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「東京マラソン2018」フルを3:17:47 PBで完走。Six Star2個目

「東京マラソン2018」フルを3:17:47 PBで完走。Six Star2個目

2018年2月25日に参加した「東京マラソン」の大会レポートをお届けします。

種目はフルマラソン。10年連続エントリーして落選し続けたので、今回はチャリティーランナー枠で出走権を獲得しました。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

東京マラソンマラソンの特徴

東京マラソンは毎年2〜3月に世界都市・東京を舞台に開催されるマラソン大会です。

フルマラソンのコースは、新宿の東京都庁前からスタートし、浅草、清澄庭園、銀座、品川など繁華街を巡り、東京駅前でゴールします。

マラソンの世界最高峰シリーズ「ワールドマラソンメジャーズ」の一員でもあり、エリートの部では世界トのトップマラソン選手が集結します。

市民ランナーにとっても、東京マラソンは憧れの大会であり、一般エントリーの抽選枠は例年10倍を超えます。

「tomo」は10年連続で落選し続けたため、2018年大会は出走権が確約されるチャリティー枠でエントリーしました。

エキスポ会場と受付

マラソンの受付は東京ビッグサイトに設置されるエキスポ会場「東京マラソンEXPO 2018」で行います。

ランナーにとってのエキスポ会場はレジャーランドのような場所。新製品に触れたり、試供品をもらったり、指マラランニングフォームをチェックしてもらったりと、閉場ギリギリまで遊んできました。参考までに一部始終を紹介しますね。

事前受付・ナンバーカード引換

小雨の中、JRりんかい線国際展示場駅に到着。コンコースを歩いてエキスポ会場を目指します。しばらくすると東京ビッグサイトの建物が見えてきました。

長いエスカレーターを上るとエキスポ会場の入口があります。ナンバーカード引換証と身分証明書を準備して会場内へ。

最初の関門は本人確認とセキュリティリストバンドの装着。

セキュリティリストバンドには、セコムが開発した特殊な QRコードが埋め込まれており、レースを完走するまで装着している必要があります。テロ対策や走者の替え玉を防ぐことが目的とのこと。

次にナンバーカードを受け取ります。今回はチャリティーランナーとして参加するため、専用デスクで受け取ります。

そのあとは計測チップチェックと顔写真をシステムに登録します。ここが最も混雑していました。

最後に参加記念 Tシャツを受け取ります。32歳を過ぎた頃から Sサイズから Mサイズにグレードアップしました。

参加者全員の氏名が載ったボードを発見。ナンバーカードの番号順なので案外すんなり見つかりました。

東京マラソンが加入する「ワールドマラソンメジャーズ」のブースもありました。東京マラソン、ボストンマラソン、ロンドンマラソン、ベルリンマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンの6大会を制覇すると、「6 Star Finishers」のメダルがもらえます。

スポンサーブース

まず最初に目に入ったのがアサヒビールさん。お酒は飲めないのでスルーしようとしたら「ノンアルコール」の文字が見えたので、思わず試供品を手に取りました。すると社員らしきお兄さんが寄って来てアンケートに答えて欲しいとのこと。ブランドの認知度について調査している感じでした。

その隣では久光製薬さんがサロンパスの試供品を配布していました。普段は使わないけど、いつか使うかもしれないので列に並んでもらっておきました。

こちらは東京メトロのブース。Qちゃんこと高橋尚子さんがシドニー五輪で優勝したマラソンタイムを、パーソナリティーの女性が走るという企画でした。

アメックスの出展ブースは「体験型」で非常に面白かったです。タブレットの上に指をスクロールさせて競い合う「指マラソン」に参加して来ました。画面には東京マラソンを模したコースが表示され、かなり作り込まれた感がありました。

5人1組でレース開始。スタートは出遅れましたが、両手の人差し指の超高速スクロールで見事1位でフィニッシュできました!動画のほうが臨場感が伝わると思います。

ポカリで有名な大塚製薬さんは、新製品「ボディーメンテ」の試供品を配っていました。アンケートに答えるともらえます。

セイコーさんのブースでは、陸上競技でおなじみの黄色いデジタル時計「オフィシャルタイマー」とツーショットが撮れます。しかも東京マラソンでの目標タイムが「宣言」できます!

日本人的な「控えめにしておこう」という感情を押し殺し、今の自己ベストを7分以上も縮める「3時間15分」を宣言してしまいました。写真にハッシュタグを付けて共有すると、粗品がもらえました。

長いエスカレーターを降りると、まだまだ会場がありました。出展ブースの面積でいうとアシックスさんが一番大きかった気がします。こちらは専門家にランニングフォームをチェックしてもらえるコーナー。

待ち時間を含めた所要時間が50分だったので一瞬迷いましたが、測定してもらえる機会は滅多にないのでやってみることにしました。幸い2人しか並んでいなかったので20分ほどで順番がまわってきました。

こちらはリストバンドが生成できるコーナー。完走タイムを入力すると、5kmごとの通過タイムが印字されます。シドニーマラソンにもありました。

ここでも目標タイムは強気の3時間15分にしました。

もちろんアシックスの売り場もありました。こちらは限定Tシャツ。一体何種類あるんだろう…。

一般出展ブースは、自分の気になるブランドだけチェックしてきました。まずは「超立体」のランニングソックスで有名なアールエル(RxL)。「tomo」は5本指ソックスを愛用しています。

GPSウォッチの世界最大手のGarminも出展していました。

こちらはスイスのパフォーマンスシューズのブランドOn(オン)。東京マラソンはOnの最速マラソンシューズ「Cloudflash」で挑みます!

最後はあずきで有名な井村屋。井村屋の「スポーツようかん」はお気に入り補給食のひとつです。

本日の戦利品

「東京マラソン EXPO 2018」で受け取ったものを紹介します。

まずは参加記念Tシャツ。ホワイトが基調のシンプルなデザインです。レース当日はこれを着て参加します。

写真左から東京メトロ1日無料乗車券、コースマップ、会場マップ。JRで向かうので無料乗車券は使えませんが、記念に取っておこうと思います。

大会パンフレット。

オフィシャルパートナーの出展ブースでもらった試供品など。写真左から、サロンパス、折りたたみクッション(セイコー)、ミント(アメックス)、ノンアルビール(アサヒ)、ボディーメンテ(大塚製薬)。

東京マラソンチャリティランナー共通のデザイン。ショッキングピンクが映えますね!

チャリティーランで1年間お世話になったNPO「カタリバ」さんからは、防寒用のアルミシートをいただきました。スタート地点は寒いらしいので、有難く使わせていただきます。

スタートラインへ

レース当日は、埼玉県の自宅から会場へ電車で向かいました。スタートまでの日程は以下のとおり

  • 04:30 目覚める。ベッドの中で軽くストレッチ
  • 04:50 起床。身支度など
  • 05:00 朝食
  • 06:00 スポーツドリンク(Maurten)を飲む
  • 06:30 自宅を出発、新宿へ
  • 07:30 スタート会場到着
  • 07:50 スタートライン整列
  • 09:05 マラソンスタート

朝食は、白米、納豆、梅干し、ちりめん、バナナ1本、ほうじ茶のみ。以前はガッツリ食べていましたが、最近は食事を軽めにしてスポーツドリンクで補っています。

JR新宿駅南口を出て甲州街道を歩いて行くと、スタート地点を目指す大勢のランナーと合流します。

スタート地点が設置されている東京都庁前は、複数のゲート(入口)に分かれています。今回は指定された「ゲート3」から入場しました。入口では受付の時に装着したセキュリティリストバンドをスキャンして本人確認を行います。

次に手荷物検査。セキュリティゲートはスマホを持って通れるので、空港ほど厳しくはなさそうです。

手荷物検査が済んだ荷物には「SECURITY」のシールが貼られます。

預け入れ用の荷物袋は、指定されたトラックに直接持ち込みます。ゴール地点の東京駅まで輸送してくれます。

スタートブロックは7時45分に開場します。その5分後に指定された「Bブロック」に整列しました。

スタートラインまでは100mほど。

気温は9度。じっとしていると冷えるのでアルミシートを巻いておきました。

8時30頃から司会者のトークが始まり、日本陸連会長と小池都知事の挨拶、招待選手紹介、国歌合唱を経てスタートのカウントダウンが始まります。

9時ちょうどに車イスの部がスタートし、その5分後にマラソンの部の号砲が鳴りました。

コース攻略

ここからは「東京マラソン」を走った時の様子を振り返ります。今回はスマホを持たずに走ったので写真はありません。

前半戦

スタートからしばらく緩やかな下り坂が続きます。最初の1kmは4:37/km。ちょっとオーバーペース気味なので目標ペースの4:45/kmまで落としました。後ろからどんどん追い抜かれても、気にせずにマイペースで。

靖国通り〜外堀通りのルートはどこか見覚えのある風景。そういえば東日本大震災の日、新宿駅から千葉県船橋市まで歩いたルートでした。

飯田橋でで目白通りに右折し、途中で左折して専大通りへ。ここも思い出の多い場所。社会人1年目は、文京区の自宅から九段下のオフィスまで毎日歩いて通勤していました。通勤の途中に寄ったお店を横目に見ながら走り続けます。

12kmあたりで少し息が乱れてきました。清洲橋通り、江戸通りを直進して浅草雷門を目指します。15km地点で雷門が見えた時は「おぉ!」と思わず声を上げました。

並木通りを右折すると、ビルとビルの間に東京スカイツリーがチラリと見え、もう一度「おぉ!」と声を上げました。

浅草では、妹と甥っ子たちが応援してくれるということで、沿道をじっくり観察しながら走りましたが見つけられず後から聞いた話では、人が多すぎて妹も見つけられなかったとのこと。

清澄庭園のあたりで20km地点を通過。自分でも驚くほど余裕がありました。それでもハーフ地点を越えるまではペースアップはお預け。まだまだ道のりは長いですからね。

永代通りで折り返してハーフ地点を通過。ひたすら来た道を戻ります。22kmで少しペースを上げてみましたが、緩やかな起伏があるため、自然と元のペースに戻った。

後半戦

少しずつ足に疲れを感じるようになり、意識して走らないとペースダウンしてしまう。25km地点は2時間ちょうどで通過しました。

東京マラソンのハイライトでもある銀座に入ります。世界の「ギンザ」のど真ん中を走れるのは「東京マラソン」の時だけ。

中央通りでは、思わず両手を上げてバンザイしました。高揚感に包まれ、ランナーズハイだったのかもしれません。日本橋高島屋や丸善、松屋、三越を通り過ぎて有楽町へ。

有楽町マリオンを右手に皇居方面へ走ります。対向車線にはラスト1kmに差し掛かるランナーが見えました。

日比谷通りを南下して第一京浜をひたすら直進します。チラッと真っ赤な東京タワーが見えたのが印象に残っています。

ここで4:30/kmにペースアップしました。息苦しさはありませんが、右の足裏が擦れている感覚があり、少し痛みを感じました。

ひたすら第一京浜を走り続けます。37km地点を越えたあたりから3時間20分を意識しはじめました。35kmの通過タイムが2時間46分。残り7.2kmを34分で走ればギリギリ間に合う計算です。

40km地点を3時間8分で通過し、3時間20分切りを確信。あとはどこまで自己ベストを縮められるか。最後まで気を抜かずに走ろうと誓いました。

左手に日比谷公会堂が見えるとゴールの東京駅まで残りわずか。

最後は丸の内通りに入り、ひたすら一直線を走ります。最後に左折してラスト200mは皇居に向かって全力スパート。

ゴールの後で

完走タイムは、ネットで3時間17分47秒、グロスで3時間18分20秒でした。

これまでの自己ベストは2017年6月に富山県で走った「黒部名水マラソン」の3時間21分21秒。つまり、3分半近くも自己ベストを更新できたことになります。

以下はゴール直後の様子です。

疲労困憊であまり記憶が残っていませんが、記念写真は撮っていたようです。

こちらが完走メダル。ずっしり重みを感じます。

自己ベストを更新して会心のレースだったと言いたいところですが、ひとつだけ問題が発覚しました。

30kmあたりから右足の足裏が擦れるような違和感を感じていましたが、家に帰ってランニングソックスを脱いでみるとビックリ。親指ぐらいの真っ赤な水ぶくれが出来ていました。

Onの「Cloudflash」を履いて走りましたが、サイズが合っていなかったようです。レース前日に購入し、試走せずにレースに投入するという凡ミスを犯してしまいました。

おまけ

後日、ランナーで外科医の先生に水ぶくれの処置について尋ねたところ、以下のアドバイスをいただきました。

  • 消毒した針で穴をあける
  • 水疱の中の水を抜く
  • バンドエイドでカバーする

教えていただいたとおりに処置したら、親指サイズほどあった足裏の水ぶくれが3日後には完治しました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。