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【国境マラソンIN対馬2022レポート】移動だけで疲れた…ハーフ1:34:29

【国境マラソンIN対馬2022レポート】移動だけで疲れた…ハーフ1:34:29

2022年6月26日に参加した「国境マラソンIN対馬」の大会レポートをお届けします。

種目はハーフマラソン。長崎県対馬市の北部の海岸線を1周するコースです。アップダウンが多く、獲得高度は300mを超えました。

国境の島らしく、道路の標識やコースの距離表示は日本語・韓国語の二か国語表記でした。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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この記事の目次

大会の特徴

国境マラソンIN対馬は、毎年6月に長崎県対馬市を舞台に開催されるマラソン大会です。

対馬(つしま)は、九州と朝鮮半島の間に位置する島。住所は福岡県でも佐賀県でもなく、長崎県対馬市。長崎空港と福岡空港から飛行機で、博多港から船でアクセスできます。

かつてこの島の東沖で日露戦争の「日本海海戦」が行われました。日本国外では「対馬沖海戦(Battle of Tsushima)の名称で知られており、対馬の名は海外でも有名です。

スタート・ゴール地点のある大会会場は対馬の北部「三宇田海水浴場」に設置されます。

今回参加したハーフマラソンの部は、三宇田海水浴場から泉→豊→鰐浦→大浦→比田勝→西泊をめぐり、対馬の北部をぐるりと1周します。

対馬は平坦な土地が少なく、コースはアップダウンが多いです。獲得標高は実測値で273mでした。

以下は会場にあったコースマップ。最新情報は公式サイトでチェックしましょう。

遠征日程

今回は埼玉県の自宅から参加するため、レース前日に現地入りしました。

レース前日

もともと以下の予定で現地入りする予定だった。

  • 9:40 羽田空港発
  • 12:15 長崎空港発
  • 12:35 対馬空港着
  • 16:00 観光後、ホテルにチェックイン

ところが長崎→対馬の便が悪天候のため欠航。乗継を福岡に変更し、福岡→対馬は夕方の最終便に変更。急きょ予定を以下のとおりアップデートしました。

  • 10:30 羽田空港発
  • 12:25 福岡空港着、唐津エリアを旅ラン
  • 18:25 福岡空港発
  • 19:10 対馬空港着、その後レンタカーで移動
  • 21:00 ホテルにチェックイン

福岡空港で5時間半もの待ち時間が生じたため、佐賀県唐津市で旅ランをしてきました。

レース当日

当日の日程は以下のとおり。今回は大会会場から2kmほど離れた宿に前泊しました。

  • 06:30 起床
  • 07:00 朝食
  • 08:15 会場到着
  • 09:45 ハーフの部スタート
  • 11:25 フィニッシュ
  • 15:10 対馬空港発

スタートラインへ

宿から会場までは歩いて向かう予定でしたが、ご厚意で車で送っていただきました。

受付はレースの前日・当日に行い、参加キット式を受け取ります。

アスリートビブス(ナンバーカード)や参加賞など。

参加記念Tシャツはネイビーカラー。

会場には無料の荷物預け場所があります。アスリートビブスと同じ番号のタグを付けて預けるスタイル。

レース攻略

ここからは「国境マラソンIN対馬」のハーフの部の様子を紹介します。

前半戦

スタート直後から坂を上っていきます。

峠を越えると海辺に出ます。

対馬は地理的に朝鮮半島に近く、韓国人観光客が多く訪れます。韓国からの参加者も多いのか、街中の標識やマラソン大会の看板は日韓二か国語表記のものが多かったです。

6km地点。長閑な海辺の集落を駆け抜けます。

唯一の折り返し地点。坂を上って下るため、精神的にシンドかった……。

8kmあたりにある「国境トンネル」。トンネルの向こうは韓国に面した海辺が広がります。近くに「韓国展望台」もありました。

こちらは百済国の顕彰碑。

独特な様式の木造建築が軒を連ねる「鰐浦」の集落を駆け抜けます。この辺りは住民の方々の声援が熱かったですね。

10km地点。急にスコールのような雨が降ってきました。

トンネルを抜けるとやっと中間地点。

後半戦

鰐浦から大浦に向かって西側の海岸線を走ります。風は穏やかですが、日差しが強くなりペースがどんどん落ちてきました。

13km地点。コースのほとんどは交通規制がないため、普通に自動車が走っています。

14kmあたりから長い上り坂が続きます。ハーフマラソン最大の難所で標高差約50mのアップダウンがありました。

大浦から比田勝へ。

海上自衛隊の方に応援いただきました。そういえば参加者も海上自衛隊のユニフォームを着た方が多かったですね。

ラスト3km。西泊方面を経由して三宇田海水浴場を目指します。

高低差約30mの坂道を上ります。

坂を上り切ると視界が開けて、美しい海岸線が一望できました。

途中、日露戦争の「日本海海戦記念碑」の横を通過します。

最後に坂を下り、三宇田海水浴場でゴール。

ゴールの後で

完走タイムはグロスで1時間34分29秒でした。今回はアップダウンの激しいコースなので目標タイムは設定せず、調子を見ながら走ることにしました。

平坦な場所だと無理せず4:10〜4:15/kmで走れますが、坂道だと4:30〜4:40/kmまでペースダウンします。

ゴールの後はスポーツドリンクと記録証を受け取ります。そして参加キットに入っていたお弁当引換券でご当地グルメの「上対馬とんちゃん弁当」をいただきました。

三宇田海水浴場に設置されたテントで海を眺めながら食べるお弁当は最高です。

その後、会場の隣にある日帰り入浴施設「上対馬温泉渚の湯」で汗を流してきました。入湯料は600円。

おまけ

今回は、会場の三宇田海水浴場から約2kmほど離れた「花海荘」に宿泊しました。

フライトの欠航で到着時間が21時になってしまったにも関わらず、別室で夕食を用意いただいたり、レース当日は車で会場へ送っていただいたり、至れり尽くせりでした。

ランニングシューズは2022年6月に発売されたばかりの「ハイペリオンエリート3」を着用しました。走行安定性が極めて高く、特に下り坂では変にブレーキをかけずスムーズに走ることができました。

2022年6月に発売されたばかりの「Forerunner 255S」を初めてレースで着用。軽くてコンパクトですが、ディスプレイは見やすく、ペースを掴むのに役立ちました。

レース当日は気温が高くなることを想定し、通気性に優れたザノースフェイスの「ランオールメッシュキャップ」を選びました。キャップ全体にメッシュ素材を使用しており、汗をかいても無帽の時と同じくらい快適です。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。