どうも!マラソンブロガーのtomo.です。

アメリカ北西部にあるシアトル(Seattle)は、ボーイングやマイクロソフト、アドビ、アマゾン、スターバックスなどが本社を構える一大産業都市。日本から出張で行かれる方も少なくないと思います。

シアトルの魅力は、大都市でありながら、ちょっと足を伸ばせば海・山・湖などの大自然に触れ合えること

米 Runners Worldが2016年に行った調査では、シアトルはランニングに適したアメリカの都市(Best Running Cities)で第2位に選ばれています。ちなみに、1位はサンフランシスコで 3位はボストン。アメリカにおけるランナーの聖地ボストンを差し置いての2位はすごいですね。

ぼくもシアトルは仕事で10回以上訪れています。毎回1週間ほど滞在し、仕事の合間にいろんなところを走りました。その中からぼくが自信を持っておすすめできるランニングコースを9つ紹介します!

「ダウンタウン」と世界最古のスタバ

シアトル最古の歴史地区から世界最古のスターバックスまでのショートラン。わずか 1.5kmの距離にシアトル美術館、パイク・プレイス市場、ガムの壁など観光名所が盛り沢山な「鉄板」コースです。


まずはパイオニア・スクエア(Pioneer Square)からスタート。ここは開拓者(パイオニア)たちが最初に移り住んだ、シアトル最古の歴史地区です。正面に見えるのは、1914年に竣工されたSmith Tower。三角屋根が特徴です。ここから一番街(First Avenue)の緩やかな上り坂を駆け上がります。

坂の途中にあるのがシアトル美術館(Seattle Art Museum)。地元ではサム(SAM)という名で親しまれています。

シアトル観光の新名所、ガムの壁(Gum Wall)も忘れてはなりません。パイク・プレイス市場の手前にある細道を歩いていくと、チューインガムで覆われたレンガの壁に出くわします。

初めて見たときは衝撃を受けました。チューイングガムが隙間なくぎっちり!周辺はガムの甘ったるい香りで包まれています。

シアトルの「築地」とも言えるパイク・プレイス市場(Pike Place Market)は鮮度抜群の生鮮食品が手に入るシアトル有数の観光スポット。おすすめは近海で採れたシーフード類。生牡蠣、ダンジネスクラブ(カニ)、ロブスターが最高に旨いです。

最後は市場の近くにあるスターバックス1号店(Starbucks)へ。日本でもお馴染みのスターバックスはシアトルが発祥の地。こちらのお店は第1号店、つまり世界最古のスタバです。朝から晩まで観光客で賑わっています。

ロゴは当初のカラーを残すダークブラウン。昔は「コーヒー・紅茶・スパイス」を販売していたんですね。

ランニングの後にスタバで1杯飲んでいってはいかがでしょうか。

関連シアトルの「スターバックス 1号店」に行くなら早朝がおすすめ

「スペース・ニードル」と文化地区

シアトルを象徴する建物といえばスペース・ニードル(Space Needle)。1962年の万国博覧会に建設されたタワーで、182mとそれほど高くはありませんが、シアトルの街並みやエリオット湾が360度見渡せます。この辺りには劇場や映画館、コンサート会場、博物館が軒を連ねるシアトルの「文化地区」です。


おすすめはスペース・ニードルの周りをぐるりと走る周回コース。

歩道が多いので安心して走れます。

噴水や広場もあり、ついつい足を止めたくなります。

エリオット湾を望む「アラスカン・ウェイ」

シアトルの西側にエリオット湾(Elliott Bay)が広がります。このエリオット湾に沿って伸びるアラスカン・ウェイ(Alaskan Way)はシアトルのウォーターフロントの中でも観光客に最も人気のあるエリア。かつて倉庫として使われた埠頭(Pier)の建物の多くはレストランやショッピングモールに生まれ変わっています。


直線2kmのアラスカン・ウェイは日中は観光客で混雑しているので、走るなら早朝か夜がおすすめです。

こちらは地元で人気のシーフード・レストラン「Anthony’s Pier 66」。Pierは桟橋、66は桟橋の番号です。

シアトルはカナダの国境から近く、近隣都市のビクトリア(Victoria)までは高速船「Clipper」で片道3時間。船着場はアラスカン・ウェイにあります。

アーバントレランが楽しめる「エリオット・トレイル」

シアトルで気軽にトレイルランニングを楽しみたければ、エリオット・トレイル(Elliott Trail)がおすすめ。スペース・ニードルの近くにあるオリンピック彫刻公園から北に伸びるトレイルコースは、いつも地元ランナーで賑わっています。


エリオット・トレイルの起点となるのがオリンピック彫刻公園(Olympic Sculpture Park)。先ほど紹介したアラスカン・ウェイの終着点でもあるので、アラスカン・ウェイとつなげて走るのもおすすめです。

オリンピック彫刻公園でひときわ目を引くのが、この赤いオブジェ。作品名『The Eagle』。彫刻家アレクサンダー・カルダーの代表作です。

「トレイル」と言ってもコースの大半はアスファルト舗装されています。まあ気分はトレランですけどね。

トーテムポールを発見しました。

巨大な貨物船が停泊する第86番桟橋(Pier 86)。ベルトコンベアを使い、1時間あたり最大3000トンの穀物を貨物列車に移し替えられるそうです。

シアトルの街並みが一望できる「レイクユニオン」

シアトル北部に広がるレイクユニオン(Lake Union)は 1周約 10kmの湖。ダウンタウンから15分でアクセスでき、エリオット湾(Elliott Bay)とはひと味違ったウォーターフロントの風景が楽しめるシアトルの人気観光スポットです。

ダウンタウンに最も近いサウス・レイク・ユニオンからスタートし、歩道とトレイルを走りながら湖を1周できます。途中、石炭ガスプラントの廃墟が公園になった「ガス・ワークス公園」や湖上に浮かぶ「ボートハウス」など見所もたくさんあります。


特におすすめなのがガス・ワークス公園。かつてここには石炭からガスを精製する施設がありました。廃墟となった施設を取り壊さず、歴史遺産として活用して出来たのがガス・ワークス公園。園内には今でも建物や貯蓄庫が残っています。

ガス・ワークス公園は、レイク・ユニオンを挟んでちょうどサウス・レイク・ユニオンの対岸になるため、シアトルの街並みが一望できるスポットして観光客にも人気です。

関連:シアトルの街並みが一望できるレイクユニオン(Lake Union)周回コース

都会の喧騒から離れた「アーボリータム植物公園」

シアトル北東部にあるアーボリータム植物公園(Washington Park Arboretum Botanic Gardens)は、ワシントン大学が所有・管理する全長約2kmの公園。歩行者・自転車専用のトレイルコースがあるので安心して走れます。


園内には日本庭園(Japanese Garden)やサッカー場などもあり、シアトル住民の憩いの場として賑わっています。

外周のトレイルコースはフラットで足場も良くて走りやすいのが特徴。もっとアップダウンが欲しければ中央の山道を走るのがおすすめです。

湖上を走れる「アーボリータム・トレイル」

アーボリータム植物公園からさらに北上するとワシントン湖畔の沼地が広がります。この沼地一体には、アーボリータム・ウォーターフロンント・トレイル(Arboretum Waterfront Trail)と呼ばれるトレランコースが整備されており、湖畔や湖上を走ることができます。


こんな感じで沼地の離島(?)を無理やりつないで作ったトレランコースです。

自然を身近に感じられる素敵なコースなのですが、雨上がりの直後は地面がグチョグチョになるので注意が必要です。

途中、湖に浮かぶ木橋を渡ります。天気がいいとこのあたりは絶景スポットですね。


高級住宅地の「マグノリア」

シアトル北西部にあるマグノリア(Magnolia)はシアトル有数の高級住宅地。ダウンタウンから車で15分、マグノリア大橋を渡ると閑静で自然豊かな台地が広がります。一戸数億円もする豪邸が立ち並び、窓からはエリオット湾やオリンピック国立公園の山々が一望できます。


ダウンタウンから走っていくには少し距離がありますが、マグノリア地区は景色が良くて治安も良いため、ランニングコースとしておすすめです。

マグノリア地区のマグノリア・ブールバード・ウェスト通りをのんびり走ります。道幅が広くて、歩道もあるので走りやすいです。

走りながらエリオット湾が一望できます。

こちらはマグノリア公園のトイレ。さすが高級住宅地だけあり、公園のトイレもセレブ仕様。

こちらはマグノリア大橋から見たシアトルの街並み。ここからダウンタウンまではエリオット・トレイルで繋がっています。

「ディスカバリーパーク」とウェスト・ポイント灯台

シアトル最西端にあるディスカバリーパークは、シアトル住民がおすすめするランニングスポット。ダウンタウンから 10kmほど離れていますが、園内にはループ・トレイル(Loop Trail)と呼ばれるトレランコースがあり、都会の喧騒から離れてランニングが楽しめます。


ループ・トレイルは 1周 4km。コース上には標識があり、トイレや水飲み場もあるので安心して走れます。適度なアップダウンがあり、森林から牧草地、海岸と景色の移り変わりが楽しめます。

そしてディスカバリーパーク最大の目玉が最西端にあるウェスト・ポイント灯台。

関連シアトル最西端のディスカバリーパークで見つけた「ウェスト・ポイント灯台」

さいごに、余談ですが

日本とのシアトルの時差は17時間(サマータイムは16時間)。滞在中は時差ボケで 4時頃に目が覚めるので、朝食前にひとっ走りしてきます。すると午前中は調子が良いのですが、午後(日本では真夜中)から眠くて仕方ありません。