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【伊豆大島マラソン2021レポート】最大標高差365m…フル3:16:50

【伊豆大島マラソン2021レポート】最大標高差365m…フル3:16:50

2021年12月11日に参加した「伊豆大島マラソン」の大会レポートをお届けします。

種目はフルマラソン。伊豆半島沖に浮かぶ伊豆大島の外周を時計回りで走るコースです。標高差365mの激坂を始め、アップダウンの多い難コースとしても知られています。

土曜日開催なので、金曜日の夜に東京・横浜を夜行フェリーで出発し、土曜日にレースを走り、のんびり観光してから日曜日に戻ることも可能。

ちなみに「tomo」はレース当日にプロペラ機に乗って戻りました。離島のマラソン大会は移動も楽しめるのが良いですね。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

大会の魅力

伊豆大島マラソンは、毎年12月に東京都大島町の伊豆大島を舞台に開催されるマラソン大会です。

伊豆大島は相模湾の南、伊豆半島の東に位置する伊豆諸島最大の島。住所は東京都大島町なので、島内を走る自動車のほとんどが品川ナンバーです。

スタート・ゴール地点のある大会会場は「仲の原園地」に設置されます。伊豆大島の東側の玄関口、元町港から徒歩5分。

種目はフルマラソン、ハーフマラソン、10km、5kmがあり、今回はフルマラソンの部に参加しました。

フルマラソンのコースは、伊豆大島の外周を時計回りで1周します。アップダウンの多い難コースとして知られており、高低差365mの坂(13-17km上り・23-27km下り)が最大の難所となります。

他にも高低差100m級の坂が2箇所(7km・36kmあたり)あります。以下は大会パンフレットのコースマップです。

最新の情報は公式サイトを確認しましょう。

遠征日程

埼玉県の自宅から参加するため、今回は日帰りでレース当日に伊豆大島に上陸しました。正確にいうと、出発したのはレースの前日。深夜便の大型客船に乗り、海の上でひと晩過ごしました。

2021年12月10日(金)レース前日

大型客船「さるびあ丸」に乗船し、22時に東京・竹芝桟橋を出港。23時半に横浜港にも寄港します。金曜日に仕事を終えてからでも十分に間に合うスケジュールです。

2017年12月11日(土)レース当日

そして翌朝6時に伊豆大島の岡田港に入港。会場近くの元町港に入港するものと思い込んでいたので焦りましたが、岡田港→元町港はバスでスムーズに移動できました。

レース当日の日程は以下のとおり。

  • 06:00 伊豆大島・岡田港に到着
  • 07:00 仲の原園地で受付
  • 08:30 フルマラソンスタート
  • 12:00 御神火温泉で入浴
  • 15:35 大島かめりあ空港を出発
  • 16:00 東京・調布空港に到着

スタートライン

受付は例年、元町港客船待合室で行っているらしいですが、今年は新型コロナウィルスの感染リスクを考慮して、仲の原園地に設置。

受付後は仲の原園地の芝生で1時間ほど待機しました。

手荷物は配布されたビニール袋にナンバーカードの番号を書き、設置スペースに置くスタイル。受け取る時にナンバーカードと照合します。

8時から仲の原園地の仮設ステージで開会式が始まります。シンガーソングランナー「SUI」さんの歌に会場が盛り上がりました。

フルマラソンは8時半スタート。10分前からスタートラインに整列し始める。完走タイム3時間〜3時間20分は先頭ブロックでした。

コース攻略

ここからは「伊豆大島マラソン」のコースの様子を詳しく紹介します。

前半戦

スタート直後は海岸線沿いの道路を走ります。今日は天候に恵まれ、晴れ時々曇りで風はほとんどありません。

5km以降は基本的に歩道もしくは道路の左側を走行。

7kmあたりで高低差100mの坂を上り切ります。ただし傾斜は緩いのでそこまで苦しく感じません。

8kmあたりで海が見えました。伊豆大島の北側の景色です。

10km地点を43分で通過。サブ3よりも少し遅いですが、アップダウンがある割には悪くないペース。

「大島一周道路」をひたすら直進します。

12kmあたりのエイドステーションを過ぎると、高低差365mの激坂に差し掛かります。

大会パンフレットにも「急激な上り坂」と書かれていたので身構えていましたが、実際に走ってみると傾斜はそこまでキツくない。一度も止まらずに5:10〜5:30/kmペースで走り切ることができました。

最高地点を過ぎて間もなくしてお腹がギュルッとなり、18kmのエイドステーションの仮設トイレに駆け込みます。ここで2分ほどタイムロスしてしまいましたが、我慢して後で悲劇が起こるよりはマシ。

後半戦

23km〜27kmは下り坂が続くため、重力を生かして転がるようにして走りました。最速で3:33/kmまでペースアップ。

坂を下ると、伊豆大島の南側、波浮港エリアに出ます。住宅街〜海岸線をひたすら走り続けます。この辺りは比較的フラットで走りやすかったですね。

30km地点を2時間8分で通過。

30km以降はラスト1kmまで緩やかなアップダウンが続きます。特に100m級の激坂はラスボス級にキツかったです。

キツいけど、オーシャンビューには癒されました。

伊豆大島の観光名所「地層大切断面」が見えてくるとテンションが上がります。通称バームクーヘン。確かにそう見えなくもない。

37km以降は下り基調ですが、ちょこちょこアップダウンがあって気が抜けません。

ラスト2km。ここから元町港を通り、仲の原園地を目指します。

仲の原園地に設置されたフィニッシュラインで無事にゴール。

ゴールの後で

完走タイムは、ネットで3時間16分50秒でした。目標タイムは3時間20分でしたので、悪くない結果です。

最大の懸念事項であった高低差365mの激坂は難なく乗り越えられたのは意外でした。それよりも30km以降のアップダウンの方が苦労しました。

ゴール会場

こちらはゴール会場の様子。

荷物置き場で自分の荷物袋を探します。入口の係員に袋の番号とナンバーカードを照合して本人確認を行いました。

本日の戦利品

大島銘菓の「牛乳せんべい」とアミノバイタルをいただきました。

他にも、大島名物の「青唐がらし醤油」とネックゲイター、その他試供品をゲット。

温泉入浴

マラソンの後は、会場の隣にある「愛らんどセンター御神火温泉」で汗を流してきましたた。水風呂もあり、温冷交代浴ができます。

ご当地グルメ

温泉の後は食堂で「とんこつラーメン」をいただきます。ランニング後はこういう塩っぱい食べ物が無性に欲しくなりますよね。

復路はプロペラ機

伊豆大島の空の玄関口は「東京大島かめりあ空港」。帰りは船ではなく、プロペラ機に乗って東京の調布飛行場を目指しました。

所要時間はたったの25分。小型機にしては思ったより揺れず、葉山→戸塚→立川の景色を上空から楽しめました。

おまけ

今回のレースで使用したランニングシューズは、アシックスの「メタスピードスカイ。

他のレースシューズに比べるとソールがフラットに着地するため、上り坂・下り坂では安定感が高く、クッションの恩恵を得ることができました。

ウエストポーチはサロモンの「AGILE 250」を使用。スマホ、エイド、貴重品をコンパクトに収納するのにちょうど良いサイズで。ウエスト周りにぴたりとフィットして揺れません。

ランニングソックスはガッツマンの「ランニングソックス 五本指」をレースに初投入。自衛隊員が愛用するブランドで耐久性に優れているのが特徴です。

そして、冬のマラソンに欠かせないのがスポーツ腹巻き。最近はグンゼの「ウエストウォーマー」を愛用しています。

今回の旅では東京→大島の大型客船に乗り、夜間は相部屋で雑魚寝をしました。その際に腹巻きを頭からかぶり、アイマスクと耳栓として代用しました。おかげでぐっすり熟睡できました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。