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【META:Time:Trials 2025 神奈川予選会】大会レポート 5000m 18:18

2025年7月27日に神奈川県川崎市で開催された「META:Time:Trials 2025」のトラック5000mレースに参加しました。

【META:Time:Trials 2025 神奈川予選会】大会レポート 5000m 18:18

Meta:Time:Trialsとは?

Meta:Time:Trials(メタ タイム トライアル)は、アシックスが主催するランニングイベント。同社のランニングシューズの最高峰モデル「メタスピード」シリーズの認知向上を狙い、2022年にスペインのマラガでエリート選手を対象に開催されました。

日本では「Meta:Time:Trials JAPAN Series」として、2022年と2024年に開催されました。市民ランナーにも門戸が開かれ、予選会を通過するとファイナルステージに行けるトーナメント形式。2025年大会は、7〜8月にの5ヶ所で予選会があり、決勝は9月に東京で行われます。

  • 2025年7月27日(日)神奈川予選会
  • 2025年8月2日(土)京都予選会
  • 2025年8月9日(土)福岡予選会
  • 2025年8月16日(土)福島予選会
  • 2025年8月30日(土)愛知予選会
  • 2025年9月13日(土)決勝(東京)

自分が思う「Meta:Time:Trials」の魅力は、真夏の7月にトラックレースを走れること。しかも秋冬のマラソンに向けてスピードを強化したい時期とも重なるので5000mは好都合なんです。参加費も3,000円と高すぎず(うち1,000円はアシックス公式サイトで使えるポイントとして還元)、2022年大会から欠かさず参加しています。

ただし注意点として、5000mは公式記録としては認定されず、あくまでもイベントの記録として残ります。

2025年大会は、自宅から最も近い神奈川予選会と、お盆休みを利用して遠征する福島予選会にエントリーしました。今回は神奈川予選会の様子をお届けします。

埼玉から当日現地入り

神奈川予選会は、神奈川県川崎市中原区にある「Uvanceとどろきスタジアム」で開催されます。最寄駅の武蔵小杉駅・新丸子駅から約1.5kmほど離れた場所にあり、ランナーならウォームアップがてらサクッと走れてしまう距離です。

さいたま市在住の自分は、浦和駅から湘南新宿ラインに乗って武蔵小杉駅まで向かいます。いつも平日の通勤でも使っていますが、休日は空いていて余裕で座れました。15時36分に定刻通り武蔵小杉駅に到着。会場には受付締切の15時55分までに到着する必要があるので、残り20分弱。1.5kmなので走れば間に合うはず。

と楽観視していたら、ここで予想外の事態に…。なんと湘南新宿ラインのホームは「Uvanceとどろきスタジアム」から最も離れた場所にあり、南武線のホームを抜けて改札を出るまでに5分もかかりました。

そこからスタジアムまでは炎天下をジョギング。なるべく体力を温存しておきたかったのですが、悠長なこと言ってられません。スタジアムが見えてくると「なんとか間に合った!」と安堵したのも束の間、スタジアム入口の反対側に来てしまったようで、最後はダッシュして受付に滑り込みました。

受付締切時間の1分前、15時44分に到着。危なかったです…。実は2024年大会の時も滑り込みセーフだったんですよね。ぜんぜん学習していない。でも、無事にアスリートビブスを受け取れて良かった!

スタジアムでは観客席に荷物を置き、レースウェアに着替えます。ちょうど自分の前の組の7組が走っているところでした。

スタート15分前にトラックの300m地点に集合。そこで1人ずつ名前を呼ばれ、スタートラインのある200m地点まで走ります。まるで五輪や世界陸上の選手になったような気分。「Meta:Time:Trials」は参加者を喜ばせる演出が上手いなと思います。

2024年大会では17分3秒で完走したので、2025年大会は目標タイムを16分55秒で申請しました。自分が走る8組は大体その前後のタイムを目指すランナーが走ります。ペーサーは16分45秒、17分00秒、17分15秒の3人。さらにトラックの周りに配置されたライトでペースを知らせる「電子ペーサー」もあるという充実ぶり。

レース攻略と振り返り

今回は17分00秒ペーサーの背中を追って走り、17分切りを目指します。1周目は17分を上回るペースでしたが、2周目から少しずつペーサーに離されました。最初の1kmは3分28秒。17分を切るには3分25秒くらいで走らないといけません。

しかし2kmぐらいから汗がブワーッと噴き出て、これ以上無理はできないな…という感じ。その後、2kmで3分31秒、3kmで3分41秒、4kmで3分51秒と、ペースダウンが止まりませんでした。

気温は確か30℃ぐらいだったと記憶しています。ちょうど日差し弱くなり、コンディション的には悪くなかったんですけどね。でも蒸し暑くて、走っている間は息苦しさを感じました。

それでもスタッフの方がミストシャワー(恵の雨)をかけてくれたり、給水用コップやスポンジを手渡ししてくれたり、少しでもランナーを楽に走らせようという気遣いが感じられました。

完走タイムは18分18秒。昨年の記録よりも1分15秒も遅い結果となり、17分切りどころか、18分も余裕でオーバーしてしまいました。まあ、こういう日もあります。タイムは気にせず、この暑い時期に走れることに感謝、無事に完走できたことに感謝です。

ここ数週間は暑さと仕事の忙しさを理由に、練習に力が入らず、プチ・スランプ期のような感じでした。しかし今日、レースに参加したことで、吹っ切れた気がします。レースに全力で挑むと、例え望んだ記録が出なかったとしても、こういう心の切り替えができるのが良いんですよね。また来週から気持ちを新たにして練習に取り組めそうです。

フィニッシュの後で

レースの後は、頭がボーッとしていたので、しばらくベンチに座り、氷で首筋を冷やしました。あと10〜20分走り続けていたら、熱中症になっていたかもしれません。

本日の戦利品は、ポカリスエット1本、のみ…。昨年はスポーツドリンクに加えて、ボディメンテとシューズバッグが貰えたのですが、今年はなんか寂しいですね。完走した後も汗が滝のように流れてくるので、観客席に座ってしばらく涼んでいました。

記録証はこちら。18分18秒7。トラックなので1秒以下までタイムが出るんですね。

帰りはジョギングする余力がありましたが、汗でびしょ濡れになると電車に乗れないので、歩いて武蔵小杉駅まで向かいました。

ランニングアイテム紹介

最後に、本日のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。

まずシューズは7月25日から先行販売が開始したAsicsの「メタスピードスカイ東京」「メタスピードエッジ東京」を会場でレンタルすることも出来るのですが、事前に予約するのを忘れてしまい、いまや旧作となった「メタスピードスカイパリ」を着用しました。ソックスは「メタスピードソックス」でペアリング。

トップスは「メタラン半袖シャツ」、ボトムスは「MMSスピードタイツ」、いずれもAsicsです。唯一、ランニングキャップだけはAsicsのを持っていなかったので、Patagoniaの「ダックビルキャップ」を着用。本当はAdidasの「クライマクールキャップ」を使いたかったのですが、一応、Asicsさんのイベントということを尊重して、やめておきました(笑)。

今回は5000mなのでエナジージェルの使用せず。代わりに「塩ジェル」を2本飲んでおきました。