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自費レビュー|NATHAN トレイルミックス12L JP:通勤ランに最高

ともらん

マラソンブロガーのtomoです。

通勤ランに使えるランニングリュックが欲しい…。

そんな願いを叶えるべく、NATHANの「トレイルミックス 12L JP(TrailMix 12L JP)」を購入しました。

トレランザックの機能を持ちながら、13インチのノートパソコンやA4サイズの書類を安全に収納・運搬することができます。

片道13kmの通勤ランや3泊4日の旅ランで使用してみましたが、機能的にもサイズ的にも非常に使い勝手が良いと思いました。

一方でダメな点(特にボトルポケット)もあるので、その辺りも含めて詳しくレビューします。

NATHAN トレイルミックス12L JP

目次と内容

NATHAN(ネイサン)とは?

NATHAN(ネイサン)は、アメリカ生まれのランニングエッセンシャルブランドです。

主にランニング向けのハイドレーションやLEDライド、リュックやポーチなど展開しています。

アメリカでは圧倒的なブランド認知がありますが、日本では無名と言って良いでしょう。

個人的にはSALOMON(サロモン)の下位互換的なブランドという位置付けており、あまり注視していませんでした。

ただし、他社にはないユニークな着眼点と企画力は昔からNATHANの強みだと感じています。

例えば、こちらの「クイックショットプラス」は、給水ボトルに小物入れを合体させたもの。

品質の良し悪しはさておき、こんな面白い商品をよく作ったな…と感心します。

主な特徴

先日、4年ぶりに通勤ランを再開しました。

ノートパソコンや書類、着替えなどを収納して通勤ランに使えるリュックを探していたら、NATHANの「トレイルミックス12L JP」に目が留まりました。

最も刺さったのが、メイン収納に13インチのノートパソコンとA4サイズの書類が安全に収納できること。

以前、SALOMONの「SENSE PRO 5L」を通勤ランで使いましたが、ノートパソコンがギリギリ入るものの、汗で濡れてしまうので防水対策が必要でした。

その点「トレイルミックス12L JP」は防水仕様ではないものの、汗で濡れにくい構造になっています。

またメイン収納はロールトップ式なので、荷物の出し入れがしやすくなっています。

実際に真夏の通勤ランで使用してみましたが、Tシャツは汗でびしょ濡れなのに、中身は無事でした。

デザインとスペック

それでは「トレイルミックス12L JP」を詳しく見ていきましょう。

まずは表面から。オールブラックに反射材の「NATHAN」ロゴがきらりと光ります。

次に背面へ。ショルダー部分には左右にジッパー式ポケットとボトルポケットを配置。さらにボトルポケットの外側には、伸縮性に優れたポケットが付いています。

メイン収納

肝心のメイン収納を詳しく見ていきます。

開口部はジッパー式ではなく、クルクル折りたたんでカチッとロックするロールトップ式です。

全開するとこんな感じ。

横幅は28cm

高さは約50cmありますが、折りたたむと30〜40cmになります。

荷物の量によって高さを調整できるのがロールトップ式のメリットですね。

ジッパー式ポケット

メイン収納の外側にはジッパー式ポケットの収納スペースが設けられています。

開口部は大きくありませんが、中は広々としています。貴重品や小物類を入れておくのに便利です。

カンガルーポケット

一番外側には伸縮性に優れたカンガルーポケットを配置。開口部が左右にありますが、内側で繋がっています。

サッと取り出したいアウターシェルやタオルを入れておくのにおすすめです。

ブラッダーポケット

最も背中に近いレイヤーにハイドレーション用のブラッダーを収納できるポケットがあります。

ジッパー式で固定用のマジックテープ付き。ブラッダーを使用しない時は、汚れたウェアなどを分けて収納するのに便利です。

ショルダーポケット

縦長のジッパー式ポケットを左右に配置。左側にはエマージェンシーホイッスルを内蔵しています。

ボトルポケット

ショルダーの最下部にはボトルポケットを配置。最大600mlの給水ボトルが収納できますが、NATHANのボトルじゃないとピッタリ収まらないので注意が必要です。

外側にもう1つポケットがありますが、ボトル使用時はスペースに余裕がありません。

背面メッシュ

背中や肩と密着する背面は凹凸のあるメッシュ構造になっており、通気性を高めています。

チェストストラップ

胸の部分にはサイズ調整できるストラップが2個付いています。上下に移動でき、最も快適なポジションで固定することができます。

サイドストラップ

脇腹の部分にはサイズ調整できるストラップが2個付いています。

サイズ感

「トレイルミックス12L JP」はユニセックスかつワンサイズのみとなります。

チェストストラップと合わせて調整すれば、どんな体型にもフィットします。

また、荷物の量によってもフィット感が変わってくるので、都度ストラップで調整すると良いでしょう。

以下は参考までに、身長170cm・体重60kgの男性が着用した様子です。

使ってみた感想

ここからは実際に「トレイルランミックス12L JP」を使用した感想をまとめていきます。

職場でも違和感なし

カラーはオールブラックなので、職場に持っていても違和感ありません。

ちなみにシューズもオールブラックを履いていき、帰宅時にそのまま走って帰ります。

ノートパソコンが安定する

通勤ランで使用する場合、重さあるノートパソコンが揺れないか気になりますよね。

これに関しては、メイン収納にピタリと収まる感じなのでランニング時にはほぼ揺れません。非常に快適です。

カンガルーポケットが超絶便利

サッと取り出せるので、アウターシェルやタオルなんかを入れておくのに便利です。

こちらはリュックを背負った状態でも手を後ろに伸ばせが届きます。

例えば、ランニング中に突然雨が降り始めても、すぐに防水シェルを着用できます。

伸縮性に優れているのでかさ張るものでも大丈夫。ゴミ箱がない時に、空のペットボトルを一時保管したりしました。

ボトルポケットはイマイチ

「トレイルミックス12L JP」は給水ボトルが付属しません。

試しにSALOMONのソフトフラスク(500ml)を使ってみましたが、縦長すぎて使い物になりませんでした。

仕方なくNATHAN純正の「インサレーテッド イグソドローソフトフラスク」を購入しました。

これならジャストサイズで入ります。しかし、余計な出費ですよね…。独自規格ならちゃんと付属してほしいです。

さらにツッコミどころがもうひとつ。ボトルポケットはショルダーの最下部に配置されているので、ストローなしだと使いづらいです。幸い、こちらは別のソフトフラスクのものを使い回しできました。

さらにさらに、ストローをショルダーに固定できないんですよね…。

ボトルポケットは色落ちする

もっと言うと、ボトルポケットを使うと色落ちします…。

こちらはNATHANのボトルを4日間使用した後の状態。

最初はボトル自体が変色しているのかなと思いましたが、別のボトルも1回使用しただけで色がつきました。

洗濯が面倒くさい

汗でびしょ濡れになっても、基本的に手洗いを推奨しています。

ポケットが4層になっているため、洗うのが面倒ですし、乾くのにも時間がかかります。

メイン収納は防水ではない

ちなみにメイン収納はロールトップ式で防水加工っぽい素材ですが、防水仕様ではないので注意が必要です。

どうやら下部の方の密閉が甘いらしく、ずぶ濡れになると下の方から染み込んできます。

ただし、普通に通勤ランで使用する分には心配しなくて大丈夫です。

通勤ランで使用する場合

もともと荷物が少ないので、上下の着替えとノートパソコンと小物類ぐらいしかありません。

さすがに容量が12Lもあると余裕があって良いですね。

メイン収納には荷物を直に入れていますが、汗びっしょりでも中身は大丈夫でした。

ちなみにボトルポケットは片方に給水ボトル、もう片方にスマホを入れると便利です。

旅ランで使用する場合

3泊4日の旅ランでも使いました。これだけ詰め込んでもまだスペースに余裕があります。

今回はブラッダーを使用しませんでしたが、ブラッダーポケットに氷袋を入れると真夏の炎天下でも背中がひんやりして気持ちよかったです。熱中症対策にもなりますしね。

荷物を詰め込んでもあまりかさ張りません。そのため、雨天では防水シェルをリュックの上から羽織ることもできます。

おまけ

1秒でも速く走りたいレースで使用するならSALOMONの羽織れるタイプのリュックがおすすめです。

少量の荷物なら容量2Lの「AGILE 2」がお気に入りです。これを背負って「東京マラソン2019」を走り、人生初のサブ3を達成しました。

もう少し容量が欲しいなら5Lサイズの「SENSE PRO 5L」が良いですよ。過去に何度も泊まりがけの旅ランで使用しています。

購入ガイド

この記事で紹介した「NATHAN トレイルミックス12L JP」は以下の通販サイトから購入できます。

NATHAN トレイルミックス12L JP

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