【レビュー】Hoka カーボンX
2019年5月に発売されたホカのランニングシューズ「カーボンX」を紹介します。カーボンファイバープレートを搭載し、ロッキングチェアのように転がして走ることで驚異的な推進力が得られます。

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目次と内容
カーボンファイバープレート搭載
ホカ(Hoka)は、米国カルフォルニア州に本拠地を置くランニングシューズのメーカーです。
同社が作るランニングシューズはマシュマロのような柔らかい厚底クッションがトレードマークとなっています。
中でも人気なのがクリフトン(CLIFTON)というフラグシップモデル。柔らかいクッションのおかげで、硬いアスファルトの上を長時間走り続けても足が疲れません。
今回紹介する「カーボンX」は、従来のホカのランニングシューズとは一線を画するモデルです。クッションは柔らかくなく、むしろ硬めです。
さらにミッドソールにカーボンファイバープレートを内蔵し、高速ペースでのランニングをサポートします。

2019年5月4日に開催された「PROJECT CARBON X」では、Jim Walmsleyが「カーボンX」を履いて50マイル(約80km)の世界記録を更新しました。
つまり、トップ選手が世界記録を狙えるランニングシューズなのです。
Set the bar to impossible. You never know how high you’ll get when you reach for it. 4:50:08. 5:48/mile. Your new 50-mile World Record Holder, @walmsleyruns #timetofly pic.twitter.com/pLKq5rriuw
— HOKA ONE ONE (@HOKAONEONE) 2019年5月4日
デザインとスペック
それでは「カーボンX」を詳しく見ていきましょう。
手に取ってみると、見た目からは想像できないほどの軽さに驚きます。

横(内側)から見た様子。PROFLY X(プロフライエックス))のロゴがキラリと光ります。PROFLY Xは硬めのクッションで高速ペースのランニングに適しています。

横(外側)から見た様子。それにしてもソールが分厚いですね。カカトの部分なんか、アッパーよりもソールの方が高さがあります。

つま先とカカトが上に反っているのも特徴です。カーブに沿ってロッキングチェアのような動きをすることで、自然と足が前に進みます。
靴底の様子。ミッドフットの真ん中にある菱形の穴から、黒のカーボンファイバープレートがチラリと見えます。

真上から見た様子。アッパー部分には軽量で通気性のあるシングルレイヤーのエンジニアードメッシュを採用しています。

インナーは極薄です。

メンズ25.5cmの重さは実測値で224gでした。

履いてみた感想
実際に「カーボンX」を履いてみた感想をまとめます。
自然と足が前に出る
フォアフットの部分が上に反っているため、重心を前に移動するとカクンと前に転がり、自然と足が前に出ます。それを左右で繰り返していると、自然と高速ペースで走っています。
抜群の推進力
ミッドソールにカーボンファイバープレートを内蔵することで、非常に高い剛性と爆発的な推進力を実感します。高速ペースで長時間走り続けても疲れにくく、中距離よりも長距離に向いてそうです。

ズレなし、ぴったりフィット
足首周りのアンクルパッドが足の形にピタリとフィットします。シューズがしっかりと固定され、走行中にズレたりブレたりする心配はありません。

高い安定感
ホカのランニングシューズに共通して言えることですが、靴底の接地面積が広く取られているため、着地の際に高い安定性を実感します。

実戦レビュー
デビュー戦は「シドニーハーフマラソン2019」。アップダウンが多いコースでタイムは微妙でしたが、脚へのダメージを最小限に抑えてくれました。
Hoka One One の新モデル「Carbon X」を履いて「シドニーハーフマラソン」を走ってきました 驚くほど厚底なのに驚くほど軽い 平均ペース4’12/kmで高い安定性と推進力を実感。脚の疲れは微塵もない。次はフルマラソンを走ってみたい pic.twitter.com/BHOrbJq0DF — とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年5月18日
「釧路湿原マラソン2019」の30km部でも履いてみました。ロッキングチェアのように転がしながら上手くリズムに乗れると、飛ぶように走れます。
今日の釧路湿原マラソン30kmは #ホカオネオネ の「カーボンX」で挑みました!
— tomo✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) July 28, 2019
真夏日の過酷なレースでしたが、最後まで快走できました😀
このシューズは、上手くリズムに乗れれば、翔ぶように走れる。まだ再現性が100%理解できてないけど🤔
徹底レビュー👉https://t.co/NW7dUVmKw8 pic.twitter.com/5MhMjFs7Fj
アッパーは取扱注意
アッパーのエンジニアードメッシュは通気性に優れている反面、薄くて耐久性に不安があります。実際に、縁石にぶつけたら、すぐに穴が開いてしまいました。
Hoka One One の新シューズ「Carbon X」でシドニーハーフマラソンを完走
レース中、縁石に足をぶつけたら穴が開いてしまった😞 アッパーは極薄なので取扱いに注意が必要 pic.twitter.com/cX7K3MnHZW — とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年5月18日
おまけ
「カーボンX」はホカの初のカーボンファイバープレート搭載シューズということで話題になり、発売日直後から品薄状態が続きました。
日本の公式サイトでは注文できず、たまたま出張で訪れていたオーストラリアの公式サイトで在庫を見つけ、宿泊先のホテルに届けてもらいました。
ナイキの厚底シューズもそうですが、ランニングシューズですら人気モデルは世界中で在庫の奪い合いとなっています。
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