tomo.run

オールスポーツの写真は高すぎ!それでも僕が購入した理由

ともらん

マラソン大会後に販売される「オールスポーツ」の写真はどうやって買うの?そもそも高すぎない?という疑問にお答えします。

せっかくの晴れ舞台だし記念に1枚ぐらい……と思って値段を見ると高すぎて驚きますよね。

これなら家族や知人に頼んで撮影してもらばいいや、と躊躇してしまいます。

しかし一度だけ「長野マラソン2018」の写真64枚を8,980円を購入したことがあります。それには理由ありました。

この記事はマラソンブロガーの「」が書きました。

目次と内容

オールスポーツとは?

オールスポーツ(All Sports)はスポーツイベントの写真撮影・管理・販売を行うサービスで、正式名称は「オールスポーツコミュニティ」。

東京都新宿区に本社を置く株式会社フォトクリエイトが運営しています。

マラソンランナーなら、コースの沿道で「撮影」のビブスを着たカメラマンを一度は見たことがあるはず。国内の主要マラソン大会の多くはオールスポーツが契約しており、この業界ではガリバー的存在です。

オールスポーツでは、画像認識技術を使ってマラソン大会の写真を自動的に仕分けています。例えば、自分のアスリートビブスが「1111」だと、画像認識で「1111」の入った写真を抽出するだけ。よく考えられていますね。

ぼったくり価格では……

撮影した写真はオールスポーツがデジタルデータとして保管しています。気に入った写真があれば、データ、プリント、その他(キーホルダーなど)の形式で購入できます。

価格表

価格はイベント毎に価格表が更新されます。掲載期間が終了し、再掲載期間に購入すると値段が1.5倍〜に変わります。

参考までに、以下は掲載期間中の「長野マラソン2018」と再掲載期間中の「東京マラソン2018」の価格をまとめたもの。どうせ購入するなら掲載期間中に購入するのが断然お得。

写真タイプ長野マラソン(掲載中)東京マラソン(再掲載中)
2L判 プリント1,620円3,240円
A4判 プリント3,240円4,860円
データCD(1カット)2,980円6,480円
ダウンロード(1カット)2,980円6,480円
スペシャルデータセット8,980円32,400円

とにかく高すぎる

一生に一度のマラソン大会だったら分からなくもないが、自分が写っているマラソンフォトにこの値段は高すぎます……。

まとめ買いの割引制度がありますが、それでも一番安い2L版を10枚買ったら1万5000円くらい。これなら家族や知人にお願いすればいいやと思ってしまいます。

購入・ダウンロードの流れ

しかし今回は、とある目的で「長野マラソン2018」の写真を購入することにしました。

欲しいのは、写真のデジタルデータ。1カットずつ買うよりも、64枚ある写真を一括でダウンロードできる「スペシャルデータセット」を選美ました。価格は8,980円。1枚あたり145円になります。

イベントを検索

まずはオールスポーツコミュニティーの公式サイトで対象イベントを検索します。イベントによっては、閲覧パスワードを求められるので、マラソン大会のパンフレットや配布資料を確認しましょう。

アスリートビブスで検索

次にマラソン大会で着用したアスリートビブスの番号で写真を検索します。

写真を選択

すると番号にひもづく写真が表示されます。ぼくの場合は全部で64枚ありました。

購入したい写真と種類を選びます。デジタルデータをすべてダウンロードできる「スペシャルデータセット」を選択。

料金を支払う

必要な情報を記入して料金を支払います。会員登録をしなくても購入可能。

写真をダウンロード

すぐにダウンロードできるのかと思いきや、ダウンロードの準備ができるまでに1日〜3日要するとのこと。

注文した翌日に「【オールスポーツコミュニティ】ダウンロードURL・ダウンロードキーのお知らせ」と題したメールが届きました。

メール本文に記載されているダウンロードキーと電話番号(注文時に登録したもの)を入力すると、ダウンロード画面にアクセスできる仕組みです。

ダウンロードの有効期限があり、URLが届いてから90日間内に写真を保存する必要があります。

写真の利用条件

写真は一括または個別にダウンロードできました。データサイズは写真によって異なり、長辺のサイズは2000〜3000px、ファイル容量は2〜5MBでした。

利用条件

購入した写真の利用については、以下の説明書きがあります。

個人的な利用の範囲内であれば、お近くの写真店やご家庭のプリンターなどでプリントができます。また、ご自分のみが写っている写真に限り、個人的なホームページやブログにアップロードして使用することが可能です。その際には、必ず写真の周囲に「(C)allsports.jp」と記載し、可能であれば当サイトのリンクを貼ってください。なお、販売後も写真の著作権は(株)フォトクリエイトに帰属します。

まとめると、以下のとおり。

ちなみに、購入していない写真をブログやSNSなどに掲載するのはNGです。

マラソンフォトのサンプル

参考までに、今回購入した「長野マラソン2018」の写真を紹介します。自分以外の人が写らないように、サイズ加工・クロップしました。

1枚目は30kmあたり。まだ元気な様子。(C)allsports.jp

2枚目は40km地点。ここは一番しんどいところ。写真を撮られていることすら気づいていない。(C)allsports.jp

3枚目はゴール直前。もう脚が上がっていない。(C)allsports.jp

ランニングフォーム分析に役立てる

今回、8,980円を支払ってまで「長野マラソン2018」の写真を購入した理由は、自分のランニングフォームの分析に役立てるためです。

「長野マラソン2018」では全力を出し切り、自己ベストを大幅に更新することができました。しかし同時に、自分なりに課題も感じたレースでした。

64枚の写真をじっくり分析すれば課題を見極められるのではないか。そんな思いで写真を購入しました。

例えば以下の写真を見ると、姿勢、腕振り、着地の様子がよく分かります。(C)allsports.jp

美しいランニングフォームとは程遠く、自分で見ても「醜いな…」と思います。

でも写真は現実を映し出す。これが今の自分の姿だと認めることで、更なる改善、そして飛躍の一歩を踏み出すことができると信じています。

おまけ

後から振り返ると、写真を見ただけではランニングフォームが醜いことは分かっても、自分では改善策が思い浮かびませんでした。当たり前ですよね……。

同じ9000円を使うなら、プロのパーソナルトレーニングコーチに診てもらって有益なアドバイスをもらえたはず。

結局その後、これらの写真を活用する機会はありませんでした。