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【大会レポート】八戸うみねこマラソン2025:意外とアップダウンあり

2025年5月18日(日)に青森県八戸市で開催された「八戸うみねこマラソン」のハーフの部に参加しました。海外出張の疲れと海風とアップダウンのトリプルパンチに体力を消耗しましたが、風光明媚な海沿いの景色に癒されました。

【大会レポート】八戸うみねこマラソン2025:意外とアップダウンあり

大会の特徴

八戸うみねこマラソンは、毎年5月に青森県八戸市で開催されるマラソン大会です。2025年で第44回目の開催を迎え、種目はハーフ・10km・5km・3kmがあります。

スタート・フィニッシュのある会場は、八戸港の館鼻岸壁に設置されます。最寄駅は、うみねこレール八戸市内線の陸奥湊駅。JR・東北新幹線の八戸駅から電車で約20分ほどでアクセスできます。詳しくは公式サイトを参照。

八戸うみねこマラソンの主な特徴は次のとおり。

  • ハーフと10kmは日本陸連公認コース
  • ハーフは風光明媚な海沿いの「うみねこライン」を走行
  • 大会スポンサーによる参加賞が豪華

こちらは公式サイトから拝借したハーフマラソンのコースマップ。館鼻岸壁を起点に陸奥白浜駅方面まで海沿いを往復するコースで、途中、蕪島(かぶしま)や葦毛崎展望台、大須賀海岸など風光明媚な観光スポットを巡ります。6km〜15kmの区間は高低差20mほどのアップダウンが続きます。高度獲得は実測値で158mありました。

遠征日程

今回は埼玉の自宅から参加するために、2泊3日で計画を立てました。ひとつ予想外だったのは、エントリーした後にアメリカ出張が入ってしまったこと。ざっくりまとめると、こんな感じです。

  • 2025年5月16日(金)シアトル→ロサンゼルス→東京
  • 2025年5月17日(土)東京→埼玉→青森、旅ラン
  • 2025年5月18日(日)八戸うみねこマラソン出走
  • 2025年5月19日(月)旅ラン、帰宅

※日本の2025年5月16日(金)はアメリカの2025年5月15日(木)

アメリカではシアトルで木曜日まで予定が入っており、金曜日のフライトで帰国すると、日本の土曜日に青森入りするのが夜遅くになってしまいます。一度は出走を諦めましたが、木曜日の夜にシアトルを発ちロサンゼルスを経由すれば、日本の土曜日の早朝に帰国できます。

かなり無理のあるスケジュールでしたが、何とか間に合いました。

レース前日は朝5時前に羽田空港に着陸。その後、一旦帰宅して午前中は自宅で過ごし、午後は東北新幹線で青森まで移動。ホテルにチェックインしてから旅ランする時間もありました。

今回は、うみねこレール八戸市内線の元八戸駅から徒歩10分「天然温泉 南部の湯 ドーミーイン本八戸」に宿泊しました。大人1人朝食付きで2000円クーポンを使い、2泊で17,800円でした。

スタートラインへ

レース当日の日程はこんな感じです。

  • 06:00 起床
  • 06:30 朝食
  • 07:00 二度寝
  • 08:30 起床
  • 09:00 ホテルを出発
  • 09:30 会場に到着
  • 10:00 スタート
  • 11:27 フィニッシュ
  • 12:30 ホテルに戻る

ハーフマラソンはスタートが10時なので朝はのんびり出来ました。

朝食はこちら。さすがのドーミーインクオリティで大変美味しくいただきました。

ホテルからマラソン会場までの距離は約4km。うみねこレール八戸市内線で元八戸駅から陸奥湊駅まで移動するのが楽ですが、駅までの距離があるのと電車の本数が少ないため、走って向かうことにしました。4kmなのでスロージョグだと30分ほどかかります。

会場では5kmの部のランナーがフィニッシュになだれ込んでいる最中で大いに盛り上がっていました。スタート10分にスタートラインに整列。ブロックや締切時間などもなく、日本陸連公認レースの割りにはゆるい感じでした。

レース攻略

今回は7月の「士別ハーフマラソン」でハーフ自己ベスト更新を狙うための練習として走ります。記録は狙いませんが、3:50/kmぐらいのペースで攻めて1時間21〜22分台でフィニッシュすることを目標とします。

最初の5kmは追い風に助けられたこともあり、目標ペースで順調に走れました。アップダウンもほとんどありません。

左手に見える海に突き出た島は蕪島(かぶしま)です。ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されており、ウミネコがうじゃっといました。

6km付近の急勾配でペースがガクッと落ちてしまうと、そこから思うようにペースアップできず、その後も緩やかなアップダウンで体力があっという間に消耗してしまいました。もはやサブスリーペース(4:10〜4:15/km)を維持するのが精一杯。

ただ、風光明媚な海沿いの景色には癒されました。こちらは大須賀海岸の景色。「日本の渚百選」にも選ばれている美しい砂浜ですが、波が荒いため遊泳は禁止されているそうです。

折り返し点の後も15kmまではアップダウンが続きます。ラスト5kmのフラットコースで挽回しようと思いきや、向かい風をモロに受けて逆にペースダウンしてしまう始末。まあでも最後まで腐らずに淡々と走り続けました。

レースの振り返り

完走タイムは、ネットで1時間27分41秒、グロスで1時間27分48秒。目標タイムからは程遠く、サブスリーペースで着地しました。

アップダウンや海風などのマイナス要素はありましたが、最もダメージが大きかったのは「疲労」ですね。アメリカ出張は自分の社会人史上最も忙しく、その後の移動も無理がありました。時差ボケもありますしね。

今回は無理を承知で参加したものの、無理を乗り越えられるほど自分は若くないんだな…と改めて実感しました。

フィニッシュの後で

完走した後は、まずはコーラをがぶ飲みしました。今日は気温が20℃と高く、海風の影響で体感温度は若干低めだったものの、かなり汗をかきました。

こちらは参加賞。Tシャツの他、大会スポンサーの参加賞が非常に豪華でした。ミネラルウォーターやエナジーゼリー、豆腐スティック(4本)、レトルトカレー、スープ。持って帰るのにひと苦労でした。

帰りはホテルまで走る余力はなく、最寄駅の陸奥湊駅から電車に乗りました。

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。

シューズはAdidasの「アディゼロ アディオス プロ4」を着用。ハーフマラソンの実戦で使うのは3回目ですが、相変わらず素晴らしいレスポンスでした。

シャツはOnの新作「Pace Mesh T」。全面に丸いパンチホールがあり、通気性と伸縮性に優れた1枚です。ソックスもOnの新作「Elite Run Socks」を着用。追って詳しくレビューします。

パンツはThe North Faceの「エンデュリストレイルショーツ」。その下にNew Heights.の「レーシングボクサーショーツ」を着用しています。

ジェルは「アミノサウルスジェル」のカフェイン入りを7km付近で1袋だけ飲みました。朝食を多めに食べたので、2袋は必要なかったですね。