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【レビュー】DJI Osmo Action Pro 5:ランニング動画撮影の頼れる相棒

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入しています。

【レビュー】DJI Osmo Action Pro 5:ランニング動画撮影の頼れる相棒

マラソン大会や旅ランの動画を撮るために、軽くて操作が簡単なアクションカメラが欲しい…。そこで購入したのがDJIの「Osmo Action Pro 5」です。早速、フルマラソンのレースと旅先のトレランの動画撮影で使ってみたので、使い勝手や手ブレ機能などを含め詳しくレビューしたいと思います。結論、かなり満足しています。

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DJIのアクションカメラ

自分がアクションカメラを初めて購入したのは2019年頃。当時は小型で手ぶれ補正に優れたカメラといえば、GoPro(ゴープロ)かSony(ソニー)の二択だったと記憶しています。

しかしここ数年で新興ブランドが存在感を高め、今やDJI(ディー・ジェイ・アイ)やInsta360(インスタサンロクマル)も選択肢に入るようになりました。

DJIは、2006年に中国の広東省深圳で設立されたメーカー。もともと商用民生用ドローンを作る会社でしたが、最近は小型カメラにも力を入れています。ドローンにカメラは必須ですからね。

今回購入したOsmo Action Proシリーズは、過酷な環境で高画質な動画が撮影できるハイスペックモデル。シリーズ5台目となる「Osmo Action Pro 5」が2024年9月に発売されました。

Osmo Action Pro 5の特徴

早速m「Osmo Action Pro 5」を詳しく見ていきましょう。主な特徴は次のとおり。

  • 横70mm・幅44mm・高さ32mm
  • 重量146g
  • 1/1.3インチCMOSセンサー
  • デジタルズーム最大2倍
  • 64GBの内蔵ストレージ
  • 約4時間の駆動時間
  • 定価55,000円

今回は最もベーシックなセットの「スタンダードコンボ」を選びました。同梱物はカメラ本体とバッテリー、保護フレーム、充電ケーブル、その他アクセサリーなど。

本体上部にはシャッター・録画ボタンとスピーカーを配置。20mの防水性能を持ち、防水ケース使用時は60mまで対応できます。

右側面は開閉でき、内側にバッテリーとmicroSDカードの差込口があります。64GBのストレージが内蔵されていますが、microSDで容量を追加することができます。

左側面も開閉でき、こちらはType-Cケーブルの差込口があり、充電・データ転送に対応しています。

前面はレンズとその下の「ACTION5PRO」の配下にマイクを搭載。フロント画面は1.46インチのOLEDフルカラータッチパネルで自撮りに便利です。

背面には2.5インチのOLEDフルカラータッチ画面を搭載。設定なども画面上で行えます。

下部には簡単に着脱できるクイックリリース用の取り付け穴があります。

ファーストインプレッション

早速「Osmo Action Pro 5」を使ってみて、気づいた点をまとめていきます。

軽くてコンパクト

バッテリー込みの重量は、公式値で146g、実測値で148g。4K動画撮影と連続4時間駆動に対応して150g以下はすごい。スマホよりも軽いので、これならランニングに携帯しても負担になりません。

SDカードが不要

内蔵ストレージが64GBもあり、microSDカードを追加で買わなくて良いは嬉しい誤算でした。ガッツリ撮影する人はmicroSDで容量を増やせるのも良いですね。自分は小まめにデータを消去するので内蔵ストレージで十分でした。

最大4時間駆動

フル充電の状態で最大4時間の撮影が可能ということは、フルマラソンを4時間で完走するサブ4ランナーであれば、スタートからフィニッシュまで撮影することも可能。まあそんな動画の需要があるかはさておき、これだけ持てばバッテリー切れを心配する必要がなくなります。

起動が速い

自分は走りながら撮影するため「ここの景色を撮りたい!」と思ってから録画開始するまでのラグを短くしたい。そこでモタついていると、シャッターチャンスを逃してしまいますからね。その点「Osmo Action Pro 5」はシャッターボタンを押すと、電源オフの状態から録画開始まで1秒もかかりません。しかも録画終了すると自動で電源をオフにしてくれます。

撮影モードの切り替えが簡単

例えば動画撮影と写真撮影をしたい場合、電源ボタンを押して撮影モードが切り替えられます。ただし、走りながらだと何度かボタンを押す必要があるので、ちょっと操作しづらいですね。

デジタルズームが便利

旅ランに持って行く時は風景の撮影にも使います。遠くの被写体にズームアップしたい時はデジタルズームが便利。タッチパネル操作で2倍までズームアップできます。

専用アプリが使いやすい

撮影した後の動画を編集したり、転送したりするには専用のアプリを使います。簡単な編集作業を行ったり、動画からスナップショット写真を切り出したり、アプリ内で完結するのが便利ですね。

他のアクションカメラとの比較

2025年2月現時点で小型アクションカメラを探しいる人は、以下の選択肢で悩むと思います(私もそうでした)。参考までに、ランニングで使用する際に重視するスペックで比較してみます。

DJI Osmo Action Pro 5GoPro Hero 13Insta360 Ace Pro 2
サイズ横70mm・幅44mm・高さ32mm横71mm・幅51mm・高さ37mm横72mm・幅52mm・高さ38mm
重量(バッテリー込み)146g154g177g
センサー1/1.3インチ1/1.9インチ1/1.3インチ
内蔵ストレージ64GB
動画記録画素数4K5.3K8K
連続録画時間4時間2.5時間3時間
定価55,000円68,800円67,800円

単純に軽量でコンパクトという点では「Osmo Action Pro 5」が優秀。マラソン大会で使う場合は1gでも軽い方が有利ですから、スペックに大差なければ軽くてコンパクトな方を選びます。

ただ、スペック的にも「Osmo Action Pro 5」は優秀なんですよね。動画記録画素数は他2機種に劣りますが、自分が使うのはせいぜい4Kまで。その代わりに連続録画時間は4時間と他2機種を圧倒しています。

そして何よりも価格が魅力。他2機種は内蔵ストレージ無しなので、microSDの費用が追加でかかることを考えると「Osmo Action Pro 5」はコスパが非常に良いですね。

撮影のクオリティに関して違いがあるかもしれませんが、私はカメラの素人なのでノーコメント。自分は軽くてコンパクト、4K動画が長時間撮影できる点に惹かれて「Osmo Action Pro 5」を選びました。

ランニング動画を撮影してみた

先日「Osmo Action Pro 5」を持って、フルマラソンのレースと旅先のトレイルランで動画を撮影してきました。まずはこちらの動画をご覧ください。

レースは千葉県館山市で開催された「館山若潮マラソン」に参加。本命レースではありませんが、サブ3で完走するために前半は4:00/kmペースで走りました。基本的に動画撮影のみで、シャッターボタンを押して撮ります。起動→録画開始のタイムラグは短いのでシャッターチャンスを逃すことはありませんでした。

レースの前日は千葉県富津市の鋸山の登山道でトレランを楽しみました。曇り空で夕暮れ時に近づいていましたが、センサーが良いのか明るい映像が撮れました。あと鋸山の「ラピュタの壁」にズームアップしたい時にデジタルズームが便利でした。

落下防止のため、付属のクリックリリースを取り付けて、ストラップで固定して使っています。万が一、手が滑って落としても地面に叩きつけられないですし、レースで後続ランナーに迷惑がかかりません。

評価まとめ

DJIの「Osmo Action Pro 5」の良い点、気になる点のまとめは次のとおりです。

良い点

  • 軽くてコンパクト。バッテリー込みでも150g以下
  • 電源オフから録画開始までが速い
  • 最大で4時間撮影できてバッテリーの持ちが良い

気になる点

  • 走りながらの撮影モード切り替えは手間取る

ちなみに親指サイズの超小型アクションカメラ「Insta360 GO 3S」も所有しています。こちらは圧倒的に軽くて(40g)手ぶらで4K動画が撮影できます。一方でバッテリーが25〜30分しか持たないのと、たまに操作ミスでシャッターチャンスを逃すこともありました。本体に装着して使えば通常のアクションカメラと同じ操作で撮影できますが、カメラ本体が小さいため、センサーサイズは1/2.3インチになります。

最後まで読んでいただき有難うございました。この記事を共有していただけると嬉しいです。

購入ガイド

【レビュー】DJI Osmo Action Pro 5:ランニング動画撮影の頼れる相棒

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DJI Osmo Action Pro 5

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