【マドリード ランニングコース】早朝なら観光客が少なくて快適
スペインの首都マドリード(Madrid)でランニングしてみたい…という方のために、市内の主要観光スポットをめぐるコースを解説。私が2025年8月に走った時の様子も紹介します。旅行や出張で訪れた際に走ってみてはいかがでしょうか。
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私の個人的な体験
2025年の夏休みに南欧スペインに1週間滞在しました。マドリードを起点にトレドとセゴビアにも足を伸ばし、最後にバルセロナに向かう日程。8月のマドリードの最高気温は39℃。暑さに強い埼玉県民の自分でも恐怖を感じるレベルで、さすがに日中にランニングするのは危険すぎます。
一方で早朝は25℃ぐらいで比較的涼しいため、早起きしてマドリードの中心部を走ってきました。早朝だと観光客がいなくて街中を走りやすいというメリットもあります。
早起きしてスペインのマドリード中心部をランニングしてきました。王宮→カバ・バハ通り→マヨール広場→プラド美術館→市庁舎を巡る7kmコース
— ともらん! (@tomorunblog) August 8, 2025
気温は朝7時で25℃、12時で30℃、19時で39℃と夕方にピークを迎えます。埼玉の厳しい暑さに鍛えられた私でもマドリードの夏は暑すぎました🥵 pic.twitter.com/iZB9oYJo53
ランニングコースの概要
マドリード(Madrid)はスペインの首都であり、人口約300万人を擁するヨーロッパを代表する大都市です。スペインのちょうど中心に位置し、地中海性気候に近いものの、内陸部のため乾燥しやすく、夏は非常に暑くなりがち。
今回走ったコースは次のとおり。
- 宿泊地のグラン・ビアからスタート
- マドリード王宮→カバ・バハ通り→マヨール広場→プラド美術館を走る
- 再びグラン・ビアに戻りフィニッシュ
マドリードの主要観光スポットを巡りながら円を描くようなコースを走りました。走行距離は7km。
スペイン広場
今回はグラン・ビア(Gran Vía)というマドリードの繁華街にあるホテルに宿泊しました。劇場や映画館などがあり「マドリードのブロードウェイ」として知られているそうです。
日中は観光客で混雑する大通りも、日の出から間もない早朝はガラガラ。グラン・ビア通りを西へ向かって走り始めます。
しばらく走り続けると、スペイン広場(Plaza de España)に出ました。スペイン広場といえばイタリアの首都ローマにあるスペイン広場が有名ですが、本国にもあるんですね。
ただし目を引くような見どころはなく、白いモニュメント的な塔と銅像があるぐらい。とりあえず写真を撮りましたが、わざわざ足を運ぶほどでも無いかな…。
しかし後で調べてみたら、白い塔に鎮座しているはスペインの文豪ミゲル・デ・セルバンテス、そしてその前にある銅像は、代表作『ドン・キホーテ』に登場するドン・キホーテとサンチョ・パンサでした。無知って怖いですね。これは一見の価値ありでした。
マドリード王宮
スペイン広場から南へ進むと、マドリード王宮(Palacio Real de Madrid)の白い石造りの建物が姿を現します。
最初は横からしか見ていなかったので「想像していたより小さいな…」と思いましたが、正面まで来ると、その大きさに圧倒されました。ちなみにスペイン国王はこちらにお住まいではないそうです。
マドリード王宮の隣にはアルムデナ大聖堂(Catedral de Santa María la Real de la Almudena)があります。2004年には国王フェリペ6世と妃レティシアの結婚式がこちらで行われました。
マドリード王宮付近でもうひとつ見ておきたいのが、アラブ城壁跡(Muralla Árabe)。マドリードの起源は9世紀。当時イベリア半島を支配していたアラブ人がこの地に砦を築いたのが始まりでした。
ちなみにマドリードの由来は、アラビア語の「アル・マジュリート(水の源)」あるいは「マヘリット(砦)」なんだとか。
カバ・バハ通り
アラブ城壁跡を後にして、次はマドリードの中心部であるマヨール広場へ。その前にGoogleマップで気になる場所を見つけたので、ちょっと寄り道します。
それがこちら、カバ・バハ通り(Calle Cava Baja)。マドリード有数のグルメストリートらしいのですが、お目当ては食べ物ではなく、空を覆うハンカチの屋根(?)。いわゆる映えスポットですね。早朝なので、ほぼ貸切状態で爆走できました。
マヨール広場
細い道を抜けるとマヨール広場(Plaza Mayor)に到着。こちらは1周約400mの長方形の広場。周囲を美しい建物に囲まれています。
日中はレストランやカフェのテラス席が拡張され、屋外で食事を楽しむことができます。こちらは前日に食べた海鮮パエリア。
マヨール広場を後にして、アトーチャ通りを東へ向かいます。途中から長い下坂が続き、転がるように駆け抜けていきました。
アトーチャ通りの終点にはマドリードの鉄道の玄関口、アトーチャ駅(Estación de Atocha)があります。電車でバルセロナやトレドへ移動するのに利用しました。
プラド美術館
アトーチャ駅付近にはスペインを代表する美術館が2つあります。ひとつはソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)。20世紀の近現代美術の作品を中心に所蔵しており、ピカソやダリ、ミロなどの作品が数多く常設展示されています。
ピカソの作品で最も有名な『ゲルニカ』もこちらの美術館に展示されています。実物は思っていたより小さかったです。
ピカソの彫刻作品も展示されており、個人的にはこちらの作品が一番気に入りました。
もうひとつの美術館は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)。スペイン王家のコレクションを中心にヨーロッパ絵画を所蔵し、フランスのルーブル美術館やロシアのエルミタージュ美術館に並び、世界有数の美術館として知られています。
プラド美術館の美しい建物を見ながらアトーチャ駅から北に伸びるプラド通りを北進します。
今回のランニングの最後のハイライトは、マドリード市役所(Ayuntamiento de Madrid)。まるでお城のような建物で、思わず写真と撮らずにいられませんでした。
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