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【サーマル バーサ グリッド クルー レビュー】冬ラン長袖シャツの定番
The North Faceの2024年秋冬モデルの長袖シャツを購入しました。「サーマル バーサ グリッド クルー」は保温力に優れ、汗をかいてもベタつかないのが良いですね。
サーマル バーサ グリッドとは?
The North Faceの製品名って、製品名が長くて意味不明ですよね。今回紹介する「サーマル バーサ グリッド クルー」の意味は次のとおり。
- サーマル(thermal)→熱
- バーサ(versa)→逆(裏)
- グリッド(grid)→格子状
- クルー(crew)→丸首のネックライン
「サーマル バーサ グリッド」は、The North Faceが開発したフリース生地です。防寒ウェアの裏地(=バーサ)に使われていて、格子模様(=グリッド)のマイクロ起毛が暖かさ(=サーマル)をキープします。
2024年秋冬モデルではは、フーディー、クルーシャツ、ヘッドバンド、ビーニーに「サーマル バーサ グリッド」が使われています。
クルーの主な特徴
The North Faceの「サーマル バーサ グリッド クルー」は、通気性と保温力のバランスを追求した、中厚手フリースのランニング用長袖シャツです。主な特徴は次のとおり。
- メイン素材には大小2種類のグリッドフリースを採用
- 両腕にサムホールとウォッチウィンドウを配置
- 左脇腹にジッパー式ミニポケットを搭載
- UVプロテクト(UPF50+)機能付き
- 定価は13,200円
前面の様子。丸首(クルー)で袖は長め。左胸に反射材のロゴ、その下にジッパー式ミニポケットを配置。ツギハギのように生地を縫い合わせた構造により、ランニング時の動きやすさを実現しています。
背面の様子。こちらもツギハギ構造、反射材のロゴがあり。
最大の特徴である「サーマル バーサ グリッド」は、前後でグリッド(マス目)の大きさが異なります。冷たい風を受けやすい前面と腕は大きなグリッドで保温力を高め、汗をかきやすい背面は小さなグリッドで保温性と通気性をうまくバランスさせています。上の写真は左が前面(大グリッド)、右が背面(小グリッド)の裏地。
サイズとフィット感
「サーマル バーサ グリッド クルー」のサイズ展開は次のとおり。一応ユニセックス仕様ですが、女性用サイズ(WS/WM/WL)もあります。
WS | WM | WL | S | M | L | XL | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
着丈 | 58 | 60 | 62 | 65 | 67 | 69 | 71 |
身幅 | 46 | 48 | 50 | 49 | 51 | 53 | 55 |
裄丈 | 75 | 78 | 80 | 81 | 84 | 87 | 90 |
裾幅 | 44 | 46 | 48 | 45 | 47 | 49 | 51 |
袖口幅 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 |
自分は身長170cm、体重60kg、痩せ型の体型ですが「Sサイズ」でも充分に余裕を感じます。伸縮性に優れているため、小さめのサイズでも窮屈に感じることはないと思います。袖の部分が長めで、普通に着用すると手の甲まで隠れます。
ファーストインプレッション
ここからは実際にランニングで「サーマル バーサ グリッド クルー」を着用して気づいた点をまとめます。
汗はかく、でも気にならない
「サーマル バーサ グリッド」の生地は保温力に優れ、肌寒い環境でもこれ1枚で暖かく感じます。通気性も優れていますが、ランニング中はどうしても汗をかき、生地が濡れた状態が続きます。しかしグリッドフリース特有の構造により、肌にベタつかず、快適な着心地をキープします。
ウォッチウィンドウが便利
今やランナーの必需品とも言えるランニングウォッチ。袖をまくらずにディスプレイが確認できるよう、ランニングウォッチ用の「窓」が設けられています。寒い冬に重宝します。
サムホールもありがたい
サムホールに親指を通せば、手の甲が覆われます。手袋の代わりにはなりませんが、ちょっと肌寒い時に便利。真冬は手袋の上からサムホールを使えば、冷たい風から手首を隙間なく守ることができます。
腕まくりがしやすい
逆に暑くなったら腕まくり。秋冬でも走り続けていると意外と暑くなるんですよね。簡単に温度調整ができるのは有り難いです。
ジッパー式ポケットは使えない
「サーマル バーサ グリッド」はデザイン性も機能性も高く、欠点の見当たらない長袖シャツですが、ひとつだけ不満なのが左胸のジッパー式ポケット。
6.1インチの「iPhone 15 Pro」がギリギリ収まるサイズ感。伸縮性の高い生地に貼り付けてあるため、スマホのように重さのある物を入れると、ランニング時にビヨンビヨン飛び跳ねます。
試しに自宅も鍵を入れてみましたが、小物でも安定しないですね…。何のためのポケットなんでしょう?クレジットカードとか、旅先でホテルのカードキーとか?
暑くなったらジッパーを開けて、ベンチレーション(通気口)として使っても良いかもしれませんね。
ハイネックがあると良かった
個人的には冬のランニングシャツはハイネックタイプが好みです。保温力が高まるのと、喉を守るため。自分は喉から風邪をひきやすい傾向にあるので、喉を極力冷やさないようにしています。
「サーマル バーサ グリッド フーディ」なら首元まで隠れますが、フードが要らないんですよね。そういう意味では、フードのないハイネックがあれば完璧なんですが…。
旧モデルの「ハイブリッド サーマル バーサ グリッド フーディ」も持っていますが、フードの出番は少なく、逆に邪魔に感じることが多かったです。上の写真は右が「ハイブリッド サーマル バーサ グリッド フーディ」、左が今回紹介した「サーマル バーサ グリッド クルー」。
頭部が寒いなら帽子を被れば良し。上の写真は、同じシリーズの「サーマル バーサ グリッド ビーニー」です。
評価まとめ
「サーマル バーサ グリッド クルー」は、早くも冬のランニングの長袖シャツの定番になりそうです。良い点、気になる点は次のとおり。
良い点
- 1枚でも保温力が高い
- 汗で濡れてもベタつかない
- サムホール・ウォッチウィンドウが便利
気になる点
- 胸ポケットが使えない
- ハイネックも選べると良かった
冬のランニングでは、外に出る最初の一歩が億劫に感じますよね。「サーマル バーサ グリッド クルー」のような高性能ウェアを1枚持っておくと、走りに出かけるハードルがグッと下がりますよ。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
購入ガイド
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