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Hoka「カーボン X 2」レビュー

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Hoka「カーボン X 2」レビュー

2021年1月に発売されたホカのランニングシューズ「カーボンX2」を紹介します。

初代「カーボンX」を全面リニューアルしたホカの最速マラソンシューズです。主な特徴は以下のとおり。

  • カーボンファイバープレートを搭載
  • 後方に突き出た二股のヒール設計
  • アッパーにプルタブ、マチ付きのタンを採用
  • 重さは239g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは5mm
  • 定価は税込24,200円

「とも」は発売日に注文しました。早速履いてみたので詳しく紹介しますね。

更新日: 公開日:

目次と内容

進化したカーボンプレート

ホカ(HOKA)のランニングシューズといえば、柔らかくて分厚いマシュマロのようなクッションがトレードマークです。

しかし今回紹介するカーボンシリーズは、まるで鋼のように硬いソールを持ち、爆発的な推進力を生み出します。

シリーズ2代目となる「カーボンX2」の特徴は以下のとおり。

  • カーボンファイバープレートを搭載
  • 後方に突き出た二股のヒール設計
  • アッパーにプルタブ、マチ付きのタンを採用
  • 重さは239g(メンズ27.0cm)
  • ドロップは5mm
  • 定価は税込24,200円

最大の特徴は、カーボンファイバープレートを内蔵していること。さらにそれをクッション性に優れた「PROFLY」ミッドソールを掛け合わせることで、驚異的な推進力を生み出します。

ロードランニングでより速く、より長く走りたい人におすすめのシューズとなっています。

前作との違い

前作の「カーボンX」との違いも見ていきましょう。基本スペックを表にまとめました。

カーボンX2カーボンX
発売2021年1月2019年5月
重さ(メンズ27cm)239g241g
ドロップ5mm5mm
ミッドソールPROFLYテクノロジー、カーボンファイバープレートPROFLY Xテクノロジー、カーボンファイバープレート
アッパーエンジニアードメッシュ、プルタブ、マチ付きのタンエンジニアードメッシュ
アウトソールラバライズドEVAラバーEVA

両者を比べると、基本的な設計は大きく変わっていないものの、パーツ毎に見ると違いは一目瞭然です。

写真の左が「X」、右が「X2」。まずはアッパーから見ていきましょう。「X2」にはアキレス腱を包み込み、シューズの着脱をしやすくするプルタブを搭載。タンはマチ付き。軽量化とフィット感の向上に貢献しています。

ヒールの形状も異なります。「X2」は後方に大きく突き出ています。さらに中央部が窪んでおり、ヒールに向かってボリュームを増しています。これが「X」にはない安定感を生み出します。

靴底を見ると、アウトソールの窪みが「X2」はやや前面に移動しているのが分かります。

メンズ26.0cmの重さは実測値で227gでした。

デザインとスペック

それでは「カーボンX2」を詳しく見ていきましょう。

まず側面に注目してください。白い部分はホカのプロフライ(PROFLY)テクノロジーを採用したミッドソール。

クッション性を高めるために程よい弾力と厚さを持ったヒール部分と、推進力を高めるためにある程度の硬さを持たせた前足部分を組み合わせています。

真横から見ると、どうしても突き出たヒールに目が行ってしまいますね。

次に、アッパーを見ていこう。

前方と側面には通気性の良いエンジニアードメッシュを採用しています。前モデルの「カーボンX」に比べると作りがしっかりしています。耐久性も高そう。

シューレース周りも強化されており、特に上部を二重構造にすることでフィット感も向上しています。

足首周りのアンクルパッドは必要最低限のクッションを配置。キツネの耳のようにピンと立ったプルタブは、アキレス腱を包み込むだけでなく、シューズの着脱の際に役立ちます。

靴底のアウトソールにはラバライズドEVA素材を採用し、接地時の衝撃を軽減してくれます。また、ヒールに向かって接地面積を広くすることで、走行安定性を高めています。

真ん中の窪みを中心に「X」の形になっており、四方に分散されたアーチ構造がクッション性をさらに高めています。

EVA素材のインナーソールは取り外しが可能。ペラペラに薄いです。

サイズ感

「カーボンX2」のサイズ展開は以下のとおり。

  • メンズ:25.0〜29.0cm/30.0cm
  • レディース:22.0〜25.0cm

ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷いますが、前作の「カーボンX」は25.5cmで横幅が少し窮屈だったので、「カーボンX2」はワンサイズ上の26.0cmを選びました。横幅にゆとりのあり、ちょうど良いサイズ感です。

耐久性

こちらは後日、アップデートします。

デビューラン

とりあえず10km走った後の様子は以下のとおり。

150km

靴底の耐久性は素晴らしい。汚れて真っ黒ですが、目立った損傷はありません。

履いてみた感想

「カーボンX2」を実際に履いてみて気づいたことをまとめます。

アッパーのフィット感が素晴らしい

前作とは比べ物にならないほどフィット感が素晴らしいです。まず、タンのマチの部分が足の形にピタリとフィットします。そして、シューレースの上部を二重構造にすることで、足を優しく、しっかりと包み込んでくれます。

柔軟性を増したクッション

ミッドソールとアウトソールの間にカーボンファイバープレートは「板」のような役割を担っていますが、前作に比べると、柔軟性としなやかさがあります。

安定感の高い走行性能

ヒールを後方に突き出し、ヒール部分のアウトソールにボリュームを加えることで安定感の高い走りをサポートします。ハイスピードで走っている時ほど、安定感が実感できました。

おまけ

今や厚底クッションはハイスピードシューズの常識となりましたが、柔らかすぎるクッションが苦手なランナーもいます。

そんな方におすすめなのが、ホカのカーボンシリーズ。厚底ですが、鋼のように硬いのが特徴です。着地の際もバネのようにしてリターンを得るのではなく、ロッキングチェアのように転がして前に進みます。

この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterStravaでも発信しています。

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Hoka「カーボン X 2」レビュー

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