tomo.run

【ゲルカヤノ30】レビュー:完全無欠なジョグシューズ 【ゲルカヤノ30】レビュー:完全無欠なジョグシューズ 【ゲルカヤノ30】レビュー:完全無欠なジョグシューズ 【ゲルカヤノ30】レビュー:完全無欠なジョグシューズ

【ゲルカヤノ30】レビュー:完全無欠なジョグシューズ

今回紹介するのは「ゲルカヤノ30」というAsicsの人気ロングセラーのジョギングシューズです。足首を優しく包み込むアンクルパッド、抜群の安定感、柔らかいけど推進力を損なわない絶妙なクッション。前作「ゲルカヤノ29」も完成度が高いと思いましたが「ゲルカヤノ30」はその上を行き、ジョグシューズとしては完全無欠と言っても差し支えないでしょう。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

主な特徴

Asicsの「ゲルカヤノ30(GEL-KAYANO 30)」は新機能「4Dガイダンスシステム」を初搭載した安定感の高いジョグシューズです。主な特徴は次のとおり。

  • ミッドソールに「FF BLAST PLUS ECO」を採用
  • カカト部分に「PureGEL」を配置
  • 安定感を高める新機能「4Dガイダンスシステム」を搭載
  • 重さ:303g(メンズ27.0cm)
  • 定価:19,800円
  • 発売:2023年7月

ミッドソール

ミッドソールには植物由来材を約24%含む「FF BLAST PLUS ECO」を使用。前足部に厚みを持たせ、裾を広げた独特な構造をしています。中足部は側面に窪みがあります。カカト部分にはAsicsではお馴染みの衝撃吸収材「PureGEL」を配置し、クッション性能を高めています。

また「ゲルカヤノ30」では中足部の安定感を高める「4Dガイダンスシステム」が採用されました。接地面積の広さに加え、4Dガイダンスシステムが走行時の安定性を極限までに高めます。

アッパー

アッパーは厚みのある生地に通気性を高めたメッシュ構造を採用。アンクルパッドは分厚いクッションで覆われており、足首を優しく包み込みます。シューレースシステムは前作「ゲルカヤノ29」より強固になり、上からしっかりと足を押さえつけてくれます。シュータンも厚みがあり、ホールド感を高めてくれます。

アウトソール

靴底は接地面積が大きく、ほぼ全域にラバー素材を配置。土踏まずには高反発フォームを配置して中足部の安定感を高めています。

重さ

「ゲルカヤノ30」の重さは、メンズ25.5cmワイドタイプの実測値で283gでした。ジョグシューズとしては平均的な重量ですね。

サイズ感

ゲルカヤノはAsicsのフラグシップかつロングセラーシリーズなのでバリエーションが豊富。幅広の「ワイド」も選べます。サイズ展開は次のとおり。

  • メンズ:24.5〜29cm、30cm、31cm、32cm
  • メンズ(ワイド):24.5〜29cm
  • レディース:22.5〜26.5cm
  • レディース(ワイド):22.5〜26.5cm

今回は、メンズ25.5cmのワイド、オールブラックを選びました。

普段、ランニングシューズ選びでは標準モデルなら26.0cm、幅広モデルなら25.5cmがジャストフィットになることが多いですが「ゲルカヤノ30」も25.5cmワイドでちょうど良いサイズ感でした。

至高のアンクルパッド

「ゲルカヤノ30」を履いて最も感動したのが、アンクルパッドの気持ちよさ。特にアキレス腱の部分が足のカーブに絶妙にフィットするため、足首周りが360°隙間なく包まれているような感覚。控えめに言って最高です。

推進力を損なわないクッション

前作「ゲルカヤノ29」のクッションは硬めで足圧が均一に分散される感じでしたが、ゲルカヤノ30はクッションが柔らかく、各パーツが個性を生かしつつ保管し合っています。クッション性能は別物ですね。

クッションが柔らかいとは言え、フワフワしていません。硬いアスファルトに接地する際の衝撃はしっかり吸収しつつも、推進力を損なわない、絶妙な柔らかさ。特にカカト部分のクッションはボヨ〜ンという感じが快感でクセになります。

安定感が非常に高い

そして走行時の安定感はピカイチですね。前足部の接地面積が広いのでブレにくいですし、初搭載の「4Dガイダンスシステム」がまた良い仕事をしています。

唯一の欠点は価格設定

もともと「ゲルカヤノ29」は完成度の高いシューズだと評価していましたが、ゲルカヤノ30はさらにその上を行く完全無欠なシューズ。ただし価格は「ゲルカヤノ29」から2,200円アップして2万円に迫ります。1秒でも速く走るためにレースシューズに2万円使うならまだ分かりますが、自分の場合、主にジョギングに使うシューズに2万円は高過ぎます。

前作「ゲルカヤノ29」との違い

ゲルカヤノ30は、Asicsのジョグシューズのフラグッシップとして人気を誇る「ゲルカヤノ」シリーズの30代目モデルです。30代も続くということは、それだけランナーに支持されてきたことを意味します。

前作「ゲルカヤノ29」とのスペック比較は次のとおりです。参考までに、Asicsのもうひとつのロングセラー「ゲルニンバス 25」とも比較します。

ゲルカヤノ30ゲルカヤノ29ゲルニンバス 25
発売2023年7月2022年7月2023年2月
定価19,800円17,600円19,800円
ミッドソールFF BLAST PLUS ECO、PureGELFF BLAST Plus、GELFF BLAST PLUS ECO、PureGEL

スペックだけ見ると「ゲルカヤノ30」は「ゲルカヤノ29」より、「ゲルニンバス25」に近いことが分かります。いずれも、植物由来材を約24%含む「FF BLAST PLUS ECO」を採用し、従来の可視化した「GEL」よりも約65%柔らかいとされる「PureGEL」をカカト部分に配置しています。

「ゲルカヤノ29」と「ゲルカヤノ30」を比較すると、メジャーアップデート呼ぶに相応しい改良が随所に見られます。アッパーのシューレースシステムがより強固になり、ミッドソールも凹凸感が増して別物に。以下の写真は左が「30」で右が「29」です。

靴底の形状も異なります。「30」は中央に溝を設けてアーチ構造を際立たせ、さらに土踏まずの部分に高反発フォームを搭載しています。

総合評価:非常に満足

Asicsの「ゲルカヤノ30」を購入して非常に満足しています。足首を優しく包み込むアンクルパッド、抜群の安定感、柔らかいけど推進力を損なわない絶妙なクッション。「ゲルカヤノ29」も完成度が高いと思いましたが、「ゲルカヤノ30」はその上を行き、ジョグシューズとしては完全無欠と言っても差し支えないでしょう。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「ゲルカヤノ30」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

ゲルカヤノ30

定価:19800円