ともらん!

【大会レポート】富士忍野高原トレイルレース2025:ショート(13.2km)は初心者におすすめ

2025年6月1日に山梨県の忍野村で「富士忍野高原トレイルレース」が開催されました。今回はショートコース(13.2km)に参加。アップダウンはそこまでキツくなく、自分のようなトレラン初心者でも無理なく走ることができました。

【大会レポート】富士忍野高原トレイルレース2025:ショート(13.2km)は初心者におすすめ

富士忍野高原トレイルレースとは?

富士忍野高原トレイルレースは、毎年6月に山梨県南都留郡忍野村で開催されるトレイルランニングの大会。2025年で16回目の開催を迎えます。

コースはロング(約35km)、ミドル(約21.6km)、ショート(約13.2km)の3種類あり、それぞれ上級者、中級者、初級者に適したアップダウンとなっています。スタート・フィニッシュのある大会会場は、忍野中学校に設置されます。

主に富士山の麓を走るため、天気が良ければ富士山の絶景を見ながら走れるのが、このレースの最大の魅力です。最新情報は、公式サイトをご覧ください。

エントリーした理由

もともと5月末の週末に家族で山梨県の山中湖に滞在する予定でした。5〜6月のマラソン大会を探していたら「富士忍野高原トレイルレース」が目に留まり、ショートコースだったらホテルをチェックアウトする前に完走できるのでは?と思い、エントリーしました。

トレラン初心者でも走りやすいショートコースが選択肢にあったのも、走ってみようと思ったきっかけのひとつでした。自分は上り坂が苦手でして、過去に参加したレース(距離20km以上、累積標高1,000m以上)は苦しい記憶しかありません。

1泊2日の遠征日程

今回、自宅のある埼玉からはマイカーで向かい、富士山と山中湖が一望できる「ホテルマウント富士」に一泊しました。

レースの前日は家族と一緒に山中湖をサイクリングで1周する予定でしたが、天気はあいにくの雨。また中央道で渋滞に巻き込まれてしまい、到着時間が1時間以上も遅れてしまいました。そこで急きょ予定を変更して「忍野八海」を見学。

忍野中学校から車で5分ぐらいの場所にあるため、レースの前日受付のついでに立ち寄ることができました。チェックアウトした後は、ひとりで山中湖を走って1周しました。

実は走りに行く直前、ホテルでエレベーターを待っていたら、会社の同僚にばったり会いました。最初は人違いかな…と思ったのですが、声をかけてみたらご本人でした。しかも「富士忍野高原トレイルレース」に参加するとのこと。というわけで、レース当日は同僚と一緒に会場へ向かうことにしました。

スタートラインへ

レース当日のスケジュールはこんな感じです。

  • 06:00 起床
  • 07:00 ホテルを出発
  • 07:20 会場に到着
  • 08:20 スタート
  • 09:45 フィニッシュ
  • 10:15 ホテルに戻る
  • 11:00 ホテルをチェックアウト
  • 13:00 帰宅

ホテルは11時前にチェックアウトすればよいので、それまでに完走して、できれば温泉で汗を流したいところ。そしてその間、家族はホテルでのんびり過ごしてもらいます。

会場に到着すると、忍野中学校の校庭駐車場は満車でしたが、隣の敷地の臨時駐車場に運よく停めることができました。スタートまで時間があったので、会場内をぶらぶら散策。

ミドルコースに参加した同僚を見送った後、ショートコースの第1ウエーブのスタートブロックに整列。

レースの振り返り

今回走ったショートコースは、標高934mの忍野中学校からスタートし、6km付近で標高1,232mの立ノ塚峠に到達。そこから標高1,151mの二十曲峠へ下り、再び忍野中学校に戻りフィニッシュします。

今回はタイムを狙うわけでもなく、自由気ままに走ります。とはいえ、のんびりし過ぎるとホテルのチェックアウトに間に合わなくなるので、山道が始まるまでの最初の3kmはなるべく速く走りました。

山道に入ると、徐々に徐々に上り基調になります。でも歩くほどの傾斜ではなく、6:00/km前後のペースで淡々と走り続けます。前日の雨で足元はグチャグチャ。滑らないよう注意しながら着地していきます。

5km〜6kmは傾斜がキツくなり、歩いて上りました。周りのランナーも走っている人はいなかったですね。立ノ塚峠を越えると下り基調になりますが、所々に小さな峠があり、歩いたり走ったりしながら進んでいきます。

レースのハイライトは給水所のある「二十曲峠」です。急に視界が開けて富士山が一望できます。「二十曲峠展望テラス」というオシャレなテラスもありました。

給水所では紙コップがなく、参加キットに含まれている折りたたみ式のマイカップを使います。作りがしっかりしたカップで、長く使えそうです。

給水所を後にして、しばらく暗い木のトンネルの中を下っていきます。この辺りも足元がグチャグチャして滑りやすかったですね。

ラスト3kmは富士山を見ながら平地を走ります。そして忍野中学校でフィニッシュ。

完走タイムは1時間26分4秒でした。これが速いのか遅いのか分かりませんが、今回はそこまで苦しまずに完走することができ、トレランの苦手意識を克服できた気がします。

完走賞・ご褒美メシなど

レースの後は完走賞にスポーツタオル、お蕎麦、ミネラルウォーターをいただきました。

それから豚汁のサービスもありました。レース後の豚汁はマラソン大会あるあるなんですが、ここの豚汁は量が多く、豚肉もたっぷり入っていて別格でした!

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで着用したランニングアイテムを紹介します。ページ下の関連記事にレビュー記事のリンクを載せておくので、興味があればそちらもご覧ください。

シューズは、Onの「Cloudsurfer Trail WP」を使用しました。ベースがCloudsurferということもあり、ロードでも不整地でも同じくらい快適に走れます。今回はラスト3kmでロードが多めでしたので、このシューズのポテンシャルを最大限生かしきれました。

ランニングソックスはmilestoneの「オリジナルソックス」、パンツは同じくmilestoneの「ナッティーショーツ 5inch プラス」を着用しました。