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【北海道・札幌ランニングコース案内】郊外の「開拓の村」で100年前にタイムスリップ

【北海道・札幌ランニングコース案内】郊外の「開拓の村」で100年前にタイムスリップ

北海道の札幌でランニングしてみたい…という方のために「北海道開拓の村」の敷地内を走るコースを分かりやすく解説。私が2024年8月に走った時の様子も紹介します。札幌市中心部から離れていますが、北海道の歴史を学んだり、人気アニメ『ゴールデンカムイ』の聖地巡礼をしたり楽しめます。

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ランニングコース

北海道開拓の村は、北海道札幌市厚別区厚にある野外博物館。東京ドーム11個分の広大な敷地には明治〜昭和初期に建設された北海道各地の建造物が点在し、まるで100年前の北海道にタイムスリップしたかのような街並みや風景が楽しめます。

札幌駅から15kmほど東にあり、JR北海道・新札幌駅と市営地下鉄西線・新さっぽろ駅から路線バスに乗り換えてアクセスするのが便利です。車だと、札幌市中心部から30分ほど。

今回は夏休みの北海道旅行のついでに開拓の村を訪れ、敷地内を走って観光してきました。何しろ広いので、徒歩だと時間がかかり、ランニングが移動手段としてちょうど良いですね。

村の案内図です。大きく分けると「市街地群」「漁村群」「農村群」「山村群」の4つのゾーンがあります。特に決まったルートはないので、市街地→漁村→農村→山村の順にまわりました。走行距離は2.5kmでした。

市街地エリア

というわけで「北海道開拓の村」にやってきました!こちらの洋風建築は1908年に建てられた「旧札幌停車場」の建物を再現したもの。現在は管理棟として使われており、こちらで料金を支払って入村します。

まずは市街地エリアのメインストリートを走ってみます。

向かって右手に見えるのは、1919年に北海道旭川市に建てられた「旧来正旅館」。当時開通したばかりの宗谷本線・永山駅前に旅館兼待合所として営業していたそうです。よく見ると、電柱も昔のものですね。細かいディテールにこだわりを感じます。

左手に見えるのは、1919年に北海道浦河町に建てられた「旧浦河支庁庁舎」。1932年には日高支庁となり、その後、博物館として利用されていたそうです。写真では見えづらいですが、道路の真ん中に線路が敷いてあります。

ちなみにメインストリートの線路を利用して、夏は馬車鉄道、冬は馬車ソリに乗ることができます。この日は猛暑日でお馬さんはバテ気味でした。

こんな感じで「北海道開拓の村」には北海道各地にあった歴史的建造物が一堂に集結しています。建物の中は見学可能で、当時の生活の様子を垣間見ることができます。

漁村エリア

メインストリートから外れて漁村エリアに寄り道しました。敷地内には「海」と「池」があり、その周辺に漁家が点在しています。

その中でもひときわ目立つのが、1919年に北海道小樽市に建てられた「旧青山家漁家住宅」です。

建物の内部は典型的な鰊番屋で、中央に囲炉裏と広間があり、それを囲むように職人たちの寝床が確保されています。そういえば「ゴールデンカムイ」にもこういう造りの建物が出てきましたね。

農村エリア

農村エリアには北海道ならではの屯田平屋や養蚕所が点在しています。

こちらは北海道札幌市に建てられた「旧小川家酪農畜舎」です。大正後期にアメリカから取り寄せた設計図をもとに造られたもので「北海道開拓の村」の中では異色な存在。

農村エリアから森の中へ入り、吊り橋を渡って山村エリアを目指します。

山村エリア

山村エリアは森の中にあるので、建物の位置関係がイマイチよく分からず…、途中で道に迷いました。

でも大正後期に建てられたこちらの「森林鉄道機関庫」は印象に残っています。当時の北海道を管轄していた北海道庁は1919年に国有林の直営伐採事業を推進するため、木材搬出のための森林鉄道の敷設に着手します。昔はこういう機関車で木材を運んでいたんですね。

これで「北海道開拓の村」をひと通りまわりました。移動距離は約2.5km。のんびり歩いたら1時間弱かかりますが、ジョギングだと20分もかかりません。実際には各所でGarminを一時停止して見学しているのでもっとかかっていますが…。

〆は開拓の村食堂の鰊ソバ

走り終えると急にお腹が減ってきました。そしてタイミング良く「開拓の村食堂」を見つけたので、看板メニューの鰊ソバをいただきました。ちょと味付けが塩っぱく感じましたが、炎天下で大量の汗を流してきたので塩分補給ができて結果オーライでした!

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール