで1秒で速いタイムを狙いたいなら、同じブルックスの最速マラソンシューズの「ハイペリオンエリート3」がおすすめです。

「tomo」も履いていますが、ハイスピードでも走行安定性が極めて高く、コロコロ転がして走る独特のライド感がクセになりますよ。

今回紹介した「ブルックス ゴースト 15」は以下の通販サイトから購入できます。

サイズ選びに不安があるなら、Amazonの無料試着サービス「Prime Try Before You Buy」を使って自宅で試着してみましょう。気になるサイズや色をまとめて注文、不要なものは無料で返送・返品できますよ。

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