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Proteca「マックスパス 3」は42Lで機内持ち込み可
機内持ち込みできる一般的なスーツケースより約10Lも大容量。出張や旅行にゆとりをもたらしてくれるProtecaの「マックスパス 3」を紹介します。
目次と内容
マックスパス 3の評価
結論から言うと、マックスパス 3は「購入を迷う」というのが正直な評価です。
自分は、機内持ち込みサイズで42Lの大容量という点に魅力を感じて購入し、満足している点も多くあります。
42Lもあれば、泊まりがけのマラソン遠征や出張はこれひとつで十分。
一方で、メインコンパートメントの上部と真ん中に突起があってスペースを有効活用できなかったり、外装は耐衝撃性に優れているものの、傷には意外と弱かったり、残念な点もありました。
ただ、デザインは非常に洗練されています。先日、ホテルでスーツケースを預けたら「素敵なデザインですね、私好みです」と褒めていただきした。リップサービスだとしても嬉しかったですね。
マックスパス 3の特徴
マックスパス 3(Maxpass 3)は「容量最大級」をコンセプトにしたProtecaの42Lスーツケースです。
主な特徴
- 高さ50cm・幅40cm・奥行25cm
- 国際・国内線機内持ち込み可能
- 容量は42L、重さは3.6kg
- 静かで滑らかな車輪
- 車輪を固定できるストッパー付き
- ジッパー式フロントオープンポケット搭載
- 定価は75,900円
機内持ち込み最大級
国際線・国内線の機内持ち込みできるスーツケースの容量は32L前後が一般的ですが、マックスパス 3は適応規定である高さ55cm・幅40cm・奥行25cmのギリギリまで収納を確保することで、42Lという大容量を実現しています。※ただし100席以上の機材に限る
スクウェアなボディ
前面の様子。32Lのスーツケースに比べると横幅が大きく、長方形というより四角形に近い印象。
背面の様子。上部には高さを自由に調整できるハンドルを配置しています。
ジッパー式フロントオープンポケット搭載
フロント上部にはジッパー式のフロントオープンポケットを搭載。ノートパソコンやタブレット、ケーブル類、その他貴重品を保管するのに便利な上、メインコンパートメントと分かれているため、移動中でもサッと取り出せます。
フラットハンドル
トップハンドルは握りやすく、使わない時はフラットになる仕様。スーツケースの上に物を乗せて運びたい時に重宝します。
2箇所同時に施錠できるTSロック
メインコンパートメントとフロントオープンポケットのジッパーは1つのTSロックで施錠できます。操作が簡単な上にセキュリティ面でも安心です。
静かで滑らかな車輪
Protecaのスーツケースは車輪が高品質。マックスパス 3は音量を軽減する「サイレントキャスター」に加え、滑らかな走行が特徴の「ベアロンホイール」を採用しています。
車輪を固定できるストッパー付き
スーツケースを持って電車に乗る時に重宝するのが車輪を固定するキャスターストッパー。カチッと押すだけでオンオフの切り替えができます。
マックスパス 3の容量
容量は42Lあります。もう少し詳しく見ていきましょう。
スーツケースを全開すると、メインコンパートメントは2つに分かれます。向かって左はメッシュカバーで覆われた収納スペース。メッシュカバーはジッパーで開閉でき、閉じれば荷物の仕切りとして使えます。
ただし、ちょうどフロントオープンポケットの裏側になるため、深さはありません。
下部だけ溝のようなスペースがあります。
向かって右側は本体の隅々まで収納できるシンプルな構造です。
ただし、上部と真ん中に突起があります。これは収納を工夫しないとスペースを無駄なく使いきれません。
フロントオープンポケットはノートパソコンやタブレットが収納できるスリーブ付き。写真はMacbook Airです。他にも小物や筆記用具の保管に適したポケットを配置しています。
フロントポケットのカバー上部にはジッパー式ポケットを配置。充電ケーブルなどを保管するのに便利です。
マックスパス 3の使用感
実際に2泊3日の旅でマックスパス 3を使ってみたので気になった点を紹介します。
余裕の収納力
以前は泊まりがけのマラソン遠征で23Lの小型スーツケースを使っていましたが、レース用のシューズを入れると全く余裕がありません。マックスパス 3は42Lもあるので、シューズを入れてもまだ余裕がありますし、お土産も入ります。
新幹線では足下に置ける
サイズ的にぎりぎり足元にできます。写真は東海道新幹線の普通席ですが、特急電車の普通席でも同じような感じでした。いずれも足は伸ばせませんが、横幅も奥行きも自分のスペースにすっぽり収まります。
移動が快適
スーツケースを転がすときに音が大きいとストレスになりますが、マックスパス 3は本当に静か。しかも車輪が滑らかに動くので軽やかに移動できます。
ボディがしなる
素材には軽くて丈夫な「ポリカーボネートハイブリッド樹脂」を採用。これは一長一短なのですが、大きさの割に軽量である反面、ハンドルを持った時にボディがしなり(曲がり)ます。またジッパーで結合されているため、余計に頼りなさを感じます。構造上、手持ちするには不向きですね。
移動中の出し入れが楽
逆の視点ですが、ボディがしなるため、こんな感じでスーツケースを立てたままメインコンパートメントから荷物の出し入れが可能です。フロントオープンポケットは全開できるのでもっと出し入れが簡単。
ボディは傷が付きやすい
唯一、残念に感じたのがボディが傷つきやすいこと。ポリカーボネートハイブリッド樹脂は耐衝撃性や耐久性に優れているものの、傷には弱いようです。
マックスパス ソフト 3との違い
容量最大級をコンセプトにしたマックスパスは、ソフトラゲージタイプの「マックスパス ソフト 3」もあり、容量が42Lと23Lから選べます。
参考までに基本スペックを比較します。
マックスパス 3 | マックスパス ソフト 3(42L) | マックスパス ソフト 3(23L) | |
---|---|---|---|
サイズ | 高さ50cm・幅40cm・奥行25cm | 高さ50cm・幅40cm・奥行25cm | 高さ45cm・幅34cm・奥行20cm |
容量 | 42L | 42L | 23L |
重さ | 3.6kg | 2.4kg | 2.0kg |
以下は自分が所有する23Lモデルです。ソフトタイプは非常に軽い反面、耐衝撃性が劣ります。
またソフトタイプは42Lも23Lもノートパソコン用のスリーブを開閉部の内側に配置しているため、こちらも安全面に不安があります。
一方でソフトタイプは奥行きを全て使い切れるので、無駄なく収納できるメリットがあります。
耐衝撃性重視だったり、整理整頓したいなら「マックスパス 3」、軽さ重視だったり、かさばる物を収納したいなら「マックスパス ソフト 3」を選ぶのが良さそうです。
おまけ
先日、2泊3日のボストンマラソンや、4泊5日のロンドン出張に容量23Lのマックスパス ソフト 3ひとつで出かけました。
自分はミニマリスト志向で無駄な荷物は極力減らしたい人間ですが、さすがに23Lだと積載量120%ぐらいにパンパンに詰めないと収納しきれませんし、それがストレスにもなりました。
やはり人間、余裕がないとダメですね。特に旅先では「余白」を持つことが大切。その意味で容量最大級のマックスパス 3は、自分の旅人生にゆとりをもたらしてくれます。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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