ニューヨークシティマラソン2019レポート:結果は3時間4分46秒(フル)

2019年11月3日にアメリカ・ニューヨーク州で「ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)」が開催された。今回はフルマラソンの部を走ってきたので、レースの様子を詳しく紹介する。

MIZUNO WAVE EMPEROR 3

今回のレースで履いたミズノの「WAVE EMPEROR 3」を一言で表すなら「質実剛健」という言葉が似合う。飾り気がなく地味な存在だが、レース本番では全服の信頼を置けるパートナーになり得る。

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この記事の目次

ワールドマラソンメジャーズ

「ニューヨークシティマラソン」は、毎年11月に開催されるマラソン大会。世界最高峰のマラソンシリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一員であり、約5万人のランナーが参加する世界最大級のマラソン大会でもある。

主な特徴は以下のとおり。

  • エントリーは一般抽選枠と参加保証枠がある
  • 定員は約50000人
  • ブルックリン〜クイーンズ〜マンハッタンを走るコース

最大の特徴は、沿道の熱い声援。さすが世界最大の都市だけあり、沿道には音楽あり、熱狂ありで終始圧倒されっぱなしだった。

参加保証枠にて参加

エントリーの受付は毎年1〜2月に行われる。エントリーの方法は一般抽選枠と参加保証枠に分かれるが、抽選は倍率が高く、よほどの強運の持ち主でないと当選しない。

僕は2018年は抽選枠に落選したが、2019年は準エリートの基準タイムをクリアし、参加保証枠で出走権を得ることができた。

摩天楼の街を駆け抜ける

ニューヨークは摩天楼の街として有名だ。コースの後半でマンハッタンの超高層ビルの合間を駆け抜けていると「ああ、ニューヨークに来たんだな」と実感する。

一方で、ブルックリンやクイーンズなど、ニューヨークの別の顔が見れるのも「ニューヨークシティマラソン」の魅力だ。

フルマラソンのコース攻略

「ニューヨークシティマラソン」のフルマラソンのコースは以下のとおり。ニューヨーク郊外のスタテンアイランドからスタートし、ブルックリン、クイーンズを経てマンハッタンへ。途中、少しだけブロンクスを走り、最後は緑豊かなセントラルパークでゴール。

コース全体を通していわゆる「激坂」はないが、長く緩やかな坂が多い。5つの橋のアップダウンも侮れない。

ここからはコースのハイライトを紹介する。

スタテンアイランド

ニューヨーク郊外の郊外のスタテンアイランド(Staten Island)からスタート。号砲とともにブルックリン地区(Brooklyn)へ渡る橋を上っていく。冒頭からの上り坂はキツい。

ブルックリン

ブルックリンでは、ほぼ直線に近いコースを10kmほど走る。緩やかなアップダウンがあり、ペース調整が難しい。

クイーンズ

ブルックリンからクイーンズ地区(Queens)へ入る橋の上で中間地点(21.1km)を通過。

マンハッタン

その後、クイーンズボロ橋(Queensboro Bridge)を渡り、マンハッタンへ。

橋を渡ったあとの景色が圧巻だった。ここからマンハッタンをひたすら北上する。

30km地点を通過したあとは、少しだけブロンクス地区(Bronx)を走る。

セントラルパークへ

ラスト7kmは、ゴールのセントラルパーク(Central Park)を目指してマンハッタンを南下する。

セントラルパークも結構起伏があり、油断できない。

スタートは「スタテンアイライド」

「ニューヨークシティマラソン」のスタート会場はスタテンアイランドの「フォート・ワズワース」の敷地内に設置される。

レース当日の日程は以下のとおり。シャトルバスの出発時間が早いため、スタート会場では3時間ほど待機することになる。

  • 04:00 起床
  • 04:30 朝食
  • 05:30 シャトルバス乗車
  • 06:30 会場に到着
  • 08:10 荷物預け入れ
  • 08:40 スタートブロックへ
  • 09:15 スタートラインへ移動
  • 09:40 スタート

無料シャトルバスでアクセス

スタート会場へはダウンタウンからマラソンランナー専用の無料シャトルバスを利用した。ニューヨーク中央図書館前から乗車して5時半に出発。

ダウンタウンからスタテンアイランドまでの所要時間は90分と聞いていたが、実際には60分ちょっとで到着した。会場に入る前にセキュリティ検査がある。

シャトルバスを降りてまず驚いたのが、会場の気温。ダウンタウンは暖かったのに、こちらは風が強く、体感気温も10℃ほど低く感じた。こんな状況であと3時間も待機するのかと思うと気が滅入る。。

選手村で待機

スタートラインは、4つのウェーブ(Wave)と、3つのコーラル(Coral)のエリアに区分けされている。参加者が5万人もいると、ウェーブ分けだけじゃ足りないということか。

コーラルはブルー(Blue)、グリーン(Green)、オレンジ(Orange)に分かれており、僕はオレンジだった。コーラルごとに選手村(Village)が分かれており、それぞれに荷物預け入れ場所や飲食スタンド、トイレなど設置されている。

荷物預けれ入れ

荷物は、専用のUPSバッグ(UPS Bag)に入れて、ナンバーで区分けされたUPSのトラックに預ける。

飲み物・エイドなど

選手村では温かい飲み物やエイドなどが無料で配布されていた。大会スポンサー企業のゲータレードのブースもあった。

スタートブロックへ

スタート1時間前からスタートブロックに入場できる。僕はオレンジの最前列のAブロックだった。しばらくここで待機し、スタート30分前になるとスタートラインへ移動する。

スタートラインは、スタテンアイランドとブルックリンを結ぶ橋の上。

レース展開と結果

ここからは実際に「ニューヨークシティマラソン」を走ってみて気づいた点をまとめていく。

結果

完走タイムは以下のとおり。スタートラインのすぐ近くに待機していたおかげで、スタート時のロスタイムはわずか3秒。後半から失速してしまいサブ3は叶わなかった。

  • ネットタイム 3時間4分46秒
  • グロスタイム 3時間4分49秒

スタートから30km地点まではサブ3を上回るペースで順調に走り続けた。途中、20km前後でお腹が痛くなるものの、克服に成功。ハーフ地点は1時間28分05秒で通過した。

その後、マンハッタンのアップダウンでエネルギーを消耗し、マンハッタンからブロンクスに渡る橋でペースがガクッと落ちてしまった。

33kmあたりでサブ3のペーサーに追い抜かれ、35km地点では5:00/kmペースを維持するのがやっとだった。

ラスト5kmはセントラルパーク内を走るのだが、これが非常に長く感じた。サブ3は諦めたものの、せめて自己最速記録2位を目指そうと腕振りを意識して走り続けた。

参考までにストラバのアクティビティを貼り付けておく。

レースで見えてきた課題

振り替えると、前半のペースが少し速すぎたように思う。上り坂でもペースを維持しようと頑張りすぎたのが良くなかったのかもしれない。

アップダウンは侮れない

コース全体を通してエグいアップダウンはないが、常に緩やかなアップダウンを上り下りしている感じだ。コース上にある5つの橋のアップダウンも意外とダメージが大きかった。

ワールドマラソンメジャーズ制覇への道のり

とりあえず、シカゴマラソン(2017)、東京マラソン(2018/2019)、 ベルリンマラソン(2018)に加えて、ニューヨークシティマラソンの完走メダルが獲得できた。世界最高峰の6つのマラソン大会から成るワールドマラソンメジャーズの4つは制覇できたことになる。

残るボストンマラソンは、2020年4月に走ることが確定している。あとはロンドンマラソンをどうするかだ。

ゴールは「セントラルパーク」

「ニューヨークシティマラソン」のゴール会場は、マンハッタンのど真ん中に鎮座する「セントラルパーク」に設置される。

フィニッシュしたあとはメダルを受け取り、防寒用のアルミフィルムと完走キットを受け取る。

そして預けた荷物を受け取るために1kmほどの道のりを歩く。これが本当に辛かった。

荷物はナンバーカードと照合して手渡される。

戦利品

ゴール会場では完走メダルのほか、ゲータレードのスポーツドリンク、ミネラルウォーター、ゲータレードのプロテイン飲料をもらった。

さらに、クッキー、エナジーバー、リンゴ。海外マラソンではフルーツを丸ごともらうことが多い。

装備類

最後に「ニューヨークシティマラソン」で使用したシューズやウェア、ギアを紹介しよう。

関連情報

MIZUNO WAVE EMPEROR 3

今回のレースで履いたミズノの「WAVE EMPEROR 3」を一言で表すなら「質実剛健」という言葉が似合う。飾り気がなく地味な存在だが、レース本番では全服の信頼を置けるパートナーになり得る。