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【スーパーノヴァ ライズ】レビュー:ひと目惚れしたシューズ

シューズ選びの決め手は多種多様ですが、自分がAdidasの新作シューズ「スーパーノヴァ ライズ」を購入したのは、フォルムの美しさにひと目惚れしたからでした。実際に履いてみると、クッション性能やニュートラルな走り心地が素晴らしいシューズです。しかしそれ以外の特徴がパッと思い浮かばないのも事実。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

主な特徴

スーパーノヴァ ライズ(Supernova Rise)は2023年12月に発売されたAdidasのデイリートレーニング用のランニングシューズです。基本スペックは次のとおり。

ソール
Dreamstrike+
アッパー
サンドイッチ構造のメッシュ
ドロップ
10mm
重さ
277g(メンズ27cm)
定価
15,400円
発売
2023年12月8日

Dreamstrike+ミッドソール

ミッドソールにはクッション性の高い「Dreamstrike+ミッドソール」を初めて採用。表面は凹凸のあるデザインが目を引き、立体界のある独特な構造をしています。ヒール部分は35mmとそこそこ高く、ドロップは10mmとかなり前傾しています。

アディウェア アウトソール

アウトソールには耐久性とグリップ性能に優れた「アディウェアアウトソール」を搭載。3つのパーツに分かれており、真ん中はシースルー仕様。アウトソールの隙間からは、まるで足の骨を模したような「サポートロッドシステム」が見えます。

サンドイッチ構造メッシュアッパー

アッパーには通気性とフィット感に優れたサンドイッチ構造のメッシュアッパーを採用。アンクルパッドとシュータンはウレタンフォームのように柔らかく、足を優しく(でもしっかりと)包み込みます。

重さ

重さは公式値で277g(メンズ27cm)とジョギングシューズとしては標準的。今回購入したメンズ26.0cmの実測値は255gでした。

サイズ感

スーパーノヴァ ライズの男女別サイズは次のとおり。2023年12月時点では標準モデルのみで、ワイドタイプはなし。

メンズ
24.5cm〜28.5cm、29.0cm
レディース
22.0cm〜26.0cm

普段、ランニングシューズ選びでは標準モデルなら26.0cm、幅広モデルなら25.5cmがジャストフィットになることが多いですが、スーパーノヴァ ライズは26.0cmでジャストフィットでした。足幅は決して広くなく、さらにアッパーの着厚を感じるため、大きめのサイズを選んだ方が無難だと思います。

軽くて柔らかい走り心地

実際にスーパーノヴァ ライズを履いて走ってみると、本当に255g(メンズ26.0cmの実測値)もあるの?と疑いたくなるほど軽く感じます。今回初めて採用されたDreamstrike+ミッドソールは「アディゼロ」シリーズに使用されてきた「LIGHTSTRIKE PRO」にインスパイヤされたそうですが、着地はとても柔らかく感じます。衝撃吸収性能が非常に高く、地面の感触がほとんどないですね。

意外だったのが、ドロップ10mmの割には前傾をまったく意識しないこと。むしろフラットな感覚です。足圧分散も優れており、全体的にクセのない、ニュートラルな印象を与えるシューズです。

スポンジのようなシュータン

シュータンは分厚くてスポンジのように柔らかいのが特徴です。シューレースをキツく締めても圧力が均一に分散され、長時間履き続けてもストレスフリー。恐らく外型と内側の素材を上手く使い分けて工夫しているのでしょう。

ヒールカップがお気に入り

個人的に一番気に入っているのがヒールカップ。内側に鉄の板が入っているのでは?と思うほど堅牢な作りとなっていますが、アキレス腱の部分にはボリューミーなクッションを配置し、ヒール周りの収まりを良くしています。この「剛」と「柔」の組み合わせが絶妙なんですよね。さらに言うと、シュータンとアキレス腱のクッションを組み合わせて、足を前後で挟み込む形になり、これもまた絶妙な感触。

評価のまとめ

スーパーノヴァ ライズを購入してそこそこ満足しています。ストレスフリーで快適に走れて、クッション重視のデイリートレーナーとしてはかなり優秀だと思います。しかも定価15,400円は、昨今のランニングシューズのインフレを考えれば手に届きやすい価格設定です。

一方で、他のデイリートレーナーの候補を押し除けてまで欲しいか?と言われると悩みます。それは、スーパーノヴァ ライズならではの魅力、いわゆるユニーク・セリング・ポイントがない(薄い)からでしょう。

例えばソール下部に搭載された「サポートロッドシステム」は、「アディゼロ アディオス プロ 3」のENERGY RODSのように反発力を強めるわけでもなく、走行安定性に寄与しているとも感じられず、何となく中途半端な印象。

デイリートレーナーを一足だけ選べるとして、同じ15,000円を出すなら、自分なら抜群の安定感を持ち、長距離走にも耐えられるMizunoの「ウエーブライダー 27」を選びます。

ちなみに今回、自分はスーパーノヴァ ライズのフォルムの美しさに惹かれて発売日当日に購入しました。完全に「見た目」から入りました。まあでも、それでランニングのモチベーションが上がるわけですから、見た目の美しさもシューズ選びの大事な決め手だと思います。

こんな人におすすめ

マラソン初級者の方が普段の練習やレースで履くシューズとして、あるいは中〜上級者の方のジョギングシューズとしておすすめです。自分は主に10〜15kmのジョギングに使う予定です。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「Adidas スーパーノヴァ ライズ」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

Adidas スーパーノヴァ ライズ

定価:15400円