【東海道 250km】東京〜浜松の国道1号線を7日で完走してきた
東海道を旅ランしたい方のために、東京・日本橋から静岡県浜松市まで約250kmを7日間かけて走るコースを解説。私が2012年10月に走ってきた時の様子も紹介します。箱根峠越え・甘酒茶屋・蓬莱橋・桜えびの由比と、江戸時代の旅人が歩いた東海道を走る7日間の旅ランです。
当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。
この記事の目次
- 東海道とは?
- 旅ランの日程
- 1日目:日本橋〜横浜(32km)
- 2日目:横浜〜大磯(31km)
- 3日目:大磯〜芦ノ湖(35km)
- 4日目:芦ノ湖〜富士(45km)
- 5日目:富士〜静岡(32km)
- 6日目:静岡〜菊川(36km)
- 7日目:菊川〜浜松(38km)
- お役立ち情報
東海道とは?
東海道(とうかいどう)とは東京の日本橋と京都の三条大橋を結ぶ街道として江戸時代初期に整備されました。約500kmの道中には53の宿場町(東海道五十三次)が設けられ、街道を行き来する大名行列や旅人たちが食事や宿を取ったりしていました。
現在の東海道は国道1号線で、江戸時代に旅人が行き来した「旧東海道」とはルートが異なります。旧東海道に忠実に沿って進みたいなら『ちゃんと歩ける東海道五十三次』を参考にすると便利です。
旅ランの日程
今回は、20代最後の思い出づくりに、東京の日本橋から実家のある静岡県浜松市まで東海道を走る計画を立てました。1日の走行距離を35km程度に設定し、7日間で浜松まで走り切るプランです。荷物はすべてランニングリュックに入れて持ち運び、行く先々の宿に泊まります。
| 日 | 区間 | 走行距離 | 宿泊先 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 日本橋〜横浜 | 32km | ホテルテラス横浜 |
| 2日目 | 横浜〜大磯 | 31km | 大磯プリンスホテル |
| 3日目 | 大磯〜芦ノ湖 | 35km | 和心亭 豊月 |
| 4日目 | 芦ノ湖〜富士 | 45km | くれたけイン富士山 |
| 5日目 | 富士〜静岡 | 32km | 静岡市内 |
| 6日目 | 静岡〜菊川 | 36km | ホテルルートイン島田駅前 |
| 7日目 | 菊川〜浜松 | 38km | -(実家) |
1日目:日本橋〜横浜(32km)
初日は、東京・日本橋の「道路元票」から横浜駅付近まで走りました。天気は晴れ。
東海道を走るからには、はじまりは東京の日本橋と決めていました。いつも通勤で通り過ぎる地下鉄日本橋駅で下車して道路元票へ向かいます。道路元票は、国内諸街道の起点であり、これから走る東海道の起点でもあります。そんな道路元票の前で安全を祈願してから、ゆっくりと国道一号線を銀座に向かって走り始めました。
土曜日の朝とはいえ、さすがは銀座。歩道は人で溢れていました。銀座のど真ん中を走る人は珍しいのか、歩行者からジロジロと見られました。
新橋(3km地点)まで来ると歩行者が少なくなり、自動車が多くなります。そのまま第一京浜をひたすら直進。ペースは5:00/kmを目安に走ります。
途中、偶然にも「TOMO」(智建設株式会社)と書いてある看板が目に留まりました。なんだか自分を応援してくれているみたいで嬉しかったです。
鮫洲の近くで最初の休憩。東京都民なら、自動車免許の更新で訪れたことがあるはず。自動販売機でアクエリアスを買い、その隣のベンチに座ってしばらくボーっとしました。
それから40分ほど走り続け、六郷土手(19km地点)に到着。
多摩川を渡る前に河川敷へ降りて長めの休みを取りました。日当たりのよい芝生の上に腰を下ろし、シャツを着替えて、アクエリアスをがぶ飲み。隣のグラウンドでは、小学生ぐらいの子供たちが野球の練習に励んでいます。
1時間ほど仮眠を取ってから再び走り始めました。多摩川を渡ると高層ビルが多くなりますね。
川崎区役所(21km地点)の交差点を渡ろうとしたとき、横から背の高い外国人男性が歩いてきました。なんか見覚えのある顔だなあ思ったら、なんと職場の同僚Jさんではありませんか。たまたま用事で川崎を訪れたそうですが、あまりにも偶然すぎて驚きました。
鶴見(26km地点)に近づくと、急に脚がガタつきました。それからは歩いては走るの繰り返し。フラフラしてきたので、生麦駅付近の横浜市生麦地区センターというところで長めの休憩を取りました。
日が暮れ始めると徐々に焦りを感じます。目的地まであと5km。なるべく止まらずに、早歩きのペースで走り続けました。新子安(28km地点)の駅前のファミリーマートでエナジーゼリーを補給。横浜の高層ビル群が見えてくるともうすぐゴール。ホッとすると同時に元気が湧いてきました。
排気ガスに溢れた国道を通り抜け、日産自動車の本社ビルが見える高島町(32km地点)で今日のランニングはおしまい。明日は、ここから神奈川県大磯町へ向かいます。
走り終えると、16号線を桜木町駅に向かって歩き、「ホテルテラス横浜」にチェックインしました。ホテルの大浴場で汗を流し、新しい半袖シャツと半ズボンに着替えるとさっぱりしました。
夕食は桜木町駅近くのカレーハウスCoCo壱番屋へ。知らない街でひとり夕食を食べていると、急に寂しさがこみ上げてきました。夜、ホテルのベッドで横になっていると「自分はなんでこんな旅をしているんだろう」と思わずにはいられませんでした。
2日目:横浜〜大磯(31km)
2日目は、横浜の高島町から大磯町まで走りました。天気は晴れ。
昨晩はぐっすり眠れたものの、太ももがパンパンに腫れて歩くのも厳しい状態です。ホテルでチェックアウトを済ませ、昨日の終点の高島町まで歩くと、太ももの張りが少しだけ和らぎました。高島町から重い脚をあげて走り始めると、国道沿いに道路標識が見えました。
交通量の多い国道1号線をひたすら走り続けると、保土ヶ谷(37km地点)あたりから急に上り坂になります。何度か歩きながらやっと峠を越え、今度は戸塚方面に向かって坂を下っていきます。
柏尾川を越えて、ようやく戸塚(44km地点)に到着。脚がぜんぜん動かないので戸塚駅で休憩することにしました。駅前の喫茶店でブラッドオレンジジュースを注文。ソファーでしばらく休むと、脚の疲れが嘘のよう消えた。やはり柑橘系は疲労回復に効果がありますね。
再び国道1号線を走り始め、藤沢バイパス(50km地点)まで来ると、歩道が途切れてしまいました。歩道のないバイパスを走るのは危険なので迂回することに。しかし地図を確認せずに進んでいくと、進行方向と逆に向かっていることに気づきました。
ただでさえ疲れているのに、無駄に距離を踏んだことにショックを受け、しばらく自動販売機の横で座り込んでしまいました。
気を取り直して、そこから辻堂(58km地点)まで歩きました。もはや走る余力はありません。そして駅前の「テラスモール湘南」の喫茶店でひと休みします。先ほど同様、グレープフルーツジュースを注文し、テラスでぼんやりと過ごした。
またまた柑橘系のおかげで元気を取り戻し、辻堂駅から茅ヶ崎駅(63km地点)までほぼノンストップで走りました。
茅ヶ崎駅に到着すると、雨が降り始め、すぐに土砂降りになりました。今晩、台風18号がこの辺りを通過します。目的地の大磯までは残り10km。完全走破を目指して土砂降りのなかを走るのか、安全第一を考えて電車で向かうのか。相当悩みましたが、最後は電車に乗ることを選びました。浜松までの道のりはまだまだ長いですからね。
今宵の宿は、二宮駅から3kmほど離れた「大磯プリンスホテル」。もう歩く気力もなかったのでホテルまでタクシーを使いました。
夕食は、ホテルから徒歩5分の中華料理屋「媽媽厨房」でガッツリ食べました。
3日目:大磯〜芦ノ湖(35km)
3日目は大磯から小田原を経由し、箱根の峠を越えて芦ノ湖を目指します。天気は晴れ。
ホテルでチェックアウトを済ませて外にでると、台風は無事に過ぎ去り、雲ひとつない青空でした。昨晩の大雨が嘘のようです。不思議と脚の痛みも過ぎ去り、初日同様に気持ちよく走ることができました。二宮駅交差点を通り過ぎ、国道1号線沿いを西に向かいます。しばらくすると「小田原市」の看板が見えました。
左手には住宅地の合間から相模湾が見えます。右手には時おり富士山が姿を現します。
大磯〜小田原間はフラットな直線コースなので14kmを一気に駆け抜けました。途中、酒匂川(73km地点)に差し掛かります。酒匂川は「さかわがわ」と読むのですね。
しばらく走り続けると、小田原駅(77km地点)に到着。駅前の二宮金次郎像に挨拶をしてから、駅ビルのスタバで休憩しました。ここでも柑橘系で疲労回復を図るため、ブラッドオレンジのジュースを一気飲みしてソファーで1時間ほどボーっとしました。
時間と体力に余裕があれば、小田原城(78km地点)を見学したいところですが、時間がないので箱根の登山道へと急ぎます。
小田原城を過ぎた辺りから、長い緩やかな上り坂が始まります。進行方向右手には小田原駅〜箱根湯本駅間を結ぶ箱根登山鉄道が並走。普段は電車で通り過ぎるこの道も、自分の足で走ると全く違った景色に見えるから不思議です。
箱根湯本(84km地点)に到着すると、ひと休みしたい気持ちを抑え、その先の「湯の里 おかだ」まで走り続けました。ここには以前、妻と旅行で訪れたことがあります。今回は日帰り入浴を利用し、畳のある休憩室で1時間ほど仮眠を取った。
さて、ここから東海道最大の難所「箱根の峠越え」が待ちかまえています。ひたすら坂道を上っていくと、ところどころに「箱根旧街道」の標識が立っていました。走ってみたい気もしましたが、道に迷う恐れがあるので、ひたすら一般道を走ります。
しばらくすると、箱根寄木細工の集落(91km地点)が見えてきました。箱根の名産品がこんな山奥で作られていたとは驚きです。
集落を抜けてさらに進むと、ヘアピンカーブ(92km地点)と呼ばれる急斜面の登山道に差しかかります。これより急勾配&急カーブが1kmほど続きます。
さすがに脚がガタついてきたので最後は歩いて登りました。峠に差し掛かった頃にはもうヘトヘト。しかしちょうど良いタイミングで甘酒茶屋(95km地点)を発見。吸い込まれるように茶屋の中に入り、お餅と甘酒を注文しました。
そこから芦ノ湖(98km地点)までは、坂を下るだけで楽勝でした。そして無事に芦ノ湖に到着。曇っていたので富士山は拝めませんでしたが、箱根の峠を越えられたことに感謝しました。
芦ノ湖付近では手頃なホテルが見つからず、今回の旅で最もグレードの高い高級旅館「和心亭 豊月」に宿泊しました。ランニングバッグひとつで東京から走ってきたことをホテルのスタッフに告げると、かなり驚いた様子でした。
4日目:芦ノ湖〜富士(45km)
4日目は芦ノ湖から峠を越えて静岡に入り、富士山の麓を目指します。天気は晴れ。
朝は少し遅めに旅館を出て、従業員の方に箱根関所まで送っていただきました。
芦ノ湖の湖畔に佇む箱根関所は、江戸時代の関所の様子を展示しており、箱根駅伝の折り返し地点としても有名です。
走り始めると箱根峠(101km地点)が目の前に立ちはだかり、序盤からスローペースでの登坂となります。
途中、芦ノ湖が一望できるスポットがあったので、ひとまず休憩。
箱根峠を越えると、あとは楽勝。登山家は上り坂より下り坂のほうが難しいと言いますが、ランナーにとっては下り坂の方がエネルギーを使わずに距離をかせげる絶好のチャンス。ここから三島まで、ひたすら緩やかな下り坂が続きます。平日だからか、交通量は少なく、たまにダンプカーが轟音とともに通り過ぎていきます。
ちなみに国道1号線の103km地点の地名は、自分の苗字と同じ「桑原」でした。旅には、こうした不思議な「出会い」がありますよね。
ヘアピンカーブの国道1号線を串刺しにする形で、旧箱根街道と思わしき歩道が続きます。試しに走ってみましたが、急勾配で足に負担がかかるため、再び国道を走ることにしました。
坂の途中からは三島市の街並みが一望できます。まるで鳥瞰図のようです。
この日は真夏日で気温は30℃を超えていました。日光をさえぎるものなく、汗がダラダラに垂れてきます。自動販売機を見つけるたびに、500mlのミネラルウォーターとスポーツドリンクを交互に補給しました。
三島(116km地点)に入ると、平坦な道が延々と続きます。朝からハーフマラソン並の距離を走ってきたにも関わらず、下り坂のおかげでまだまだ元気。しかし油断をしていたら、急にお腹が痛くなり、道中のイトーヨーカ堂のトイレに駆け込みました。
しばらくトイレに籠もってお腹の調子を整えてから、再び走り始めます。三島から沼津までの国道一号線沿いは、何の変哲もない街並みが続きます。
沼津(123km地点)では、駅ビルの不二家で休憩することにしました。オレンジジュースを飲み干し、1時間ほど仮眠をとります。周りは平日のランチタイム客ばかり。旅ランのスタイルで喫茶店に入ると、やはりジロジロ見られますね。
シャツを着替え、気持ちも切り替え、富士市へ向かって再び走り始めます。途中、千本浜(127km地点)という松林の中を進んでいきます。
せっかくなので、海岸沿いの防波堤の上を走りました。目の前に駿河湾が広がりテンションが爆上がりですが、砂浜の方はゴミだらけで辟易します。
それにしても開放的ですね。
途中、散歩中のご老人に声をかけ、今回の旅ランで唯一のスナップショットを撮っていただきました。ちなみに頭にかぶっているのは、入浴用の手拭い。朝から日差しが強いのでキャップ代わりに使っています。
目標地点の富士市まで距離があるので、原駅(131km地点)の近くの日帰り入浴施設「天然温泉ざぶ〜ん」で休むことにしました。
1時間ほど仮眠をとり、富士市を目指します。疲労のピークを迎えて、歩いては走り、走っては歩きの繰り返し。富士市に近づくにつれて、国道1号線沿いの交通量が増えてきました。車道と歩道が完全に分離されているので安心して走れます。ずいぶん日が暮れてきましたが、富士市の看板が見えると一安心。
吉原駅(140km地点)付近で緊張の糸が切れてしまい、ラスト4kmは歩くことに。富士市市役所(144km地点)に到着した頃には、もう日が暮れていました。
今宵の宿は、市役所の隣にある「くれたけイン富士山」。翌朝、部屋から富士山のシルエットが見えました。
5日目:富士〜静岡(32km)
5日目は富士から静岡へ、静岡県内を横断します。天気は曇り。
昨日はフルマラソンに相当する距離を走ったので、一晩寝ても身体はボロボロでした。太ももだけでなく、下半身全体が石のよう重く、脚が上げられない悲惨な状態。それでも富士市市役所から、一歩ずつ足を前に出して歩き始めました。ウォーキングからスロージョギング、ジョギングからランニングというように、徐々にペースを上げていきます。不思議と、何とか痛みを堪えながらも走れるようになりました。
富士川(149km地点)に差し掛かると、後方右手に富士山の陰影が確認できました。富士川を渡ると、左手にはJR東海道線、右手には岩山に囲まれながら、緩やかな下り坂を走り続けます。
15分おきに両脚が硬直して走れなくなるので、こまめに休憩をとりながら進んでいきます。やっとの思いで由比(160km地点)に到着。
ここ由比は、駿河湾の名産物「桜えび」の町として知られています。国道1号線沿いには「桜えび クール宅急便」の看板が目立ちます。中には、イルカの肉を販売しているところもありました。実家と自宅に生桜えびを送ろうかと思ったが、それを実行する気力すらありませんでした。
由比駅近くの公園に座り込み、地図を見ながら午後のプランを練ります。国道1号線はこの先、車道を走るのは危険。清水方面に出るには岩山のルートへ迂回する必要があります。ここは無理するのは禁物。由比駅から隣の興津駅まで電車で移動することにしました。
興津(160km地点)では、国道1号線沿いの定食屋さんでとんかつ定食をいただきました。おかげで少し元気が出て、また走れるようになりました。途中、住宅街に入り、東海道新幹線の下をくぐって草薙駅方面へ向かいました。この地域で有名な「草薙の湯」(170km地点)がお目当てです。
今回の旅で、入浴と仮眠が疲労回復に効果的だということを学びました。また入浴では、暑い風呂と水風呂に交互に入る「温冷交代浴」をやると疲れが取れやすいことも分かりました。1日に30〜40km走る場合、途中で入浴施設に寄り道するルートを組むのが望ましいですね。
入浴の後は、気持ちよく走ることができました。夕方の通勤ラッシュで賑わう静岡駅(176km地点)で今日のランニングはおしまい。
こちらは静岡駅北口のバスターミナル。着いた頃には、もう日が暮れていました。
6日目:静岡〜菊川(36km)
旅もいよいよ終盤を迎える。6日目は静岡から大井川を越えて菊川を目指します。天気は晴れ。
相変わらず脚が石のように重く感じますが、昨日ほどの疲労感はありません。静岡駅前から国道1号線を走り始めると、間もなく安倍川(178km地点)に到着。「安倍川餅(あべかわもち)」で有名な安倍川。
安倍川を渡っている途中、東海道新幹線700系が矢のごとく通り過ぎていきました。安倍川を越えてさらに進むと安倍川駅(180km地点)に到着。ここから先、焼津方面へ出るにはトンネル道かバイパスしかないため、電車で焼津駅まで向かうことに。
焼津駅からは、国道1号線をひたすら直進するのみ。
途中、国道1号線の標識が目に留まると「日本橋から200km以上走ったんだ!」という実感がこみ上げてきました。ずっと炎天下を走り続けたので、20kmにもいかないうちに体力が限界に近づきました。そこで、国道1号線に近い島田蓬莱の湯(194km地点)で早めの休憩を取ることに。日帰り温泉を中継(休憩)地点にする戦略は今のところ上手くいっています。
ここから本来のルートである国道1号線をしばらく離れます。Googleマップを見ていたら、この近くに世界で最も長い木造橋があることを知りました。しかも目的地の菊川方面への抜け道もあります。走り始めて5分ほどで大井川(195km地点)が見えてきました。その先には、アメンボのように立つ蓬莱橋(196km地点)があります。
蓬莱橋は、全長897.4メートル、幅2.4メートルの世界一長い木造歩道橋。
大井川に自分の走っている姿が映っています。
蓬莱橋を渡り切ると、急な山道を上っていきます。その上には茶畑が広がっていました。
茶畑越しに大井川が一望できました。
こんな感じで茶畑の中をひたすら走っていきます。前後左右、どこもかしこも茶畑なので、方向感覚を失います。しかもGPSの精度が落ちてきて、何度か道に迷いました。
峠を越え、静岡空港の近くを走ります。田舎道なのに道路がピカピカでした。空港建設の際に整備したのでしょうか。
目的地の菊川駅(212km)に近づくと、隣を走っていた地元ランナーの方が話しかけてくれました。「日本橋から走ってきた」と伝えたら驚いた様子。明日は掛川付近でお祭りがあるので、走るなら街中を迂回したほうが良いとアドバイスをいただきました。
菊川駅に手ごろな宿が取れなかったため、JR東海道線で島田駅までいったん戻り、駅近くの「ホテルルートイン島田駅前」でお世話になりました。夕食は、ホテル近くの定食屋「魚魚茂」で刺身定食とおつまみをいただきました。
7日目:菊川〜浜松(38km)
ついに最終日!7日目は菊川駅から天竜川を越え、浜松城公園を目指します。天気は晴れ。
ホテルでチェックアウトを済ませ、東海道線で島田駅から菊川駅まで電車で移動します。菊川駅からは、駅前の37号線沿いを西に向かって走り始めました。さすがに7日目になると異次元の疲れというか、漬物石を担いで走っているような感じです。
掛川駅(220km地点)に着くと、駅前のベンチに座って早めの休憩をとりました。掛川から天竜川までの道のりは、何もない田舎道をひたすら走ります。その隣を東海道新幹線がビュンビュン通過していくので、モチベーションを維持するのに苦労しました。疲労がピークに達して、走っては歩くの繰り返し。ゴールまでそう遠くないのに、足が動かなくなりました。
何とか歩きながら、日帰り入浴の磐田ななつぼし(238km地点)にたどり着きました。疲れを取るために温泉と水風呂に交互に入り、仕上げに足のマッサージをしてもらいました。マッサージ師の男性は、僕の足が異常に腫れているのにビックリした様子だったので、日本橋から走ってきたことを伝えると、さらに驚いていました。
マッサージが思いのほか効果あり、再び走り始めることができました。国道1号線に合流すると、天竜川(241km地点)が見えてきます。
いつも東京から実家の浜松へ帰省する時、新幹線の窓から天竜川が見えると、実家に戻ってきたなと実感します。自力で走って天竜川を渡るのは今回が初めて。天竜川のあたりが、日本橋からちょうど250km地点。今回は国道を外れたり、一部電車に乗ったりしたので、実測値では10kmぐらいの誤差があります。
ラスト5kmは気合で走りました。ゴールは小学生の頃によく遊んだ浜松城公園(250km地点)。昔と変わっていないですね。
紆余曲折あったものの、怪我故障せずに時間内にゴールすることができました。
その後、実家に寄ってシャワーを浴びてきました。翌日に娘の保育園の運動会があるため、浜松駅から東海道新幹線で東京に戻りました。往路は7日間かけて走りましたが、復路はたったの1時間半。新幹線の有難みを感じた旅でした。
お役立ち情報
250km走り終えて学んだこと
当時はフルマラソンも走ったことがなかったので、本当に7日間で250kmも走り切れるのか不安でしたが、なんとか完走できました。「人間、やれば出来るものなんだな」というのが率直な感想です。
また後から振り返ると、この体験が当ブログ「ともらん!」の原点でもありました。以来、旅先で走ったり、走って旅をしたり、マラソンブロガーとしての活動につながっていきます。
トイレ(大)は宿とコンビニで
今回の旅で一番心配だったのは、トイレ問題。特に「大」のほうは我慢しながら走るのは難しい。なので、朝ホテルを出発する前に出せるものは出し、道中でコンビニに寄る時はトイレを使わせていただきました。
疲労回復には柑橘系が効く
旅の2日目から疲労に悩まされましたが、疲労回復に効果的だったのが柑橘系のドリンク。クエン酸が多めのグレープフルーツジュースには何度も助けられました。
温冷交代浴
もうひとつ疲労回復で学んだのは、温水と冷水に交互に浸かること。温度が変わることで身体が刺激され、短時間で疲れが取れます。
入浴施設で休憩する
1日に40km走るとして、前半25〜30km、後半15〜10kmに二分割すると走りやすいです。そして入浴施設を休憩場所にすると、入浴して仮眠も取れるので最強です。
ランニングリュックの中身
今回はThe North Faceのランニングリュック「マーティンウィング」にすべての荷物を詰め込みました。容量は10Lしかないので、必要最低限のものしか持って行けません。荷物を減らすため、ランニングウェアは基本的に寝泊まりする宿で洗濯して出発までに乾かします。アウターシェルは移動中の雨よけ・風よけ以外にも、宿やレストランで羽織る上着としても使います。
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