【アメリカ】シアトルの穴場リゾート「アラカイビーチ」を走ってきた
2025年5月、アメリカ西海岸シアトルのアラカイビーチ(Alki Beach)をランニングしてきたので紹介します。

アラカイビーチとは?
アラカイビーチ(Alki Beach)は、ウエストシアトル地区に位置するリゾート地です。美しい砂浜が有名で、エリオット湾を望む海岸沿いではランニングやサイクリングで楽しむ地元民たちで賑わいます。
場所はシアトル中心部から東へ10kmほど。歩いたり走ったりするには遠すぎますが、水上タクシーを利用すると移動時間と距離が短縮できます。
水上タクシーで移動
今回は出張でシアトルに滞在中、たまたま週末と重なったため、暇つぶしにアラカイビーチを訪れました。
ホテルからアラカイビーチまで片道10km以上あるので走って移動するのは論外。でもUberを使うと高すぎる。そこでランニングと水上タクシーで移動することにしました。
水上タクシーはシアトルの50番埠頭(Pier 50)か発着しています。公式サイトによると、1時間に1本の間隔で運行しています。

料金は交通系ICカードのような決済手段で支払うか、券売機でチケットを購入します。片道5.75ドルでした。ちなみに行き先の船着場では券売機が無いらしく、往復する場合は事前に2枚購入する必要があります。

日曜日の10時台でしたが、乗客は十数人程度でした。出航時間の5分前から乗船が始まります。

船尾の方にある椅子に座ると、シアトルの街並みが一望できました。ここエリオット湾を観光するクルーズツアーがありますが、この水上タクシーに乗るだけでも十分楽しめます。

15分ぐらいでウエストシアトル(West Seattle)の船着場に到着しました。こちらは船着場からの景色。シアトル中心部の高層ビルと、左側にスペースニードルがポツンと見えます。

こちらは船着場にあるカフェレストラン兼休憩所。アラカイビーチはここから2kmほど先にあります。
アラカイビーチ

というわけでアラカイビーチを目指して走り始めます。このあたりは、ウエスト・シアトル・トレイル(West Seattle Trails)と呼ばれる散策路が整備されており、海岸沿いをランニングしたり、サイクリングしたりできます。

こんな感じで自転車道と歩道が分かれているので安心して走れます。芝生伝いに走ればクロカン走も楽しめます。

海岸沿いを走ること10分、ようやくアラカイビーチに到着しました。うーん、美しい砂浜を期待していただけに、ちょっと違うかな?というのが正直な感想でした。まだ5月ですし、曇りですし、最盛期ではないのかもしれません。
意外だったのは、ウエスト・シアトル・トレイルは公衆トイレがいくつかあり、誰でも無料で利用できること。日本と違って海外は公衆トイレが少なく、あっても有料の所が多いんですよね。有難く利用させていただきました。

また、アラカイビーチのあるこの辺りは、シャチやクジラ、イルカやアシカなどが見られるそうです。

こちらは「自由の女神」のミニチュアっぽいですが、良く見ると顔が本家ニューヨークのものと違うようです。
リンカーンパーク
アラカイビーチで折り返すには物足りないので、海岸沿いをさらに進んでリンカーンパーク(Lincoln Park)を目指すことにします。海岸沿いには富裕層が住んでいそうな別荘が軒を連ねていました。

途中、こんな奇妙な光景を目にしました。木製の桟橋の上にレンガ造りの建築物が建っているのですが、壊れないのでしょうか。どういう構造になっているのか不思議です。

別荘地を抜け、森の中へ入って間もなく視界が開けました。プライベートビーチのような雰囲気が素敵ですね。

目的地のリンカーンパークに到着。ちょうど海に突き出た部分には星条旗が掲げられていました。ウエストシアトルの船着場からリンカーンパークまでちょうど10kmでした。
ランニングコースまとめ
というわけで、今回はシアトルのアラカイビーチからリンカーンパークまで、エリオット湾沿いのトレイルをランニングしてきました。走行距離は片道10km、往復20kmでした。