tomo.run

「パワーブリーズ」レビュー:肺活量を鍛える呼吸筋トレーナー

「パワーブリーズ」レビュー:肺活量を鍛える呼吸筋トレーナー

呼吸筋が鍛えられる「パワーブリーズ(POWERbreathe)」を紹介します。

口に咥えて呼吸するだけで、横隔膜・腹筋・背筋を強化することができます。試しに1週間使い続けてみました。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

肺活量を鍛える呼吸筋トレーナー

パワーブリーズ(POWERbreathe)は、口にくわえて1日30回息をするだけで腹筋・背筋・横隔膜が効率的に鍛えられる器具です。

芸人ランナー・猫ひろしさんがマラソンのトレーニングに取り入れていると知り、Amazonで購入してみました。

パワーブリーズの主な特徴は以下のとおり。

  • 横隔膜・腹筋・背筋が鍛えられる
  • 負荷レベルに合わせて3モデル展開
  • 各モデルは強度を10段階で調整可能
  • 英国製

最大の特徴は、呼吸筋と言われる横隔膜・腹筋・背筋を強化し、肺活量が鍛えられること。肺活量が増えれば酸素をより効率的に取り込むことができます。

強度は3段階から選べる

パワーブリーズは、負荷のレベルに合わせて3つのモデルを展開しています。

ウェルネスフィットネススポーツ
カラー
負荷レベル低負荷中負荷重負荷
主な対象者中高齢者、運動不足気味の人ジョギング、トレッキング、スイミング、登山、サイクリングなどスポーツを楽しむ人プロスポーツ、サッカー、マラソン、競泳水泳など本格的にスポーツに取り組んでいる人

負荷レベルが最も低いのが緑色の「ウェルネス」モデル。普段あまり運動しない人はここから始めた方が良いでしょう。

日常的に運動習慣がある人なら、負荷レベルが標準的な青の「フィットネス」モデルがおすすめ。

「tomo」は本格的にマラソンに取り組んでいるので、負荷レベルが最も高い赤の「スポーツ」モデルを選びました。

商品パッケージの中には、パワーブリーズ本体の他、取扱説明書、ノーズクリップ、収納袋、洗浄用タブレット(トライアルパック4個)が同梱されています。

メイド・イン・イングランド。イギリスで開発・設計・製造しています。

xxxx

キャッチコピーは「Make every breath count」。日本語だと「ひと息も無駄にしない」という感じでしょうか。

口にくわえて呼吸するだけ

ここからはパワーブリーズの使い方を解説しながら、7日間使用して気づいた点をまとめます。

1日目:まずやってみる

朝6時起床。まずは歯を磨いてからパワーブリーズを取り出します。使い方は直感的にわかる気もしますが、一応、取扱説明書を読んでみます。

xxxx

下部をクルクル回すと、強度が10段階で調整できます。初日なので、まずは「強度0」で試してみます。

xxxx

最初は息がまったく吸い込めませんでしたが、10回目くらいでコツがつかめました。横隔膜を使って息を吸い込まないと、通気口の弁が開かない設計になっています。正しく呼吸すると「カポッ」と弁が開く音がします。

思ったより時間がかかるなという印象。呼吸を30回繰り返すのに5分ぐらいかかりました。

最後にマウスピースを外して、水道水できれいに洗浄します。

xxxx

2日目:コツがつかめた

朝6時起床。パワーブリーズを取り出して、昨日と同じく呼吸を30回繰り返します。もうコツはつかめたので結構楽にできました。

横隔膜に筋肉痛などの異変は全く感じません。普段と違うことと言えば、朝の通勤電車の中で頭が異様に冴えていたことぐらい。

3日目:夜ランの準備運動に

朝はパワーブリーズをやり忘れて出勤。危うく3日坊主になるところだったので、夜ランの前に30回。

パワーブリーズをやれば、理論上、ウォームアップが短くてもスピードランができるはず。調子に乗って普段よりキロ10秒早いペースで走り出しましたが、お腹が痛くなり途中で歩く羽目に。そんなすぐに効果がでるわけないか…。

4日目:就寝前に

就寝前に30回。強度を0から1に上げてみたら、まったく吸い込めません…。結局、また強度を0に戻しました。

5日目:ノーズクリップ装着

朝6時起床。今日はノーズクリップを初めて装着してみました。鼻から空気が漏れなくするためのものですが、ぼくの鼻の形に合わなかったのか、すぐに外れてしまいます。とにかく使えない。

6日目:負荷レベルを1にアップ

強度を0から1に上げて再度チャレンジ。目盛りを見ながら調整できます。

xxxx

最初の10回は苦しかったですが、徐々に慣れました。横隔膜を使っている感覚がダイレクトに伝わってきます。

7日目:呼吸の変化 + 洗浄

朝6時に目覚めました。ベッドの中でウトウトしていると、ふと、呼吸のしかたが変わっていることに気づきました。

パワーブリーズで呼吸しているときと同じように、横隔膜を使って息を吸い込んでいる感覚です。初めて変化を感じられたので嬉しかったです。ただし、ランニングで呼吸が楽になったという感覚はまだありません。

負荷レベルは1のまま、午前中に30回。やはり、まだ苦しいですね。

今日は付属品の洗浄用タブレットを使って洗ってみました。

xxxx

洗浄用タブレットを水に入れると、シュワシュワっと溶け始めます。これはプールの消毒液のにおいです。

xxxx

取扱説明書には以下の注意点が書いてあります。

  • パワーブリーズの本体部分は水に浸さないでください
  • バルブヘッドを洗浄液に完全に浸し、内部に空気が入り込んでいないか確認してください
  • 最低30分間、パワーブリーズを洗浄液に浸します
  • 30分後、パワーブリーズを水道水でよく流してください
xxxx

使ってみた感想

意外と時間を取られる

自宅で簡単にトレーニングできるのは良いですが、30回呼吸するのに慣れていないと5分近くかかります。

ランニングの補強トレーニングに

パワーブリーズを使っていると、走るだけでは強化できない横隔膜を鍛えられているなという実感があります。

スポーツ以外にもおすすめ

パワーブリーズを使うことで正しい呼吸法がマスターできます。歌手や吹奏楽者などにも人気があるらしいです。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「パワーブリーズ プラス」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

パワーブリーズ プラス