【デサント】コアクーラー 徹底レビュー。手のひらを12℃に保冷して熱中症予防
ランニングウェア・グッズ
暑い夏のランニングを安全・快適に楽しむために、デサントの「コアクーラー」を購入しました。
コアクーラーは、蓄冷材をアタッチメントに差し込み、手のひらに装着して使用する熱中症予防グッズです。
手のひらには体温を調整する血管があり、この血管を冷やすことで深部体温が下がり、暑熱対策としての効果が見込めます。
- 蓄冷材が12℃の「適温」をキープ
- 冷蔵庫で9時間以上または冷凍庫で2時間以上で凍結
- 付属のアタッチメントに差し込み、手のひらに装着
- 運動前・運動中・運動後に使用
- 保冷時間は約30分
コアクーラーの最大の特徴は、手のひらに当てる蓄冷材が12℃の「適温」に保たれること。
普通の保冷剤だと氷点下で冷たすぎますし、濡れタオルだとヌルすぎます。また、いずれもすぐに常温になってしまうというデメリットもあります。
一方でコアクーラーの蓄冷材は12℃の適温を長時間キープできる優れもの。
「TEKION」と名付けられた蓄冷材は、家電メーカーのシャープ(SHARP)が開発した特殊素材を採用しています。
それでは、「コアクーラー」を詳しく紹介していきます。
この記事の目次
蓄冷材とアタッチメント
以下が「コアクーラー」のパッケージです。
「12℃の暑さ対策!夏はカラダの深部を冷やせ!」のキャッチコピーが印象的です。
コアクーラーは、カラダの深部(コア)の体温を下げる蓄冷材(クーラー)の意味ですね。
なぜ、手のひらを冷やすことが深部体温を下げることにつながるのか?という説明がパッケージの裏に書いてありました。
手のひらには体温を調整する特殊な血管「AVA血管」があるのですね。
パッケージの中には、蓄冷材とアタッチメントが2個ずつ入っています。
コアクーラーの蓄冷材は、見た目や触った感じが普通の保冷剤と似ていますが、凍結の方法が異なります。
冷凍庫だけでなく、冷蔵庫や氷水で凍結させることもできます。凍結に必要な時間は以下のとおりです。
- 冷蔵庫:9時間以上
- 冷凍庫:2時間以上
- 氷水:1時間以上
使ってみた感想
コアクーラーの使用方法は以下のとおり。
- アタッチメントを裏返す
- 凍結させた蓄冷材を裏側のバンド部分に装着
- アタッチメントを再度裏返す
- 蓄冷材が手のひらに来るように装着
こんな感じで両手に装着します。
実際に装着してみると、蓄冷時がひんやりして気持ちが良いです。
これがキンキンに凍らせた保冷剤だと凍傷になるんじゃないか?と思うぐらい冷えますが、コアクーラーの蓄冷材は、まさに「適温」な冷たさです。
アタッチメントはワンサイズですが、メッシュ素材で伸縮性に優れているので、手の形にピタリとフィットします。
ランニング中は、手をギュッと握らなくてもコアクーラーがずれたり、落ちたりする心配はありません。
保冷時間と意外な効果
さて、気になる保冷時間ですが、結論から言うと手に装着してから約30分間は蓄冷材の冷たさがキープできます。
気温33℃のランニングで着用し、時間の経過とともに変化をまとめました。
- 5分後:蓄冷材の外側の部分が溶けだす
- 15分後:蓄冷材が個体・液体で半々
- 20分後:蓄冷材が液体になる
- 30分後:蓄冷材の保冷効果がなくなる
- 45分後:手のひらに冷たさを感じなくなる
要するに30分経つと蓄冷材が常温になります。
しかし、ここからが面白いのですが、蓄冷材が常温になっても手のひらが冷たいままなのです。
まるで手のひらが冷たさを「記憶」しているかのように。30分間、手のひらを冷やし続けたことで、手のひらの深部も冷やされたのかもしれません。
とにかく、15分ほどはひんやりとした感覚が手のひらに残ります。
まとめ
以上、デサントがシャープと共同開発したの「コアクーラー」を紹介しました。
コアクーラーの特徴は以下のとおり。
- 蓄冷材が12℃の「適温」をキープ
- 冷蔵庫で9時間以上または冷凍庫で2時間以上で凍結
- 付属のアタッチメントに差し込み、手のひらに装着
- 運動前・運動中・運動後に使用
- 保冷時間は約30分
普通の保冷剤を手のひらに当てると、冷たすぎる上に、すぐに溶けてしまいます。コアクーラーは特殊素材を使うことにより、ひんやり気持ち良い「12℃の適温」を保ちます。
暑い夏に、少しでも安全に、そして快適にランニングを楽しみたい方におすすめのグッズです。
定価は3,960円(税込)。ネット通販などで購入できます。
