
【星野リゾート 青森屋】青森文化に触れ合いながら走れるランニングコース
→青森屋は、青森文化が体感できる星野リゾートの宿泊施設。本館に隣接する「古牧温泉渋沢公園」では、池の周りの遊歩道を散策しながら青森ならではの建築物が見学できる。辺り一面が雪で覆われた12月下旬、青森屋に宿泊したついでに走ってきたので、その時の様子を紹介する。
アクセス
星野リゾート「青森屋」は青森県三沢市にある。東北新幹線の停車駅である八戸駅からは宿泊者専用のバスで40分ほど。三沢駅だと走って10分ほどでアクセスできる。
今回は大宮駅から東北新幹線「はやぶさ」で八戸駅へ向かった。所要時間は約2時間半。600kmも離れている割には近く感じる。
コース
青森屋に宿泊したら、本館に隣接する「古牧温泉渋沢公園」をぜひ散策してほしい。大きな池を中心に、ポニー広場や牧場、有形文化財に指定された「旧渋沢邸」など見どころがたくさんある。今回は池の周りをぐるりと走ってみた。
池の外周コース
走り始めたのは夕暮れ時の16時、気温は-4℃で、地面は雪で覆われている。防寒仕様のランニングウェアをしっかり着込んで、トレイルランニングシューズを履いて走った。所々に雪がカチカチに凍ってアイスバーン化していた。
まずは池の周りを1周する。ちょっとした坂道でも滑りやすいので細心の注意を払いながら走っていく。外周コースは、車も通行できる道路になっている。
小高い丘から園内中央にある池を望む。雪で覆われているので、どこが池なのかよくわからない。
途中、「楓林橋」と呼ばれる朱色の橋を渡る。
「ふれあい牧場」に2頭の馬がた。この辺りは馬の名産地として知られている。それにしても寒くないのか心配だ。
ちょっと寄り道をして「旧渋沢邸」に立ち寄る。こちらの邸宅はもともと東京・三田にあった渋沢英一の邸宅を移築したもの。ここ古牧温泉の創業者は渋沢英一に仕えた人物で、旧渋沢邸が老朽化による取り壊しの危機にあった際、国の払下げを受け、この地に移築した。
池の内周コース
今度は池のほとりの内周コースを走ってみた。あたりは薄暗くなったが、ライトアップされているので走れなくはない。
こちらは池のほとりにある「足湯」のコーナー。ちゃんとタオルも常備されていた。さすが星野リゾートのおもてなしのクオリティは高い。
ライトアップが美しい。
雪が積もっているので、池と遊歩道の境界線がわかりづらい。池に転落しないように、注意しながら走り続けた。
こちらは「津軽金山焼回廊」という屋外ギャラリー。
青森にちなんだモチーフの津軽金山焼が展示されている。八戸(はちのへ)の伝統玩具である八幡馬(やわたうま)もあった。
園内でライトアップが最も美しい「浮見堂」。青森ねぶた祭りで使われる「ねぶた」のイルミネーションが美しい。
こちらは池のほとりにある「南部曲家」。この地方の古民家で、馬家と住居が一帯になった建物だ。青森屋では南部曲家で青森の伝統食を食べる宿泊プランもある。
灯籠でライトアップされた遊歩道を突っ切って本館へ戻った。
お役立ち情報
青森屋は、青森の食事や伝統文化に触れ合える宿泊施設。観光客のニーズをうまく捉えた、星野リゾートらしい演出には感心する。
バスで到着すると、青森屋の名物ポニーがお出迎えしてくれる。
走り終えた後は、館内にある「古牧温泉」で汗を流す。源泉は43度、泉質はアルカリ性単純温泉。トロリとした泉質はクセになりそうだ。