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think ergo「アームスリング」レビュー:三角巾より10倍快適
肩関節脱臼のケアで腕を固定しないといけないけど、三角巾で吊るすと首が痛くて…。
そんな悩みを解決すべく、think ergo(シンクエルゴ)のアームスリングを購入しました。
圧力を分散する肩パッド、腕を固定しやすくするサムホール、着脱しやすい調整ベルトなど、着用を快適にする機能が満載。
少なくとも3週間(約500時間)は日夜を共にするので、定価2980円でも買う価値は十分にあると思いました。
目次と内容
スキーで肩関節脱臼
週末に長野でスキーを楽しんでいる最中にバランスを崩し、雪上に肩からダイブしてしまいました。
これまでの転倒とは明らかに異なるイヤな感覚。起き上がると、左腕がダランとして力が入りません。
整形外科で診てもらうと「肩関節脱臼」と診断されました。幸いすぐに整復していただきましたが、再発を防ぐために3週間は腕を固定しなくてはいけません。
最初の2日間はスキー場の応急処置の時にいただいた三角巾を使い続けていましたが、首が痛くなります。
重い腕を支えているわけですから、まあそうなりますよね。
think ergoの特徴
そろそろ汚れも目立ってきたし、洗濯するためにもう1枚買おうか…とAmazonで検索していたら、アームスリングというものを発見。
アーム(arm)は腕、スリング(sling)は吊り紐を意味します。三角巾の上位互換と捉えると分かりやすいですね。
「アームスリング」で検索するとたくさん出てきますが、今回選んだのはthink ergo(シンクエルゴ)というアメリカのブランドのもの。
think ergoの「アームスリング」の特徴は以下のとおりです。
- 伸縮性あるアームホルダー
- 圧力分散・通気性に優れた肩パッド付き
- 腕を固定するサムホールを配置
- 片手で長さを調整できるベルト
- 定価は2980円
アメリカのブランドですが、製造は中国で行なっています。Apple社の製品によくある「Designed in california, Made in China」と同じですね。
デザインとスペック
それでは「アームスリング」を詳しく見ていきましょう。
パッケージの中身はこちら。アームスリング本体と取扱説明書(日本語)が同梱されています。
アームスリングの全体像。腕を固定する部分と肩パッドがベルトで繋がれています。
腕を固定する部分はハンモックのような構造。すっぽり包んで下から支えます。
袖口には親指を通せるサムホールを配置。ここに親指を引っ掛けると、腕がズレにくくなります。左右どちらの腕にも使えるように、サムホールも2個付いています。
ベルトは2箇所で長さの調整が可能です。
袖口の方はちょうど胸の位置に来るので、片手でも簡単に調整できます。
三角筋よりも快適
ここから実際に「アームスリング」を使ってみて気づいた点をまとめます。
首が痛くならない
まず、三角巾を使っている時の最大の悩みだった首の痛みが解消されました。
三角巾は構造上、どうしても首の部分に圧力が集中、腕の重みがのしかかります。
それが「アームスリング」なら肩から背中にかけて圧力を分散できますし、面積が広くクッション性にも優れた肩パッドのおかげで快適性が増します。
少なくとも3週間は腕を固定しないといけないのですが、寝ている間も含めて四六時中ずっと着用すると約500時間。
そう考えると三角巾でガマンしなくて良かった…と思いました。
サイズ調整が簡単
胸のあたりのベルトを引っ張るだけで長さが調整できます。もちろん片方の腕は使えないので、片手だけで調整できるのは便利ですね。
締めるだけでなく、緩めるのもワンタッチで出来るので、着脱するのも非常に楽ですね。
腕が抜けない
三角巾だと、ちょっとした動作で腕が抜けてしまうことが多々ありました。
「アームスリング」は伸縮性のある生地を使っているため、多少の動きには耐えられます。
それでも心配なら、サムホールに親指を通しておくと、腕をしっかり固定できます。
特に歩行中は腕を極力動かしたくないので、サムホールを重宝します。
目立たない
腕を固定しているのが恥ずかしいという訳ではありませんが、三角巾をしていると「荷物持ちましょうか」とか「お手伝い必要ですか」とか周りに心配かけるのが申し訳ないな…と思います。
その点「アームスリング」の色は黒(ブラック)なので、黒っぽい服の上から着用すると目立たないのが良いですね。
おまけ
腕が片方しか使えないと日常生活する上で不便に感じることが多いです。
トップ3を挙げると…。
3位:トイレ
大小両方とも苦労します。特に便座に座ったまま水洗レバーを操作するのが難しいですね。身体を思いっきり捻らないといけない。
2位:洗濯物を干す
シワを伸ばし、洗濯バサミに挟む動作は両手じゃないと厳しい。片手でパンパンやって伸ばしたり、洗濯バサミの位置を腰のところまで降ろしたりしましたが、結局しばらく妻にお願いすることにしました。
1位:靴下を履く
これが最も難しかったです。左手を使うと関節を伸ばしてしまうので、右手だけで履こうとするのですが、足を中に入れるまでが大変。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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