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シアトル:おすすめはレイクユニオン

シアトル:おすすめはレイクユニオン

出張や旅行でアメリカ北西部の都市シアトル(Seattle)を訪れた際に、サクッと走れる8つのランニングコースを紹介します。

特におすすめしたいのが、ダウンタウンから徒歩15分の「レイクユニオン」。1周すると10kmちょっと。対岸のガスワークス公園からはシアトルの街並みが一望できます。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

シアトルへのアクセス

シアトル(Seattle)はアメリカ北西部、ワシントン州にある都市です。

日本からはシアトル・タコマ国際空港まで直行便が運行しており、フライト時間は8〜9時間。

シアトルにはマイクロソフトやアマゾン、アドビなどのテック企業の本社が置かれているため、日本から出張で多くの人が訪れます。

「tomo」も仕事の関係でシアトルはこれまで20回以上滞在しました。

都会なのに、ちょっと足を伸ばせばば海・山・湖などの大自然に触れ合えるのがシアトルの魅力。ここでは8つのランニングコースを紹介します。

ダウンタウン

ダウンタウン(Downtown)はシアトルの中心街。今回はシアトル最古の歴史地区から世界最古のスターバックスまで走ります。わずか1.5kmの区間にシアトル美術館、パイクプレイス市場、「ガムの壁」などの観光名所があります。

まずはパイオニア・スクエア(Pioneer Square)からスタート。ここは開拓者(パイオニア)たちが最初に移り住んだ、シアトル最古の歴史地区です。正面に見えるのは、1914年に竣工されたSmith Tower。ここから一番街(First Avenue)の緩やかな上り坂を進みます。

坂の途中にあるのがシアトル美術館(Seattle Art Museum)。地元ではサム(SAM)の名で親しまれています。

こちらは知る人ぞ知るシアトルの新名所、ガムの壁(Gum Wall)。パイクプレイス市場の手前にある細道を歩いていくと、レンガの壁一面がチューインガムで覆われています。

周辺はガムの甘ったるい香りで包まれています。よく考えたら汚いですよね。

こちらはパイクプレイス市場(Pike Place Market)。鮮度抜群の生鮮食品が手に入ります。

市場の近くにはスターバックス1号店があります。日本でもお馴染みのスターバックスはシアトルが発祥の地。

こちらのお店は第1号店、つまり世界最古のスターバックス。日中は観光客で溢れているので、早朝に行くのがおすすめです。

ロゴは当初のカラーを残すダークブラウン。

スペース・ニードル

シアトルを象徴する建物といえばスペース・ニードル(Space Needle)。1962年の万国博覧会に建設された高さ182mのタワーです。

展望台からはシアトルの街並みやエリオット湾のパノラマビューが楽しめます。

スペース・ニードルの周りは、劇場や映画館、コンサート会場や博物館が軒を連ねています。

周回コースをぐるりと1周してきました。

歩道が多いので安心して走れます。

噴水や広場もあり、ついつい足を止めたくなります。

アラスカン・ウェイ

シアトルはエリオット湾(Elliott Bay)に面しており、ダウンダウンに最も近い海沿いの道はアラスカン・ウェイ(Alaskan Way)と呼ばれています。

かつて倉庫として使われた埠頭(Pier)の建物の多くは、レストランやショッピングモールとして活用されています。

直線2kmのアラスカン・ウェイは、日中は観光客で混雑しているので、走るなら早朝がおすすめです。

こちらは地元で人気のシーフード・レストラン「Anthony’s Pier 66」。Pierは桟橋、66は桟橋の番号を表します。

シアトルはカナダの国境から近く、近隣都市のビクトリア(Victoria)までは高速船「Clipper」で片道3時間ほど。アラスカン・ウェイに船着場があります。

エリオット・ベイ・トレイル

シアトルで気軽にトレランを楽しみたいなら、エリオット・ベイ・トレイル(Elliott Bay Trail)がおすすめ。オリンピック彫刻公園から北に向かって海沿いを散策でき、いつも地元ランナーで賑わっています。

エリオット・トレイルの起点となるのがオリンピック彫刻公園(Olympic Sculpture Park)。先ほど紹介したアラスカン・ウェイの終着点でもあるので、アラスカン・ウェイとセットで走ると良いでしょう。

オリンピック彫刻公園でひときわ目を引くのが、この赤いオブジェ。作品名『The Eagle』。彫刻家アレクサンダー・カルダーの代表作です。

「トレイル」と言ってもコースの大半はアスファルトで舗装されています。

トーテムポールを発見。

巨大な貨物船が停泊する第86番桟橋(Pier 86)。ベルトコンベアを使い、1時間あたり最大3000トンの穀物を貨物列車に移し替えられるそうです。

レイクユニオン

シアトル北部に広がるレイクユニオン(Lake Union)は 1周約10kmの湖。ダウンタウンから走って15分でアクセスでき、エリオット湾(Elliott Bay)とはひと味違ったウォーターフロントの風景が楽しめます。

今回はダウンタウンに最も近いサウス・レイク・ユニオン(South Lake Union)からスタートし、反時計回りで湖を1周します。

橋を渡って湖の北側へ移動中、レガッタが水上に姿を現します。掛け声に沿ってきれいな弧を描くオールの動きに、思わず見とれてしまいました。

湖の北側にはガス・ワークス公園(Gas Works Park)が広がります。

かつてここには石炭からガスを精製する施設がありました。石炭からガスを精製する技術をGasification(石炭のガス化)と呼び、19世紀初頭までは火力の主な供給源でした。

しかし天然ガスや石油が普及し始めると需要がパタッとなくなり、お役御免となった施設はしばらく放置されていました。

近年、歴史遺産を生かそうという機運が高まり、現在はガス・ワークス公園として生まれ変わっています。

ガス・ワークス公園からは、レイクユニオンを挟んでシアトルの高層ビル群が一望できます。

ここから湖の東側へ向かい、ブルーのペンキで塗られたフレモント橋を渡ってサウス・レイク・ユニオンに戻ります。

湖畔には、ボートハウス(Boat House)と呼ばれる「湖上の家」が点在します。浮いているのか、杭で固定されているのかは分かりませんが、家屋が湖の上にあり、桟橋から出入りするようになっています。

カラフルでこじんまりした家が多いですね。

アーボリータム植物公園

シアトル北東部にあるアーボリータム植物公園(Washington Park Arboretum Botanic Gardens)は、ワシントン大学が所有・管理する全長約2kmの公園です。

園内には日本庭園(Japanese Garden)やサッカー場があり、近隣住民の憩いの場として機能しています。

歩行者・自転車専用のトレイルコースも整備されており、外周コースは比較的フラット。アップダウンを取り入れたければ、公園の真ん中を走るのがおすすめです。

アーボリータム植物公園の北側にはワシントン湖畔の沼地が広がります。この沼地一帯には、アーボリータム・ウォーターフロンント・トレイル(Arboretum Waterfront Trail)と呼ばれるトレランコースが整備されており、湖畔や湖上を走ることができます。

こちらは園内マップ。沼地の離島(?)を無理やりつないで作ったようなコースですね。

自然を身近に感じられる素敵なコースなのですが、雨上がりの直後は地面がぐちゃぐちゃになるので注意が必要。

マグノリア(Magnolia)

シアトル北西部にあるマグノリア(Magnolia)はシアトル有数の高級住宅地です。ダウンタウンから車で15分、マグノリア大橋を渡ると閑静で自然豊かな台地が広がります。

一戸数億円もする豪邸が立ち並び、窓からはエリオット湾やオリンピック国立公園の山々が一望できます。

マグノリア地区は景色が良くて治安も良いため、ランニングコースとしておすすめです。

こちらはマグノリア・ブールバード・ウェスト通り。道幅が広くて、歩道もあるので安心して走れます。

走りながらエリオット湾が一望できました。

こちらはマグノリア公園の公衆トイレ。さすが高級住宅地だけあり、公園のトイレもセレブ仕様です。

マグノリア大橋から見たシアトルの街並み。ここからダウンタウンまではエリオット・トレイルで繋がっています。

ディスカバリーパーク

シアトル最西端にあるディスカバリーパーク(Discovery Park)には、ループ・トレイル(Loop Trail)と呼ばれる地元住民に人気のトレイルランニングコースがあります。

ループ・トレイルは1周4km。適度なアップダウンがあり、森林から牧草地、海岸と景色の移り変わりが楽しめます。コース上には標識があり、トイレや水飲み場もあるので安心して走れます。

ループ・トレイルから少し外れますが、公園の最西端にあるウェスト・ポイント灯台はぜひ寄り道したいスポットです。

おまけ

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。