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【網走でランニング】天都山と博物館巡り(網走監獄)

2025年9月、北海道網走市の天都山(標高207m)を走ってきました。山腹の博物館網走監獄や山頂のオホーツク流氷館を巡り、網走駅でフィニッシュする13kmコース。

【網走でランニング】天都山と博物館巡り(網走監獄)

ランニングコースの概要

今回走ったコースは次のとおり。

  • 網走湖荘からスタート
  • 博物館網走監獄を散策
  • オホーツク流氷館で涼む
  • 北方民族博物館で学ぶ
  • 網走駅でフィニッシュ

網走市は北海道の北東部に位置する人口約3万人の都市。昔から「網走刑務所」のある場所として有名ですが、近年はオホーツク海に流れ着く流氷ウォッチングの観光地としても知られています。

今回は網走市中心部の南側にある、標高207mの天都山(てんとざん)をランニングしてきました。山腹には博物館網走監獄、山頂にはオホーツク流氷館、その近くに北方民族博物館があり、ちょっとした博物館街(?)になっています。

宿がある網走湖荘から走り始め、天都山を越え、網走駅でフィニッシュ。走行距離は13km、獲得標高は210mでした。

博物館網走監獄

まずは宿を出発して国道39号線、網走湖の東側を走ります。

途中、呼人のキャンプ場では10組ほどのキャンプ客が、湖畔で寛いでいました。

国道39号線は石北本線を並走します。網走川に差し掛かる手前で、ちょうど電車が通過して行きました。

踏切を渡り、天都山のヒルクライムが始まります。5分も走らないうちに博物館網走監獄の正門が姿を現します。

土曜日かつマラソン大会前日ということもあり、観光客で賑わっていました。

博物館の敷地内には旧網走監獄の施設が移築され、当時の囚人たちの生活の様子が再現されています。こちらは網走監獄の浴場。監視されながら、脱衣から着衣まで15分で済ませないといけません。

こちらは網走監獄の舎房。中央の見張場から5つの舎房が見渡せるように設計されています。

蝋人形とはいえ、結構生々しいですね…。

こちらは休泊所。すし詰め状態で寝ていたんですね。

立って食事をしています。囚人たちの生活を見ていたら、なんだか切なくなってきました。

オホーツク流氷館

気を取り直して、次はオホーツク流氷館へ向かいます。ここから天都山のヒルクライムが本格化します。

このように長い上り坂が続きますが、傾斜は緩やかなので何とか走り続けられました。それよりも熊が心配ですね。事前に熊出没情報をチェックしましたし、交通量も多い道路なので大丈夫だとは思いますが、念のため手のひらをパンッ、パンッと叩きながら走りました。

オホーツク流氷館に到着。網走観光の目玉のひとつである流氷をテーマにした博物館です。

館内では映像や展示室を観たり、マイナス15℃の部屋で流氷を体験したりできます。実際に流氷の塊も観ることができました。

すでに14時を過ぎていますが、昼ごはんを食べていないことに気づきました。というわけで館内の売店で「流氷ソフトクリーム」を食べながら休憩。青い粉はオホーツク海の塩らしいです。

流氷館は天都山の山頂付近にあるため、オホーツク海や知床半島が一望できます。

それから流氷館のある場所は北緯44度でした。ヨーロッパだとフランスやイタリア、アメリカだとオレゴン州やアイダホ州と同じ。

北方民族博物館

流氷館から路線バスに乗って網走駅まで戻ろうか迷いましたが、もう少し頑張って走ります。

こちらは北海道立北方民族博物館。前の2つの博物館に比べると観光客は少なかったです。

北海道の少数民族というとアイヌが思い浮かぶと思いますが、北海道以北や北極圏内には多数の少数民族がいます。この博物館はアイヌだけでなく、北方民族全般にスポットを当てている点で学ぶことが多かったですね。

例えばスプーンの展示では、民族ごとの違いが分かるように工夫されていました。

博物館を後にして、長い坂をひたすら下り続けます。

そして網走駅でフィニッシュ。近くのコンビニで買ったご飯を食べながら、宿へ戻る路線バスを待ちました。

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