【クラクフ】映画『シンドラーのリスト』のロケ地を走ってきた
ポーランド第二の都市、クラクフ(Krakow)でランニングしたい方のために、旧ユダヤ人街とゲットーを巡るコースを解説。私が2026年9月に走った時の様子も紹介します。スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』のロケ地が点在しており、映画ファンには必見のコースです。
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この記事の目次
クラクフとは?
クラクフ(Kraków)は、ポーランド南部に位置するポーランド第二の都市。16世紀末にワルシャワへ遷都するまで500年近くにわたり首都として栄え、中世の建物が現存する旧市街は世界文化遺産に登録されています。
今回は海外出張でヨーロッパへ向かうためにポーランド航空のワルシャワ経由便を利用し、週末はクラクフに滞在。初日は観光地として有名な「ヴィエリチカ岩塩坑」を見学してきました。
海外出張の途中、ポーランドのクラクフで2泊。初日は「ヴィエリチカ岩塩坑」のツアーに参加しました。3時間かけて地底130mを3kmほど散策。地動説を唱えたコペルニクス(3枚目の写真)も学生時代に訪れたことがあるそうです pic.twitter.com/b6cbHFOPvT
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その後、ヴィエリチカ岩塩坑から電車でクラクフ中央駅へ戻る途中、クラクフの街中をランニングしてきました。お目当ては、映画『シンドラーのリスト』のロケ地巡りです。
ヴィエリチカ岩塩坑からクラクフへ戻る途中、映画『シンドラーのリスト』のロケ地をランニングしてきました。ユダヤ人労働者が働いていたホーロー工場、解体中のゲットーを見下ろす丘、少年隊員が親子を匿った階段など。初めて観た時の衝撃は今でも忘れられません pic.twitter.com/wO97KPiRp5
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『シンドラーのリスト』は1993年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の映画。ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが、ナチス占領下のクラクフでユダヤ人を自身の工場に雇用することで、多くの命を強制収容所送りから救った実話を描いた作品です。クラクフには映画のロケ地が数多く点在しています。
アクセス
クラクフは首都ワルシャワから高速鉄道で約2時間半、日帰りでも十分アクセスできる距離です。ランニングコースのスタート地点の「オスカー・シンドラーのホーロー工場」(Fabryka Emalia Oskara Schindlera)はクラクフ・ザブウォチェ(Kraków Zabłocie)駅から徒歩2分。
ランニングコース
今回走ったコースは次のとおり。
- シンドラーのホーロー工場からスタート
- クラクフを見下ろす丘
- クラクフ・ゲットー(ポドグージェ地区)
- 旧ユダヤ人街(カジミエシュ地区)
- クラクフ中央駅でフィニッシュ
参考までにストラバの走行データを載せておきます。走行距離は約7km、走行時間は約1時間でした。
シンドラーのホーロー工場
スタート地点は、映画の舞台にもなった「オスカー・シンドラーのホーロー工場」。現在は博物館として公開されており、当時ユダヤ人労働者たちが働いていた建物がそのまま残されています。
博物館を見学したかったのですが、予約なしだと数時間待ちらしいので諦めました。こちらはホーロー工場で雇われていたユダヤ人労働者の方達。
ホーロー工場があるのはビスワ川の南側に位置するポドグージェ地区というエリア。第二次世界大戦中はユダヤ人のゲットー(隔離施設)が置かれていた場所です。
今ではその面影はほとんどありませんが、ゲットーの壁が一部だけ残っています。
クラクフを見下ろす丘
ポドグージェ地区を南へ進み、次に目指したのは「クシェミョンキの丘(Krzemionki Podgórskie)」。クラクフの市街とかつてのゲットー地区を見下ろせる小高い丘で、映画の中でシンドラーがゲットーの解体・強制退去の様子を見下ろしていた舞台です。
丘の上にはさらに小さな丘があり、頂上まで登ると360度のパノラマビューが楽しめます。意外と有名なスポットなのか、頂上は地元民(あるいは観光客)で賑わっていました。
そしてこちらが丘の上から見えるクラクフの街並み。映画の暗いシーンが蘇ります。
クラクフ・ゲットー(ポドグージェ地区)
丘を後にして再びポドグージェ地区に戻りました。しばらく大通りに沿って走り続けると、かつてゲットーのあったエリアの広場に出ました。こちらは「英雄広場」(Plac Bohaterów Getta)として整備され、ユダヤ人犠牲者を追悼する椅子のオブジェが並んでいます。当時ここに押し込められた人々の暮らしを想像しながら走り抜けました。
こちらはクラクフ市内を流れるビスワ川。川の北側が中世か時代からユダヤ人が住んでいた場所ですが、第二次世界大戦中は川の南側のゲットーに強制移住させられました。川沿いには遊歩道とサイクリングロードが整備さえていました。ここはランニングするには最高の環境ですね。
旧ユダヤ人街(カジミエシュ地区)
ヴィスワ川の北側、旧ユダヤ人街のカジミエシュ地区(Kazimierz)へと入ります。
こちらは映画でナチス親衛隊の少年隊がユダヤ人親子を匿う有名なシーンのロケ地。Googleマップでは「Schindler’s List Passage」とあり、多くの観光客が記念撮影していました。
その後、旧市街を抜けてクラクフ中央駅(Kraków Główny)に到着。今回はクラクフの負の歴史を巡るコースでしたが、クラクフという街の歴史をより深く感じられる時間になりました。
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