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THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】 THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】 THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】 THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】
4 ★★★★☆

THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】

2026年2月にTHE NORTH FACE(ノースフェイス)の新作ランニングシューズ、Vectiv Forward(ベクティブフォワード)が発売されました。同社が「ロード専用シューズ」に本格参入する初のモデルということで興味を持ちました。実際の履き心地やフィット感、そしてロード専用シューズの実力を忖度なしでレビューします。

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THE NORTH FACE Vectiv Forward レビュー【信者待望のロードランシューズ】

THE NORTH FACE Vectiv Forward

4 ★★★★☆

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個人的な評価

世の中に「ノースフェイス信者」って一定数いますよね。世界的アウトドアブランド、THE NORTH FACE(ノースフェイス)の熱烈なファンで、アウトドアに限らず生活の全てをTHE NORTH FACEの製品でまとめたい人。私自身はそれほど信仰心は高くありませんが、ランニングや日常生活でほぼ毎日使っているので、末端の信者と言っても差し支えないと思います。

そんな信者に嬉しいニュース。2026年2月にノースフェイス初のロード専用のランニングシューズ「Vective Foward」が発売されました。これまでロードでも使えるトレランシューズはありましたが、こちらはアスファルトでの走行に最適化されたモデル。

もともと2月はPUMAの「Deviate Nitro Elite 4」を購入する予定でしたが、急きょその資金を「Vectiv Foward」に充てて購入。実際に履いてみて気づいた良い点、悪い点は次のとおり。それぞれ詳しく見ていきます。

良い点

  • 走行安定性能が高い
  • ホールド感が素晴らしい

悪い点

  • ヒールカップが頼りない

主な特徴と仕様

それでは早速「Vectiv Forward」を詳しく見ていきましょう。

ミッドソールはDREAMフォーム

「Vective Foward」はトレランシューズで培われた他層構造のソールユニット「VECTIV 3.0」を進化させ、ロードランニング用にカスタマイズしています。ミッドソール素材は軽量で反発性能に優れた「DREAMフォーム」を採用。つま先とカカトに向けて上に反ったロッカー構造が特徴です。

3D形状のカーボンプレートを搭載

ミッドソールの上に貼り合わせるように、反発性の高いカーボンプレートを搭載。また中足部の側面を包み込む立体構造に仕上げることで、足のねじれと横ブレを抑え、推進力を高めています。

アウトソールはSurfaceCTRLラバー

靴底にはアスファルトに最適化され、ドライやウェットな路面でも高いグリップ性能を発揮する「SurfaceCTRLラバーアウトソール」を採用。

アッパーはブリーザブルメッシュ

アッパーは通気性に優れたメッシュ素材を使用。シュータンはシューズと一体化したガセットタン仕様で、ヒールカップやアンクルパッドは必要最低限のパッドを配置しています。

重量は255g(27cm)

カタログ値では27.0cmが255g、私が購入した26.0cmの実測値が233gでした。

ドロップは6mm

スタックハイトはヒールが35.0mm、前足部が29.5mm、ドロップは四捨五入して6mmとなります。見た目の分厚さの割にはそれほど高くない印象。

サブ3〜サブ4向け

公式サイトによると「Vectiv Foward」は、フルマラソンで3〜4時間で完走を目指すランナーをターゲットにしています。またウルトラマラソンなど長距離に適したモデルとなります。

定価は27,500円

ここ数年ランニングシューズの価格が高騰しており、プレミアムジョギングシューズは2万円前後、最上位レースシューズは3万円前後が当たり前になりました。「Vectiv Foward」は各社のランニングシューズ最上位モデルに近い価格帯となります。

サイズとフィット感

サイズは男女共通のユニセックス仕様で、23.0から29.0cmまで0.5cm刻みで展開しています。私は身長170cm、体重60kg、ランニングシューズのサイズは通常タイプなら26.0cm、幅広ワイドタイプなら25.5cmがジャストフィットなります。

今回は「Vectiv Foward」の26.0cmを購入しました。足を入れた感想としては、長さはちょうど良く、つま先のスペースも十分に確保されています。一方で側面はややタイトな印象で、横からキュッと押さえつけられるような感じです。

【解説】Vectivとは?

履き心地について語る前に、そもそも「Vectiv」とは何者なのか?もともとVectivは、THE NORTH FACEのトレイルランニングシューズのコレクションとして展開されていました。

トレイルランニングシューズ

以下はトレラン用に展開しているモデル。

Summit VECTIV Pro3Summit VECTIV Sky2Summit VECTIV Enduris 4
定価33,000円29,700円24,200円
主な用途用途ロングディスタンス〜ウルトラディスタンスショート〜ミドルディスタンス向けロングディスタンス向け
重量(27cm)295g240g285g
ドロップ6mm(39.0mm/33.0mm)5mm(27.0mm/21.0mm)4mm(35.0mm/29.0mm)

ロードランニングシューズ

今回新たにラインアップに加わったのが、以下の2種類のロードランニング向けシューズ。「Vectiv Forward」は「Summit Vective Pro 3」が、「Vectiv Versa」は「Summit Vectiv Sky2」がベースになっています。

VECTIV ForwardVECTIV Versa
定価27,500円24,750円
主な用途サブ3〜サブ4、ウルトラマラソントレーニングからレースまで
重量(27cm)255g250g
ドロップ6mm(35.0mm/29.5mm)6mm(30.5mm/24.5mm)

【良い】走行安定性能が高い

早速「Vectiv Forward」を履いて10kmほどランニングしてきました。最初に実感したのは安定性能の高さ。ロッカー構造により接地面積が小さいため、直立した状態だと足がフラフラしますが、一度走り走り始めれば安定感が高く感じます。しかも横ぶれがまったく無いんですよね。

一般的なカーボンプレートはミッドソールに内蔵されていますが「Vectiv Forward」はミッドソールの上に配置することで、足を側面から包みこみ、横ぶれを抑える役割も担っています。推進力と安定感が高まり一石二鳥。

【良い】ホールド感が素晴らしい

個人的にはシュータンが非常に気に入りました。厚めの生地で足の甲をしっかりと包みこみ、さらにシューズと一体化したガセットタン仕様にすることで前足部〜中足部をガッチリ固定。ホールド感が素晴らしいです。

【微妙】ヒールカップが頼りない

一方で微妙だなと感じたのがヒールカップ。足の収まりは悪くありませんが、ピッチリと密着する感じではなく、所々に隙間が残ります。そして守られている感が薄い。

アンクルパッドもペラペラして必要最低限のパッドを配置するのみ。足首からカカトまでの微妙なホールド感を前足部〜中足部が補っている感じです。

【賛否】ロッカー構造は好みが分かれそう

「Vectiv Forward」のロッカー構造を生かし、ロッキングチェアのように転がして走るにはある程度のスピードが必要。実際に6:00/km、5:00/km、4:00/kmでアスファルトの上を走ってみましたが、個人的に最も快適に感じたのは5:00/km。フルマラソンのタイムでいうと「サブ4」ですね。これが速すぎず、遅すぎず、最も心地よく走れるペースでした。

私のフルマラソン自己ベストは2時間47分。「Vectiv Forward」は4:00/kmでも問題なく走れますが、サブ3やサブエガを狙うレースで履くかと問われると、たぶん履かないですね。なぜならカーボンプレートを搭載しているものの、安定感を高めるものであって、高い反発力やエネルギーリターンを期待できるカーボンプレートではないから。

またロッカー構造は履く人を選ぶシューズだと思います。個人的には10kmやハーフマラソンまでなら有りですが、フルマラソンだとちょと無理かも。これまで所有したランニングシューズで最も近いのは、HOKAの「Carbon X」や「Carbon X 2」。これらもロッカー構造を最大限に生かして推進力を得るシューズでしたが、フルマラソンで使ったことは無いですね。

またカーボンプレートは搭載していませんが、最近購入したシューズだとONの「Cloudsurfer Max」がロッカー構造を生かしたシューズとして属性が近いかなと思います。価格は「Cloudsurfer Max」の方がお求めやすくなっています。

【結論】信者待望のロードランシューズ

以上、THE NORTH FACEが初めてロードランニングに本格参入した「Vectiv Forward」をレビューしました。実際に履いた感想としては、走行安定性能が高く、前足部〜中足部のホールド感が素晴らしい。足首からカカトにかけてのホールド感は物足りなさを感じますが、ロッカー構造をうまく生かして推進力を得られれば、非常に快適に走れるシューズだと思います。

ノースフェイス信者なら間違いなく「買い」だと思いますし、まあ誰かに背中を押されなくても買っちゃいますよね。今まで空白だったロードランニング専用のシューズの枠を埋めてくれますし、私もほぼ衝動買いでポチってしまいましたから。

しかしランニングシューズとして純粋に評価する場合、ポジショニングが微妙なシューズだとは思います。価格帯は各社のレースシューズの最上位モデルと同等なのに、レースシューズとしてはスペック・性能で劣る。かといってプレミアムジョギングシューズとしては割高。まあその差分がブランドプレミアムであり、信者なら刺さる部分なんでしょうね。

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール