ともらん!

読めば走りたくなるマラソンブログ

ボストンマラソン2026のエントリー方法

ボストンマラソン2026のエントリー方法

ボストンマラソン2026は、2026年4月20日(月)に開催され、クオリファイア枠のエントリー期間は2025年9月8日から9月12日まで。この記事では、日本からエントリーする方法を詳しく解説します。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。

ボストンマラソンとは?

ボストンマラソン(Boston Marathon)は、毎年4月の第3月曜日にアメリカのマサチューセッツ州で開催されるマラソン大会。「世界7大マラソン」としても知られるワールドマラソンメジャーズ(World Marathon Majors)の一員でもあります。

1897年に第1回大会が開催され、世界最古のマラソン大会としてギネスブックにも登録されています。日本人の優勝者も多く、君原健二さん(1966年)や瀬古利彦さん(1981年・1987年)、川内優輝さん(2018年)がマラソン男子1位の称号を獲得しました。

フルマラソンの部は、ボストン郊外のホプキントンからスタートし、ほぼ直線のコースを走ってボストン中心街のボイルトン通りでフィニッシュ。スタートとフィニッシュ地点の高低差はマイナス140mあり、途中「心臓破りの坂」が待ち構えており、起伏の多いコースとなっています。

次回は2026年4月20日に開催

次の「ボストンマラソン2026」は、2026年4月20日(月)に開催される予定です。一般的にマラソン大会は日曜日に開催されますが、ボストンマラソンが開催される4月の第3月曜日は、アメリカでは愛国者の日(Patriots’ Day)で祝日となります。主な概要は次のとおり。

  • 参加者は約32,000人(2025年は32,080人)
  • エントリー期間は2025年9月8日〜2025年9月12日
  • 参加費は260米ドル(1ドル150円換算で39,000円)
  • エントリーするにはクオリファイア枠の基準を満たす必要がある

最新情報は公式サイト(英語)を参照。

クオリファイア枠でエントリー

ボストンマラソンは誰でもエントリーできる抽選枠というものがなく、大会運営者が定める参加基準(Qualifying Standards)を満たしたランナーのみエントリーできるクオリファイア(Qualifier)枠があります。

参加基準

参加基準は年代と性別毎に設定され、エントリー資格を得るにはフルマラソンの最速タイムが以下の条件を満たす必要があります。基準は時代とともに変わり、例えば男子18〜34歳のカテゴリは、1990〜2002年の3時間10分、2003〜2025年の3時間00分からステップアップしています。

年代男子女子(およびノンバイナリー)
18-342時間55分未満3時間25分未満
35-393時間00分未満3時間30分未満
40-443時間05分未満3時間35分未満
45-493時間15分未満3時間45分未満
50-543時間20分未満3時間50分未満
55-593時間30分未満4時間00分未満
60-643時間50分未満4時間20分未満
65-694時間05分未満4時間35分未満
70-744時間20分未満4時間50分未満
75-794時間35分未満5時間05分未満
80+4時間50分未満5時間05分未満

記録は、2024年9月1日から2025年9月12日が対象。AIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)、USATF(全米陸上競技連盟)またはそれに準じる団体の公認レースの記録証をエントリー時に提出する必要があります。

出走権が確約される仕組み

クオリファイア枠でエントリーすれば出走権が確約される訳ではありません。応募者数が定員数をオーバーした場合は、大会運営者が定める基準タイムよりも数分速いタイムで足切りされる場合があります。これをカットオフタイム(Cut-off Time)と言います。

例えば、2025年はクオリファイア枠の定員30,000人に対し42,324人が応募し、カットオフタイムが基準タイムよりも6分51秒も速く、12,324人が足切りされました。逆にコロナ禍の2022年と2023年は応募者数が定員数を下回ったため、カットオフタイムは基準タイムと同じで、足切りは0人でした。

ツアー枠でエントリー

参加基準は満たないけれど、どうしてもボストンマラソンを走りたいという方には、ツアー枠でエントリーする方法もあります。日本ではマラソンネットワークが公式代理店として登録されており、ツアーに申し込むと出走権が確約されます。

ただし、ツアー枠での参加費だけでも188,000円かかります。この他、公式サイトでは金額は公開されていませんが、航空券・ホテル代が別途必要になります。一般的なマラソンツアーの相場で最安でも500,000円ぐらい。

ボストンマラソンの体験談

最後に私の体験談を紹介します。私は過去に3回ボストンマラソンにエントリーして、1回だけ走りました。

「ボストンマラソン2020」の時は、クオリファイア枠にエントリーしてから2日後に出走権を確約するメールが届きました。ただし、新型コロナの影響でバーチャルレースに切り替わりました。

「ボストンマラソン2022」の時は、エントリーしてから2週間ほどで連絡が届きました。レースは開催されましたが、まだコロナ禍の真っ只中で渡米するハードルが非常に高く、かつ仕事の関係で休みが取れなくなったため、やむなくDNSしました。

「ボストンマラソン2023」の時は、エントリーしてから3週間ほどでメールが届きました。三度目の正直ということで、やっとボストンの街を駆け抜けることができました。

私がエントリーしたときは、富士山マラソンの記録証を提出しました。他にも東京マラソン、京都マラソン、金沢マラソン、北海道マラソン、富山マラソンなどがAIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)対象となります。

「ボストンマラソン2023」の詳しいレースレポートは、ページ下の関連記事に載せておきます。

購入ガイド

本記事で紹介したアイテムは以下の通販サイトより購入できます。

この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール