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【霞ヶ浦1周ランニング】レンコン畑がエンドレスに続く130km走り旅

【霞ヶ浦1周ランニング】レンコン畑がエンドレスに続く130km走り旅

2023年の夏休みに、茨城県の「霞ヶ浦(かすみがうら)」をランニングで1周しました。

全長130kmの行程を4日間に分けて、JR土浦駅を起点に反時計回りで古渡(ふっと)、潮来(いたこ)、高浜を巡るプラン。

道中は台風の影響で雨が降ったり止んだりでしたが、逆に真夏の炎天下に晒されずに済みました。

景色は左手に湖・右手に畑がエンドレスに続きます。正直に言うと、単調で退屈でした。

しかし今回の旅で得られたのは「霞ヶ浦を走って1周した」という自己満足だけではありません。

その辺も含めて、旅ランの様子を振り返ります。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

カスイチを走る

茨城県の霞ヶ浦(かすみがうら)を1周することを「カスイチ」と呼びます。

ちなみに滋賀県の琵琶湖1周は「ビワイチ」、兵庫県の淡路島1周は「アワイチ」。いずれも全国的に有名なサイクリングコースです。

毎年夏休みに泊まりがけの旅ランを企画しており、2022年はアワイチをランニングで1周しました。

2023年は和歌山県の熊野古道を走る予定でした。

しかし台風7号が近畿地方を直撃したため、急きょ行き先をカスイチに変更しました。

日本で二番目に大きな湖

霞ヶ浦は茨城県の南部にあります。面積は168平方キロメートルあり、琵琶湖に次いで日本で二番目に大きい湖です。

1周130kmのサイクリングコース

霞ヶ浦の湖畔にはサイクリングロードが整備されています。1周の約130kmのコース。霞ヶ浦大橋を経由する90kmのショートコースもあります。

  • 霞ヶ浦1周コース 約130km
  • 霞ヶ浦1周ショートコース 約90km

詳しくは公式サイトで確認できます。

3泊4日の走行日程

今回は霞ヶ浦1周コースを4日間に分割して走りました。

日付ルート走行距離宿泊地
2023年8月13日(日)土浦〜古渡30km佐原
2023年8月14日(月)古渡〜潮来20km佐原
2023年8月15日(火)潮来〜高浜36km土浦
2023年8月16日(水)高浜〜土浦36km

霞ヶ浦1周コースはどこからでも走り始められますが、都心からアクセスが良いJR土浦駅を起点とするのが一般的です。

初日は自宅から土浦駅まで電車で移動し、土浦から古渡(ふっと)まで走ります。近くに宿がないため、その日はバスで佐原まで移動して一夜を過ごします。

2日目はバスで古渡まで戻り、そこから潮来(いたこ)まで走ります。そして佐原でもう1泊します。

3日目は潮来から高浜まで走ります。高浜駅から土浦駅までは電車で約15分。土浦駅近くのホテルで1泊して最終日に備えます。

4日目は電車で高浜に戻り、土浦まで走ります。

旅ランの荷物はすべてリュックサックに収納し、背負って走ります。

ただし、ランニング中に不要なアイテム(着替など)は、2日目は佐原のホテル、4日目は土浦駅のコインロッカーに置いておき、出来るだけ身軽になるよう工夫しました。

それでは、霞ヶ浦1周の旅ランの様子を振り返ります!

1日目:土浦〜古渡 30km

土浦から古渡までの距離はGarminの実測値で30kmありました。

土浦駅

10時過ぎにJR土浦駅に到着。改札口では「ようこそ”サイクリングのまち 土浦”へ」と歓迎を受けました。

駅の東口に出ると「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の案内板を目にします。

サイクリングロードは青い線が目印です。それではJR土浦駅前から出発します。

市街地を抜け、桜川沿いを進んでいくと霞ヶ浦に出ます。天気は曇り。今にも雨が降り出しそうです。

しばらく走り続けると、霞ヶ浦総合公園に入ります。

こちらは公園の名所、オランダ型風車です。ただの飾り物ではなく、風力を利用して霞ヶ浦の水を浄水しているそうです。

土浦駐屯地

土浦駅から6kmほど走ると、陸上自衛隊土浦駐屯地の横を通行します。

陸上自衛隊武器学校も併設されています。「武器学校」の看板はインパクトがありました。

予科練記念館(雄翔館)を見学してきました。

山本五十六元帥の銅像が見守る記念館には、若い特攻隊員たちの手紙や遺品が展示されてました。

こちらは予科練平和記念館。回天一型実物大模型の前のベンチでひと休みします。

再び走り始めると、雨がパラパラと降り始めました。防水シェルを羽織り、走り続けます。

途中、湖畔からそれて田んぼの中を突っ切ります。

お盆休みで雨天ということもあり、サイクリングコースは貸切状態。サイクリストを見かける前に、亀さんを見かけました。

サイクリングロードでは時折、こんな素敵な地図を見かけます。今日の行程のちょうど中間あたりでしょうか。

展望台のある公園

土浦駅から16km、大須賀津農村公園でひと休みします。こちらには自動販売機と水飲み場、公衆トイレがあります。

そして展望台もありました!

空は雨雲で覆われ、どんよりしていますが、湖から吹く風に癒されました。

給水ボトルのドリンクもしっかり補充します。

再び走り始めると、少し晴れてきましたね。

土浦駅から20km、湖の向こうには土浦駅周辺の高層ビルがうっすらと確認できました。

進行方向の左手には湖、右手には田んぼ。こんな景色が延々と続きます。

土浦駅から23km、大山さざなみ荘公園でひと休みします。こちらにも自動販売機がありました。

鹿島海軍航空隊基地跡

しばらく炎天下を走り続けると、廃屋のようなボロい建物が目に入りました。

戦時中、この辺りには鹿島海軍航空隊基地がありました。こちらの建物は旧鹿島海軍航空隊司令部庁舎で一般にも公開されています。

ちょうど有料のツアーが始める時だったので寄り道してきました。

こちらの大広間は、映画『ラーゲリより愛を込めて』の手紙を書くシーンで使われたのだとか。

見学の後は、近くのカフェでひと休みしました。

それにしても、霞ヶ浦に軍事施設があったとは初めて知りました。

古渡橋

ラスト5kmは日差しが強くなり、バテバテでしたね。

空を見上げると、10分間隔で飛行機が行き来しています。この辺りは成田空港に近いんですよね。

なんとか目的地の古渡橋に辿り着きました。10時半に土浦を出発してから4時間半。実際の走行距離は3時間弱でした。

この日は近くのバス停から40分ほどバスに乗り、佐原(さわら)まで移動しました。

今日から2泊、佐原駅前のホテルルートインでお世話になります。

夕食は、近くのお惣菜屋さんのテイクアウトをメインに、セブンイレブンで買い足しました。

汚れたランニングウェアはすぐに洗濯して、明日に備えます。

2日目:古渡〜潮来 20km

2日目は早起きして佐原駅周辺と香取神宮を走ってきました。

その後、ホテルで朝食をガッツリ食べてエネルギーを補給します。

佐原駅から古渡に戻るバスの本数が少なく、この日は正午過ぎから走り始めます。

古渡から潮来までの距離はGarminの実測値で20kmありました。

降ったり止んだり

バスに乗っている間はずっと曇りでしたが、古渡で下車してすぐに土砂降りになりました。というわけで、2日目はこんなスタイルで走り始めます。

台風7号が近畿地方に接近している影響で、今日は局地的に大雨が降ったり止んだりだそうです。

そのため、霞ヶ浦が霞んで見えました。

と思ったら、急に晴天に変わります。というわけで、防水シェルからサンシェードに切り替え。

でも、またすぐに土砂降りになりました。今日は降ったり止んだりの繰り返しです。まあ、炎天下を走るよりはマシですけどね。

和田公園

古渡から12km、和田公園のトイレで雨宿りしました。

全身ずぶ濡れ。めちゃくちゃ怪しいスタイルですよね。雨宿りしている間、公園の管理人さんがブラインド越しに自分の方をチラチラ見ていました。

しばらくすると、晴れてきました。この辺りは湾になっていて、波が穏やかでしたね。

妙岐の鼻鳥類観察小屋

古渡から15km、広大な湿地帯に差し掛かりました。

この辺りは野鳥の棲家となっており、耳をすませば鳥たちのオーケストラが聴こえてきます。

潮来

ようやく潮来市に入りました。潮来は「いたこ」と読みます。普通は読めないですよね。

本日の終着点、北利根橋。

今日は昨日によりも走行距離が10kmも短いのに後半は特に辛かったですね。走り終えた頃はゾンビのようでした。

土砂降りで無駄に体力を消耗したのでしょうか。あるいは早朝の旅ランで疲れが溜まっていたのか。

ここから佐原まではバスで移動します。

16時ごろホテルに戻りましたが、もうどこにも出かけたくないので、セブンイレブンで夕食を買ってきました。

3日目:潮来〜高浜 36km

潮来から高浜までの距離はGarminの実測値で36kmありました。

昨日は20kmでバテてしまったので、今日は36kmも走り切れるか不安でした。

北利根川

昨日走り終えた北利根川からスタートします。

佐原からはタクシーで移動しました。バスの方が節約できますが、しっかりお金を使って地元に還元したいという気持ちもあります。

今日はスタート直後からサイクリストとよくすれ違いますね。

10分も走らないうちに土砂降り。3日目ともなると、防水シェルをサッと取り出して10秒で着用する技を身につけました。

途中、天王崎公園に差し掛かると温泉施設がありました。

島並休憩所

雨とはいえ今日はかなり蒸しています。早めの休憩を心がけ、セブンイレブンにピットインしました。

しばらくすると雨が上がり、炎天下にさらされます。この寒暖の差は身体にこたえますね。

再びコースマップを見つけました。

こちらはサイクリスト御用達(?)の島並休憩所です。土浦駅から反時計回りで58km。

なんで鉄棒があるんだろう?と思ったら、自転車用でした。空気入れもあります。逆に自動販売機やトイレがなかったのは残念。

島並休憩所の先には一直線の道が待ち構えています。

開放感抜群のスポットです。

湖の反対側には土浦駅周辺の高層ビルがうっすらと目視で確認できます。

こちらは筑波山でしょうか?

氷を背負う

真夏の日中に長距離を走ると、熱中症のリスクがつきまといます。

今回の旅は雨が多かったので助かりますが、それでも日差しが強くなると危険です。

そこで熱中症対策として、次のことを徹底しました。

  • 帽子・サンシェードを着用する
  • 日焼け止めを塗る
  • 30分おきに強制的に休憩を取る
  • 経口保水で水分・塩分を補給する
  • 氷で身体を冷やす

最後の「氷で身体を冷やす」は、2022年にアワイチを走った時に編み出した手法です。

ホテルの製氷機やコンビニで入手した氷の袋をリュックサックに入れて走ります。

すると背中がひんやりして深部体温が下がります。

氷が溶けたら、給水用のドリンクとして再利用できます。コンビニや自販機がない場所を走る際の備蓄も兼ねています。

ちなみに「経口保水 Wエイド」の粉末タイプを携帯しているので、水に溶かせばスポーツドリンクが自作できます。

コンビニに立ち寄った際には、氷の袋(1.1kg)を購入・補充します。

これを繰り返せば、真夏でも快適に走れますよ。もちろん無理は禁物ですけどね。

虹の塔

霞ヶ浦1周コースを走っていると水神宮を良く目にします。

通常はサイクリングロードよりも内陸側にあるのですが、こちらは珍しく湖側にありました。

潮来から20km、霞ヶ浦大橋に辿り着きました。ここを左折して橋を渡るとショートコース(90km)です。

今回は直進して高浜を目指します。その前に、道の駅たまつくりでひと休みします。

名物の茨城県産梨ソフトをいただきます。

近くに「虹の塔」という展望台があったので、寄り道してきました。

こちらは先ほど走ってきた方面。

こちらは霞ヶ浦大橋と土浦方面(写真左)。

大井戸湖岸公園

すでに20km走ってきた割には元気でしたね。この先20km〜36kmは、自分でもビックリするほど楽に走れました。

南から吹く追い風に助けられたのかもしれません。それまで5:30/kmペースで精一杯でしたが、5:00/kmを切れるようになりました。

景色は、湖とれんこん畑が延々と続きます。

炎天下を淡々と走り続けます。

潮来から30km、大井戸湖岸公園に辿り着きました。ここで20分ほど休憩します。

給水ボトルを補充して、コーラをがぶ飲みして、ベンチで寝転びました。霞ヶ浦から吹く涼しい風が快適でした。

高浜

午後になると強烈な西日に晒されます。北上しているので、左腕が日焼けでヒリヒリしますね。

サンシェードの位置をずらして、顔だけはしっかり保護します。まるでオペラ座の怪人のようです。

あっという間に高浜に到着しました。

ここからJR高浜駅までは1km弱。そこから土浦駅までは電車で2駅約15分です。

夕食は土浦駅のラーメンをいただきました。

4日目:高浜〜土浦 36km

高浜から土浦までの距離はGarminの実測値で36kmありました。

炎天下を走る

台風7号が日本列島を過ぎ去り、今日は猛暑日となりました。

強烈な日差しに晒されながら、高浜から走り始めます。

今日みたいな日は、こまめに休憩を取らないと熱中症になってしまいます。

コース上に木陰を見つけては小休憩を取るよう心がけました。

途中、サイクリングロードの一部が工事中で迂回路を走りました。

かすみがうら市に入ります。

土浦駅まで30km。

地図上だと、今この辺りを走っています。

焼けるように暑いです。

高浜から14km、最初のコンビニでピットインします。

霞ヶ浦大橋、再び

コンビニを後にして、しばらく走り続けると左手に霞ヶ浦大橋が見えてきました。

こちらを渡ると、昨日の道の駅たまつくりまでショートカットできます。

かすみがうら市水族館

この辺りは毎年4月に開催される「かすみがうらマラソン」のコースでもあります。

2022年に走ったばかりなので、風景に見覚えがありました。

サイクリングロードは走らないのですが、かすみがうら市水族館のある一角はエイドステーションが設けられていましたね。

というわけで、マラソン大会ではスルーした水族館を見学してきました。

霞ヶ浦に生息する水辺の生き物が展示してありました。

こちらはサイクリスト御用達(?)のかすみマルシェ。

食堂は営業開始前でしたので、1階のカフェでメロンクリームソーダをいただきました。

エンドレスれんこん畑

この辺りは、れんこん畑がエンドレスに続きます。

時折、木陰を見つけては休憩しています。

コンビニで買った氷のパックを背負うと、炎天下でも涼しくなります。氷を取り出してバリバリ食べると、元気がでます。

れんこん畑。

れんこん畑。

れんこん畑。

れんこん畑。ようやく土浦駅周辺の街並みが見えてきました!

土浦帰還

ラスト1km、サイクリスト御用達(?)のりんりんポート土浦に差し掛かりました。

まだ完走していませんが、クーラーの効いた部屋で、ひとりコーラで乾杯しました。

トイレやロッカーもあり、自転車用品の自販機までありました。

最後は川口運動公園の横を走ります。こちらは「かすみがうらマラソン」のスタート・ゴール地点でもあります。

そして無事にJR土浦駅に戻ってきました!

リュックの中身を公開

今回の旅では土浦駅にある「りんりんスクエア土浦」にお世話になりました。

茨城県・土浦市・JR東日本が整備したサイクリスト向けの施設です。自転車置き場やコインロッカーだけでなく、レンタルサイクルやシャワーなどのサービスが充実しています。

こちらは土浦駅西口1階にある入口です。

スロープを降りていくと、地下1階の駐輪場に直接アクセスできます。

もちろん、レンタルも可能。

コインロッカーやPUDO(荷物の受け取り)もあります。最終日はランニング中に不要な荷物をロッカーに預けておきました。

その隣にはシャワー室もあります。1回300円で利用可能。

中にはロッカーが5つ。

シャワーは3つありました。ドライヤーはありましたが、シャンプーやボディソープ、タオルはないので注意が必要です。

今回は土浦駅から電車に乗る前に汗を流してさっぱりしました。

リュックの中身を公開

最後に、今回の旅ランの荷物の中身を紹介します。

まずは収納とハイドレーション。今回は通勤ラン用に新調したネイサンのリュック「トレイルミックス 12L」を使いました。

  • リュック(Nathan)
  • 給水ボトル(Nathan)
  • 経口保水(Wエイド)
  • 袋(Ziplock)

次にランニング時に着用するアイテム。半袖シャツは通気性・速乾性に優れたアシックスのアクティブリーズ、ハーフパンツはOnの「Ultra Shorts」です。

  • 半袖シャツ 2枚(Asics)
  • ハーフパンツ 1枚(On)
  • ランニングソックス 1足(Patagonia)
  • キャップ(Mizuno)
  • サングラス(JINS)
  • ランニングウォッチ(Garmin)
  • タオル
  • サンシェード

それ以外のウェアも持っていきます。ロングパンツはパタゴニアの「ストライダープロパンツ」を使用。非常に軽くて肌触りが良く、旅先で重宝しました。

  • Tシャツ 2枚
  • ロングパンツ 1枚(Patagonia)
  • ランニングソックス 1足(CW-X)
  • 防水シェル(Hoka)

それ以外の小物類。ゴルフボールは、宿泊先で足裏・腰のマッサージに使います。

  • 現金・クレカ
  • スマホ(iPhone)
  • 充電器(Anker)
  • 充電ケーブル(iPhone/Garmin)
  • 日焼け止めクリーム(Nivea)
  • コンタクトレンズ(J&J)
  • 頭痛薬()
  • 絆創膏(J&J)
  • お守り
  • ゴルフボール

これらの荷物をジップロックにパッキングして、リュックに詰め込みます。

容量が12Lあるので、余裕で収納できました。

肝心のランニングシューズは、アシックスの「ゲルカヤノ29」を着用しました。全長130kmの行程を4日間、しっかりとサポートしてくれました!

おまけ

今回の旅で最も重宝したのは防水シェルでした。最初の3日間は雨が降ったり止んだりの繰り返しでしたので、サッと取り出して荷物の上から羽織れるシェルは便利でした。

生地は、超薄型仕様のゴアテックスの「シェイクドライ(SHAKEDRY)」を使用。その名の通り、サッとシェイクすると水滴が落ちてドライになります。

いろんなメーカーがシェイクドライの防水シェルを作っていますが、自分が使っているのは軽井沢アウトレットショッピングモールで買ったHokaのものです。