【北海道マラソン2026レポート】膝爆弾を抱えながらも無事完走
最終更新日:

【北海道マラソン2026レポート】膝爆弾を抱えながらも無事完走(動画あり)

2026年8月30日に北海道札幌市で北海道マラソンに参加しました。今回は膝の半月板を損傷してからの復帰レース。膝に負担をかけないようペースを抑えて挑み、天候にも恵まれて、無事に完走することができました。レースの様子や膝の負担を軽減するために意識したことなどを振り返ります。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、マラソングッズは全て自費で購入しています。

マラソンがライフワークの40代ランナー。YouTubeX.comでも発信中。フルマラソン自己ベスト2時間47分13秒(2025)、Six Star Finisher(2026)。詳しいプロフィール

TOMO

この記事の目次

【結果】フル4時間9分59秒

まずは結果ですが、ネットタイム4時間9分59秒、グロスタイム4時間10分34秒でフィニッシュしました。自己ワースト記録を更新してしまいましたが、今回は左膝の半月板を損傷した後の復帰レースだったため、想定通りのタイムでした。

大会の特徴

北海道マラソンは毎年8月に北海道札幌市を舞台に開催されるマラソン大会。日本国内で唯一、真夏の8月に行われる本格的なフルマラソン大会として知られています。私は北海道マラソンが好きで、過去に4回、ここ数年は2年に1回のペースで参加しています。

復帰レース

5月の仙台国際ハーフマラソンのレース中に左膝を痛め、半月板損傷と診断されました。一時は「もう二度とフルマラソンは走れないかも…」と思いましたが、地道にリハビリを続けた結果、6:00/kmぐらいのペースであればハーフマラソンは走れるようになりました。しかしフルマラソンは未知数。

暑さとの闘い

レース中に膝の痛みが再発する不安に加えて、北海道マラソンは暑さの不安もあります。過去に参加した北海道マラソンは気温が25〜30℃にもなり灼熱地獄との闘いでした。しかし今年の天気予報は曇り、最高気温は20℃と非常に恵まれたコンディション。これで不安材料がひとつ減りました。

前日に北海道入り

今回は1泊2日の日程で埼玉県の自宅から北海道マラソンに参加しました。10時に羽田空港を出発し、11時40分に新千歳空港着。飛行機の乗客は3割ぐらいがランナーでした。シューズを見ればランナーかどうかは判断がつきます。

レースの前日は旅ランするのが恒例ですが、今回は前から行ってみたかった「Fビレッジ」に寄り道。Fビレッジは、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を中心とした巨大な複合施設です。最寄駅の北広島駅で下車して、線路沿いの遊歩道を2kmほど北上。その後、Fビレッジをぐるりと1周してスタジアムの前でフィニッシュ。

Fビレッジから札幌駅までは直通のシャトルバスで向かいました。札幌ではホテルにチェックインしてひと休み。そして夕食のついでに大通公園8丁目でマラソンの受付を済ませてきました。スタート地点の交差点にある温度計は「20℃」でしたが、半袖だと肌寒いぐらいです。

大通公園のスタート地点へ

レース当日の日程は次のとおり。

  • 05:40 起床
  • 06:00 朝食
  • 07:45 ホテル出発
  • 08:00 スタートブロック整列
  • 08:30 スタート(第1ウエーブ)
  • 12:40 フィニッシュ
  • 15:30 新千歳空港発
  • 17:10 羽田空港着
  • 19:00 帰宅

今回宿泊したホテルは大通公園近くの「GARDENS CABIN」。スタート地点まで徒歩5分という好立地ですが、北海道マラソンの前日はどこも宿泊費が高騰し、カプセルホテルなのに1泊16,500円と割高です。ちなみに2年前のレースでドーミーインに泊まった時は1泊3万円でした。

宿泊したカプセルホテル「GARDENS CABIN」の客室

朝食は付けず、ホテルの下のセブンイレブンで買ってきたオニギリ2個とバナナでサクッと済ませます。そしてフルマラソンでは恒例のモルテンドリンクも飲んでカーボローディングします。

レース当日の朝食のおにぎりとバナナ、モルテンドリンク

北海道マラソンのスタートはウエーブ制で、第1ウエーブが8時30分、第2ウエーブが8時45分にスタートします。エントリーした時は膝を怪我する前でしたので、完走目標タイムは3時間10分。スタートブロックはBブロックの第1ウエーブに割り当てられました。今回は完走した後にすぐに札幌駅に向かえるように、会場に荷物を預けました。

大会会場の手荷物預け所

その後、10分ほどジョギングやストレッチをして、Bブロックに整列しました。

6:00/kmで走るレース戦略

レースの目標は、膝が痛くならずにフルマラソンを完走すること。リハビリでは5:00/kmペースでは膝に負担がかかり痛みが再発することがあり、6:00/kmでは20km以上の長距離も走れることが分かっています。そこで今回のレース戦略は6:00/kmペースで行ける所まで行く、というもの。単純計算で完走目標タイムは4時間10分〜15分になります。

もし途中で痛くなったら潔く撤退(DNF)します。とはいえ、後半戦の新川通りは付近に公共交通機関がなく、札幌駅まで戻るにはどうしたら良いのか?そう考えると、とにかく無理せずに最後まで走り切ることが重要です。

前半はサブ4ペースで順調

Bブロックに整列するランナーたち

今回はBブロック後方に陣取りましたが、スタートラインまでのロスタイムは35秒で、渋滞にも巻き込まれず、順調なスタートを切れました。ニッカウィスキーの看板が見えてくるとテンションが上がります。

コース沿いに見えるニッカウヰスキーの看板

最初の10kmはアップダウンがあり、ここで飛ばし過ぎると後半苦戦します。とはいえ、今の私は6:00/kmペースが精一杯。徐々にCブロックとDブロックのランナーに追い抜かれて、7km付近の豊平川では周囲はEブロックのランナーばかり。

7km付近、豊平川沿いを走るランナーたち

9km付近で創生トンネルに入ります。いつも高温多湿で息苦しいトンネルの中も、今日は涼しさを感じて快適に走れました。

涼しさを感じた創成トンネルの中を走る様子

その後、札幌市の街中を駆け抜けていきます。17km付近で先頭を走る吉田響選手とスライドしました。トレードマーク(?)のファイテンのテープはさらにパワーアップした模様です。

17km付近ですれ違った先頭ランナーの吉田響選手

新川通りに入ると、今度は女子トップの新谷仁美選手と不破聖衣来選手とスライドしました。そして間もなく中間地点を通過。手元のタイムで1時間59分台でしたので、予定よりも5分ほど速く、このペースを維持できれば「サブ4」も射程圏内です。

トイレ休憩で7分のタイムロス

新川通りですれ違った女子トップの新谷仁美選手と不破聖衣来選手

しかしそう思い通りにはいかず、急にお腹が痛くなってきました。レース前にトイレ(大)は3回も行ったのですが、今日は調子が良くないようです。24km付近のランナーサポートエリアを目指そうと思いましたが、間に合いそうにありません。そこで23km付近のトイレでピットイン。こちらは仮設トイレではなく、沿道の「ひなたぼっこ」というカフェがトイレを開放してくれているもの。

トイレを開放してくれた沿道のカフェ「ひなたぼっこ」

トイレが1つしかなく7分ほどロスタイムしましたが、本当に助かりました。お礼にシフォンケーキを購入し、走りながら食べることに。ふんわりして甘すぎず、美味しかったです。

カフェ「ひなたぼっこ」で購入したシフォンケーキ

その後、ランナーサポートエリアではコーラを飲んだり、雪のボールで手のひらを冷やしたりしました。フードも充実していましたが、先ほどセイコーマートのあんぱんを食べたばかりなのでパス。

後半はじわじわペースダウン

26km付近、新川通りの折り返し点を過ぎると、気持ちが軽くなりました。いつもは日差しを遮るものが一切ない灼熱地獄の新川通りですが、今日は曇り空で暑さもそれほど感じません。それでもこまめに水分補給して、冷たい水でキャップやシャツを濡らします。

レースの2週間前は6:00/kmペースで28km走りました。それ以上の距離を走るのは、膝を怪我して以来、初めて。幸い、未だに膝の痛みはありません。それよりもお腹が痛くて、そっちの方が心配でした。

新川通りで給水し、キャップとシャツを濡らして走る様子

30kmまでは5:40/kmペースを維持できていましたが、その後6:00/kmまでじわじわとペースダウンしました。余裕のあるペーストはいえ、トレーニングでは長い距離をそこまで走り込めていないですし、そもそも6:00/kmで市か走れていないので、フルマラソンを6:00/kmで走ること自体、今の自分にとっては簡単なことではありません。

30km過ぎ、ペースが落ちてきた頃のコースの様子

ラスト3kmは緑豊かな北海道大学の校内を駆け抜けます。ここまで来れば後は気合いで走り切れますが、校内も結構距離があるんですよね。

緑豊かな北海道大学の構内を走るランナーたち

北海道大学を出て、大通公園に向かう途中に赤煉瓦造りの北海道庁が出迎えてくれます。2年前に走った時は確か修復中でしたね。

赤煉瓦造りの北海道庁旧本庁舎

そして最後は大通公園でフィニッシュ。最後まで膝が痛くならずに本当によかった。

膝に負担をかけない走り方

というわけで、ネットタイム4時間9分59秒、グロスタイム4時間10分34秒で完走しました。目標ペースよりも速く走りましたが、トイレ休憩のタイムロスを含めると、目標タイムどおりの結果となりました。参考までにストラバの走行データを載せておきます。

私のフルマラソンのワースト記録を20分以上も更新してしまいましたが、今回は膝を痛めずにフルマラソンを完走できたので大満足です。参考までに、私が膝に負担をかけないよう意識したことは次のとおり。

  • 足首と股関節の柔軟性と可動域を高める
  • 着地の際には足首と股関節の動きで衝撃を吸収する
  • 膝は常に動いている状態

半月板を損傷した一番の原因は、膝に負担がかかり過ぎることでした。整形外科での診断によると、私は足首が硬く、着地の際の衝撃が膝にダイレクトに伝わってしまっているとのこと。そこでリハビリ中は足首の柔軟性と可動域を高めることに専念。股関節も同調に可動域を高め、足首と股関節の二点で着地の際の衝撃を吸収し、膝は常に動いている状態を意識しました。

北海道マラソン2026を完走した後の様子

半月板の損傷は完治が難しいと言われているので、以前のようにサブスリー・サブエガでフルマラソンを走れるようになるのかは分かりませんが、遅いペースであってもフルマラソンを走れることが分かったのは大きな収穫でした。

次のレースは5週間後の「いわて盛岡シティマラソン2026」のフルマラソン。次回はトイレ対策をバッチリして、4時間を切りたいですね。

使用したレースギア

最後に、今回のレースで使用したギアを紹介します。詳しいレビューはページ下の関連記事に載せておきます。

シューズは今月発売されたばかりのNEW BALANCEの「SuperComp Elite v6」。シリアスランナー向けのモデルで持ち前のスピードを生かしきれていませんが、ミッドソールの空洞構造とフルレングス・カーボンプレートが生み出すクッショニングが絶妙で、膝への負担も軽減できました。そして何よりも軽く、脚が疲れてもスッと前に進みます。

本来ならバッチリ熱中症対策しますが、今回は自分史上最も涼しい北海道マラソンだったため、アームカバーやアイスベストなどは使用せず。代わりにエイドステーションで、MIZUNOのランニングキャップ「エアロドライフロー キャップ」やASICSの「METARUN半袖シャツ」を水で濡らし、気化熱で身体を冷やして走りました。

ランニングショーツはASICSの「FUJITRAIL ELITE ショーツ」を着用。トレラン向けですが、スマホやアクションカメラ、エナジージェルを持って走るのに便利でした。ただしインナータイツはコンプレッションが弱いのでレース向きではないと思います。

ASICSの「FUJITRAIL ELITE ショーツ」のポケット収納

そして今回初めてエナジージェルをソフトフラスクに入れて使いました。「Xポーション エナジージェル」4袋分をハイドラパックの「ソフトフラスク150ml」に入れ、レースでは好きなタイミングで好きなだけ飲みました。これは非常に便利で、今後も使っていこうと思います。

関連動画

他にもYouTubeチャンネル「ともらん!」ではランニングアイテムのレビューや旅ラン、マラソン大会の動画をほぼ週1のペースで更新しています。もっと見る

関連記事

           

北海道の大会&ランニングコース

北海道の旅ランやマラソン大会の様子をお届け。

旅ランと全国のランニングコースの最新記事

「旅先で走る × 走って旅をする」をテーマに、日本や世界各国の魅力的なランニングコースを紹介します。