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【千歳JAL国際マラソン2024レポート】紆余曲折ありながらもサブ3

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入しています。

【千歳JAL国際マラソン2024レポート】紆余曲折ありながらもサブ3

2024年6月2日に北海道千歳市で「千歳JAL国際マラソン2024」が開催されました。フルマラソンの部を走ってきたのでレースの様子を紹介します。

更新日: 公開日:

目次と内容

千歳JAL国際マラソンとは?

千歳JAL国際マラソンは毎年6月に北海道千歳市で開催されるマラソン大会。2024年大会は第44回目の開催となります。種目はフルマラソン・17km・3kmの部があります。

大会会場は北海道千歳市の青葉公園に設置されます。JR千歳駅から西へ2kmほど。大会当日は千歳駅〜青葉公園間を無料シャトルバスが運行します。

実際に千歳JAL国際マラソンに参加して、次の点に魅力を感じました。

  • 新千歳空港から近い(電車で2駅7分)
  • ウエーブスタートで混在しない
  • 林道走る珍しいコース

まずはアクセスが良好なこと。道外からの参加でも新千歳空港からアクセスしやすいのが特徴です。またフルマラソンと17kmの部はウエーブスタートを採用しており、ブロック毎に時間差を設けてスタートすることで余裕を持って参加できます。

そして個人的には、千歳JAL国際マラソンのコースが最大の魅力です。

未舗装路の林道を走るコース

フルマラソンのコースは、2km〜24kmは未舗装路の林道を走ります。高低差は155mあり、22km付近の最高標高地点を境に、前半が上り基調、後半が下り基調となっています。陸連非公認コースです。上のコースマップは公式サイトより拝借。

以下はフルマラソンの24kmあたりの動画ですが、大自然の中を爆走している感じがもう最高です。この他にも木のトンネルの中を駆け抜けたり、千歳川のせせらぎに聴き入りながら走ったり、北海道の自然を満喫できるコースになっています。

1泊2日の遠征日程

今回は埼玉県(自宅)から参加するため、1泊2日の日程で遠征してきました。

大会前日

大会の前日に現地入りしました。

  • 11:00 羽田空港発
  • 12:30 新千歳空港着
  • 14:00 千歳市内で旅ラン

フライトはJALのA350-900。エコノミークラスでも非常に快適でした。ちなみに千歳JAL国際マラソンのスポンサーだからJALに乗ったのではなく、自分はもともとJAL派なんです。

今回はJR千歳駅前の「JRイン千歳」に宿泊しました。大会当日に運行する千歳駅〜青葉公園間の無料シャトルバスは、ホテルの目の前が乗り場になります。

大会当日

大会当日の日程はこんな感じ。フルマラソンは第1ウエーブからのスタートでしたが、それでも9時40分スタートなので余裕があります。

  • 07:00 起床
  • 07:30 朝食
  • 08:20 ホテルを出発
  • 08:50 会場に到着
  • 09:20 スタートライン整列
  • 09:40 スタート
  • 12:37 フィニッシュ
  • 14:00 新千歳空港の温泉
  • 16:00 新千歳空港発
  • 18:00 羽田着

スタートラインへ

ここからは大会当日の様子を振り返ります。

前の晩はなかなか寝付けず、ベッドに入り2時頃まで音楽を聴いていました。そして7時に起床。ホテルに併設されている「やよい軒」で宿泊者限定メニューの朝食をいただきました。

フルマラソンには欠かせないモルテンドリンクもしっかり補給します。

会場までは無料シャトルバスで向かう予定でしたが、ホテルの目の前のバス乗り場には長蛇の列が…。というわけでスーツケースをホテルのフロントに預けて、ジョギングして青葉公園を目指します。

途中、千歳神社で安全祈願のお参りをしてきました。

神社の裏手から青葉公園に入り、荷物を預けてきました。自分で指定された保管場所に置き、受け取る時にアスリートビブスの番号と照合するスタイルです。

フルマラソンのスタート地点は会場から1kmほど離れた場所にあります。途中、青葉公園の陸上競技場に差し掛かりました。こちらはウォームアップエリアとして解放されていました。

スタート地点に到着。最前列のAブロックの人数は500人程度のようです。

レース攻略

ここからはレースの様子を振り返ります。今回は記録は狙わず、無理せず完走することを目標とします。設定ペースは4:25〜4:35/kmです。

スタート〜10km(ラップ43:12)

スタート直後は一般道を走ります。実は2016年にも千歳JAL国際マラソンを走っており、当時はスタート直後から道幅の狭い林道を走った記憶がありますが、変更されたのですかね。

ちょうど2km地点で林道の木のトンネルの中へ入ります。

林道は未舗装地ですが、そこまで走りづらさは感じません。

ただし一部、デコボコした所や砂浜みたいに足を取られる所があるので注意が必要です。最初の10kmはサブ3よりも少し遅い設定どおりのペースで走り切りました。

10km〜20km(ラップ41:20)

木のトンネルを抜けて直射日光をガンガン浴びながら林道を走り続けます。この日の最高気温は17℃。汗はかきますが暑苦しいと感じるほどではなく、快適に走れています。

13kmあたりからGarminのGPSがバグり始め、表示距離と実際の距離に500m以上の誤差が生じました。

16kmを過ぎると最初の折り返し地点があります。この辺りは4:05〜4:10/kmまでペースアップしていました。

基本的に林道を走るのでロードレースのような沿道からの応援はありませんが、エイドステーションでは大会スタッフの方による熱すぎる応援に感動しました。10〜20kmの区間はサブ3よりも少し速いペースで走り切りました。

20km〜30km(ラップ41:47)

中間地点を1時間28分台で通過しました。後半は下り坂なので、このままのペースを維持できれば無理なくサブ3で完走できそうです。

18〜22kmまでは上り坂なのでペースが少し落ちましたが、最高地点を通過すると下り貴重になります。特に25kmぐらいまでは傾斜があり、4:00/kmペースで転げ落ちるように走りました。

このまま順調に行くかと思いましたが、そうでないのがマラソンです。26kmを過ぎたあたりから急に苦しくなり、ペースダウンを余儀なくされます。下り坂が続くのになぜペースダウンしてしまうのか、自分でも不思議でした。

28kmを1時間56分台で通過します。サブ3ペースならちょうど2時間なので、4分間ほどの貯金がある計算です。ここで踏ん張ればサブ3は手が届きますが、記録を狙わないレースで無理をすると、後の練習に響いてきます。

29kmで上り坂に差し掛かり、折れかけていた心が完全に折れました。サブ3は諦めて、無理のないペースで完走しようと決めました。この辺りは4:30-4:40/kmまでペースが落ち込んでいました。ただし26kmまでの貯金があったため、20km〜30kmの区間はサブ3よりも少し速いペースで走りっています。

30km〜40km(ラップ42:05)

サブ3を諦めたので少し気持ちが楽になりました。32kmあたりで最後の折り返し地点を通過。そしてしばらく上り坂が続きます。フルマラソンの後半は下り基調ですが、上り坂がないわけではないんですよね…。

33kmを過ぎたあたりで一般道を横断します。タイミングが悪いと足止めをくらう場所ですが、ノンストップで通行できました。

そして一般道の歩道を走ります。34km地点で「スピードダウン」の看板を目にします。ここから先は傾斜のキツい下り坂が待ち構えています。

Garminの距離表示はバグっているので参考になりませんが、ふと時間を見ると12時40分まで残り36分ほどありました。「あれ、サブ3いけるんじゃない?」と思い、35kmあたりから思い切ってペースアップしました。

下り坂だったというのもありますが、35kmが最速ペースの3:55/kmだったのはちょっと驚きです。普通35kmはゾンビ状態ですからね。

39kmを過ぎたあたりで2度目の「ランナー横断地点」があります。こちらも運良く足止めされずに通行できました。30km〜40kmの区間は最遅ペースから最速ペースに切り替わるドラマチックな展開を見せ、平均するとサブ3より少し速いペースに落ち着きました。

40km〜フィニッシュ(ラップ9:22)

ラスト2kmは千歳川の自転車道をひたすら直進します。市街地に近づいているからなのか、この辺りは沿道の応援が盛んでしたね。

そして最後は青葉公園に戻り、笑顔でフィニッシュ。

2時間57分46秒で完走

完走タイムはネットで2時間57分46秒、グロスで2時間57分55秒でした。もともとサブ3は狙っていませんでしたが、途中で心変わりして、一度は諦め、最後はサブ3を取りに行くという、ドラマチックな展開となりました。

マラソンは思い通りにはいかない、ということを改めて実感したレースでした。それにしても、35kmから完全復活できたのは自分でも驚いています。

ちなみに2016年に走った時は、ネットタイムが3時間38分1秒でした。

ゴールの後で

ゴールの後は計測チップを外してもらい、参加賞を受け取りました。

そしていきなりフランクフルトソーセージが振る舞われます。フルマラソンを走り終えた直後にフランクフルトは結構キツいですね…。でも、もらってしまったので美味しくいただきました。

本日の戦利品はこちら。スポーツドリンク、Tシャツ、チョコ、カップ麺、バナナです。

千歳駅までは無料シャトルバスを利用しました。ゴール会場からシャトルバス乗降場までは15分ほど歩きます。

ホテルで預けた荷物を受け取り、電車で新千歳空港へ向かいました。フライトまで2時間弱あるので、空港内にある新千歳空港温泉で汗を流してきました。

ランニングアイテム紹介

最後に、今回のレースで着用したランニングアイテムを紹介します。

シューズは、Asicsの「メタスピードスカイ+」を着用。最新の「メタスピードパリ」シリーズも持っていますが、未舗装地を走るとダメージが大きそうなので古いほうを履きました。

上下ウェアは先日購入したばかりの2XUを着用。我が家では「ランニングタイツ禁止令」があるのですが、今回はこっそりタイツデビューしちゃいました。また日差し対策としてMizunoのアームカバーを着用しましたが、これがすごく良かったですね。

ジェルは自宅から持っていった「アミノサウルスジェル」とエイドステーションでいただいた「メダリスト」を摂取しました。

最後まで読んでいただき有難うございました。この記事を共有していただけると嬉しいです。

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