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「ゲルカヤノ 29」レビュー
2022年8月に発売されたアシックスの「ゲルカヤノ29」を紹介します。
前モデルからミッドソールの厚みが増し、クッショニングが「FF BLAST Plus」にアップデート。その履き心地には感動しました。特徴は以下のとおり。
- ミッドソールには「FF BLAST+」クッショニングを採用
- ねじれ防止効果のある「LITETRUSS」を中足部から内側にかけて配置
- アッパーには通気性に優れたエンジニアードメッシュを使用
- ワイド版・ナロー版の展開もあり
- 定価は税込17,600円
「とも」は発売日直後に注文しました。早速履いてみたので詳しくレビューしたいと思います。
目次と内容
ゲルカヤノとは?
ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)は、アシックスのランニングシューズのロングセラーモデルです。
走行安定性とクッション性に定評があり、ランニング初級者を中心に長年支持されています。
ゲルカヤノ29
2022年8月にはシリーズ29代目となる「ゲルカヤノ29」が発売されました。特徴は以下のとおり。
- ミッドソールには「FF BLAST+」クッショニングを採用
- ねじれ防止効果のある「LITETRUSS」を中足部から内側にかけて配置
- アッパーには通気性に優れたエンジニアードメッシュを使用
- ワイド版・ナロー版の展開もあり
- 定価は税込17,600円
前作との違い
「ゲルカヤノ29」は、前作「ゲルカヤノ28」のマイナーアップデートという位置づけになります。
主な改良点としては、ミッドソール上部のクッションが「FLYTEFOAM BLAST」から「FLYTEFOAM BLAST Plus」にアップデート。また、ねじれ防止用に配置された「DYNAMIC DUOMAX」は「LITETRUSS」に置き換えられました。
GT-2000との違い
ランニング初級者がアシックスのランニングシューズを選ぶ際に「ゲルカヤノ」と「GT-2000」が有力候補として挙がると思います。両者の最新モデルの比較は以下のとおりです。
ゲルカヤノ28 | GT-2000 10 | |
---|---|---|
発売日 | 2022年8月 | 2022年2月 |
価格 | 17,600円 | 14,080円 |
ミッドソール | FF BLAST Plus+LITETRUSS+GEL | FLYTEFOAM PROPEL+LITETRUSS+GEL |
アッパー | エンジニアードニット | エンジニアードメッシュ |
アウトソール | フラット構造のラバー「AHAR+」 | フラット構造のラバー |
「とも」は「GT-2000 10」も所有していますが「ゲルカヤノ29」の方がクッション性能が高く、長距離走に適していると思います。
「GT-2000 10」は反発力に優れた「FLYTEFOAM PROPEL」を採用することで、クッション性能に加えてスピードも出しやすい履き心地に仕上がっています。
左が「ゲルカヤノ29」、右が「GT-2000 10」。並べると、ミッドソールの厚みの違いは一目瞭然ですね。
デザインとスペック
それでは「ゲルカヤノ29」を詳しく見ていきましょう。
今回はメンズ・エキストラワイドの25.5cmサイズを選びました。カラーはオールブラックの「Black/Black」。
FF Blast+ Plus
まずは側面から。ミッドソールは前作よりも厚みを持たせ、上層部に「FF BLAST Plus」を採用しています。
エンジニアードニット
アッパーは継ぎ目のないエンジニアードニットを使用し、フィット感は向上しています。シューレースの穴の周りまでシームレスで継ぎ目がありません。厚みがはそこそこあり、上部から足をギュッと抑え込むような構造です。
アンクルパッド
足首は全方位的に分厚いアンクルパッドで包まれます。素材がマシュマロのように柔らかく、ストレスフリーな履き心地がクセになります。
ヒール周り
ヒールカップは堅牢で厚みがあり、カカトから足をしっかりとホールドします。カカト下には「GEL」を配置し、着地時の衝撃を和らげてくれます。
アウトソール
靴底には凹凸のあるラバー素材「AHAR」をフォアフットからカカトにかけて配置しています。見た目はボコボコしていますが、シューズを履いて直立するとフラットになります。これはちょっと意外でしたね。
写真だと分かりづらいですが「GEL」と「AHAR+」のロゴがさりげなく入っています。
重さ
メンズ・エキストラワイドの25.5cmサイズの重さは実測値で296gでした。
サイズ感
「ゲルカヤノ29」にのサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:24.5cm〜29.0cm、30.0cm、31.0cm、32.0cm
- レディース:22.5cm〜26.5cm
さらに通常タイプに加えて、メンズには幅広の「エキストラワイド」、レディースには幅広の「ワイド」と幅狭の「ナロー」タイプがあります。
さすが人気のロングセラーモデルだけあって、バリエーションが豊富ですね。
「とも」はランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで悩むことが多いです。今回は幅広の「エキストラワイド」の25.5cmを選びましたが、正解でした。つま先周りはスペースにかなり余裕が感じられて快適です。
耐久性
耐久性については、後日、情報をアップデートします。
履いてみた感想
ここからは実際に「ゲルカヤノ29」を履いてみた感想をまとめます。
クッションが「神」
クッションの心地良さには感動しました。初めてホカ(Hoka)のマシュマロ・クッションと出会った時の感動に近いです。足裏全体を均等に包み込み、耐圧分散が秀逸。硬すぎず、柔らかすぎず、全てが絶妙。
足首周りがストレスフリー
こちらも履き心地に感動しました。アンクルパッドが足首を優しく包み込み、締め付けや摩擦によるストレスはゼロ。
一方で、堅牢なヒールカップがカカトをしっかり固定するのでホールド感も妥協しません。これなら長時間走り続けても疲労感を感じにくいでしょうね。
アッパーの通気性は微妙
エンジニアードニットは通気性の高さをウリにしていますが、メッシュに比べると通気性は良くありません。特に気温35℃を超える夏場は、シューズの中が結構蒸れます。逆に冬場は温かく感じると思います。
日常生活でも使いたくなる
今回あえてオールブラックを選んだ理由は、日常生活でも使いたかったから。派手なカラーだとデニムやチノパンに合わせづらいですが、黒ならどんなスタイルにも合わせやすいです。
しかもオールブラックなら職場に履いて行ってもギリギリセーフ。これなら片道1時間の通勤の移動が快適になります。
おまけ
ゲルカヤノシリーズはランニング初級者向けのモデルと言われますが、中〜上級者が手を出さないのはもったいないと思います。
シューズを履き分けするなら、初級者でなくても日々のジョギングや長距離走におすすめですよ。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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