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【青森県】八戸市の南部氏ゆかりの「根城跡」を走ってきた

2025年5月、青森県八戸市の国道104号沿いをランニングしてきました。お目当ては14世紀に南部氏の一族によって築かれた「根城跡」。ついで八戸の総鎮守として知られる「櫛引八幡宮」にも足を伸ばしました。

【青森県】八戸市の南部氏ゆかりの「根城跡」を走ってきた

根城跡とは?

根城跡(ねじょうあと)は、青森県八戸市にある城跡です。14世紀に南部氏の一族によって築かれ、現在は国指定の史跡として敷地内に建物が復元されています。

場所はちょうど八戸駅(JR・東北新幹線)と元八戸駅(うみねこレール八戸市内線)の真ん中あたり、馬淵川の東の国道104号沿いにあります。

八戸市博物館

今回は毎年5月に青森県八戸市で開催される「八戸うみねこマラソン」に参加するために本八戸駅近くのホテルに前泊しました。ホテルから根城跡までの距離は2km。

というわけで十六日町の繁華街から走り始めます。天気はあいにくの雨。しかも雨足が徐々に強くなってきます。悪天候でも走れるように防水シェル・防水キャップ・防水シューズを持ってきて正解でした。

国道104号を10分ほど走ると「八戸市博物館」の案内が目に留まりました。博物館の前には南部師行(なんぶもろゆき)という鎌倉時代後期から南北朝時代にかけて活躍した武将の姿が。

博物館は根城跡の隣にあり、2つの施設を見学できる共通券(大人400円)を購入。閉館時間が近づいていたのでじっくり見学できませんでしたが、根城のミニチュアや八戸市ゆかりの史料が展示されていました。

根城跡本丸

雨がかなり強くなってきましたが、気にせずに走り続けます。広々とした芝生が広がる「根城の広場」は誰でも入場料無しで入れますが、その先の本丸は有料有料エリアとなります。

早速、東門から本丸に入ってみましょう。

城といっても中世の城なので、江戸時代の城とは別物。どちらかというと竪穴式住居が点在する縄文遺跡のような雰囲気。

ちゃんと馬屋もありました。馬は偽物ですけどね。一応、順路に沿って敷地内をぐるりと1周してきました。土曜日の夕暮れ時、しかも雨なので観光客は自分を含めて2組だけでした。

櫛引八幡宮と国宝甲冑

このままホテルに戻るのは物足りないので、国道104号をもう少し先に進み「櫛引八幡宮」を目指します。

もう30分以上雨の中を走り続けていますが、防水シェル・防水キャップ・防水シューズで完全防備しているおかげで快適に走れています。

根城跡から3kmほど走ると櫛引八幡宮の入口の鳥居があります。国道から少し中に入った所にあるため、注意しないとスルーしてしまいそうです。

櫛引八幡宮は11世紀後半に源頼義・義家親子が創建したと伝わります。江戸時代には南部藩主が自ら参拝に訪れるほど格式が高く、この地の総鎮守的な存在として崇められてきました。

こちらの神社は国宝の甲冑を二点所蔵しており、付属博物館に展示されています。内部は撮影禁止でしたが、国宝のひとつ、平安時代末期の「赤糸縅大鎧」は見応えがあり、菊一文字の金模様が印象に残りました。

ランニングコースまとめ

というわけで今回は、青森県八戸市の根城跡と櫛引八幡宮をめぐるランニングを楽しみました。

元八戸から根城跡までの距離は2km強。

そして根城跡から櫛引八幡宮までの距離は4km強です。いずれも国道104号沿いにあるので、道に迷う心配はありません。

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