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「青島太平洋マラソン2022」フルを2:56:27で完走

「青島太平洋マラソン2022」フルを2:56:27で完走

2022年12月11日に参加した「青島太平洋マラソン2022」の大会レポートをお届けします。

種目はフルマラソン。宮崎県庁や宮崎神宮をめぐり、ラスト10kmは青島のある太平洋沿岸部を駆け抜けます。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

更新日: 公開日:

目次と内容

青島太平洋マラソンとは?

青島太平洋マラソンは、毎年12月に宮崎県を舞台に開催されるマラソン大会です。

青島のある宮崎市西部の太平洋沿岸部を走るから青島太平洋。青太(あおたい)の愛称でも知られています。

ちなみに参加記念Tシャツは「AOTAI」でした!

スタート・ゴール地点は、宮崎県宮崎市のひなた宮崎県総合運動公園に設置されます。

最寄駅はJR日南線の木花駅または運動公園駅。いずれも宮崎駅から20分ほどでアクセスできます。

フルマラソンのコースは、ひなた宮崎県総合運動公園内からスタートし、最初の32kmは宮崎神宮まで一般道を往復。途中、宮崎県庁の前や宮崎駅周辺の繁華街を駆け抜けます。

ひなた宮崎県総合運動公園に戻ると、ラスト10kmはトロピカルロードを経て青島まで往復します。

以下は大会パンフレットのコースマップです。

大会に関する最新情報は公式サイトを確認しましょう。

遠征日程

今回は埼玉の自宅から「青島太平洋マラソン2022」を走るために、前日に現地入りして宮崎市内のホテルに泊まりました。

レース前日

昼の便で羽田空港から宮崎空港へ向かいました。空の上からは富士山や紀伊山脈、知多半島や室戸岬がきれいに見えました。

空港で遅めのランチをとり、バスで宿泊先の「ANA ホリデイ・イン リゾート宮崎」へ向かいます。

空港専用シャトルバスではなく、ローカルバスなので地元住民と観光客で混雑していました。電車(JR日南線)を使えば良かったと反省。

ホテルでチェックインを済ませると、早速走りに出かけました。実はホテルの目の前がビーチなのです。そこから南へ1kmほど走ると青島があります。

青島と青島神社を散策してから、今度はビーチをひたすら北上します。ここは青島太平洋マラソンのコースでもあります。

大会会場のある、ひなた宮崎県総合運動公園内も下見してきました。そして再びホテルに戻ります。走行距離は10km。レース前日にしては走りすぎましたね。

レース当日

レースの日程は以下のとおりです。

  • 06:15 起床
  • 06:30 朝食
  • 07:45 ホテルを出発
  • 08:15 会場に到着
  • 08:50 スタート地点に整列
  • 09:00 スタート
  • 11:56 ゴール
  • 13:00 ホテルへ戻る

朝食は、お稲荷さん4個とモルテンドリンク(Drink Mix 320)のみ。出発まで身体をストレッチしてレースに備えました。

レース翌日

普段は遠方のマラソン大会でも1泊しかしませんが、今回は月曜日に有給休暇が取れたのと、優しい妻がOKしてくれたので2泊します。

フルマラソンを完走した後に長時間移動するのは大変ですからね。有難いことです。

スタートラインへ

ホテルから会場までの距離は約4km。前日に下見をしてきたので、ウォームアップを兼ねて走れなくもないですが、余計なエネルギーを使いたくないので電車で向かうことにします。

ホテルのエントランスを出ようとすると、スタッフの方が「すぐ目の前にシャトルバス乗り場がありますよ」と教えてくれました。

そんな情報、公式サイトに載ってたかな?と半信半疑で向かうと、シャトルバスが停まっていました。

後で調べたら、臨時駐車場と会場を結ぶシャトルバスだったようです。でもおかげで、ホテルの目の前から会場まで座って移動できました。

15分ほどで会場に到着しました。ランナー専用のエリアへ入ります。

こちらは、ひなた宮崎県総合運動公園の北側にある「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」。スタート・ゴール地点はスタジアムの外に設置されます。

今回は荷物預け入れサービスは利用せず、スタジアムの中に置いておきました。

整列時間の締切まで20分しかありませんが、トイレに並びました。これが非常に長い列で、締切ギリギリにスタートのAブロックに滑り込みました。

ちなみに締切を過ぎるとEブロックより後の最後尾からのスタートなります。

こちらがスタート地点の様子。トイレに並んだせいで、1分ほどのロスタイムが生じてしまいました。とはいえ、膀胱が満タンの状態で走るわけにはいかないので、仕方ないですよね。

コース攻略

本日のレース戦略は、自己ベストは狙わずにサブ3を目標にします。設定ペースは4:10/kmとし、2時間57〜58分台でゴールするイメージです。

「tomo」はフルマラソンで記録を狙うのは年に2回までと決めています。身体的にも精神的にも自分に負荷をかけすぎないためです。

今シーズンは10月の「新潟シティマラソン2022」で2時間52分台が出せたので、今回は「無理せずサブ3」をテーマに走ります。

ここからはレースの様子を振り返ります。

スタート〜15km

Aブロック後方からスタートしたため、号砲が鳴ってからスタート地点を通過するまでに1分。さらにスタート直後の混雑で最初の1kmは4:45/kmが精一杯でした。

「無理せずサブ3」と言いながら、最初から1分半ほどのロスタイムはプレッシャーにならなかった言えば嘘になります。

ひなた宮崎県総合運動公園を出て、しばらく一般道を走り、ヤシの木が並ぶ国道220号へ入ります。南国・宮崎のイメージどおりですね。

5kmあたりで宮崎空港の近くを通過。ちょうど離陸したばかりの飛行機が見えました。写真にも小さく写っていますよ。

ちなみに空港の正式名称は「宮崎ブーゲンビリア空港」。ブーゲンビリア?調べてみたら熱帯花の名前でした。

その後、8kmあたりの宮崎ICを頂点に高低差20mほどの緩やかな坂を上り下りします。上りは4:20/km、下りは4:00/kmとペース調整しました。

橘橋を渡り、宮崎市の中心街へ入ります。幹線道路が完全に封鎖されてしまうため、ランナーの流れを止めずに住民の方たちが横断できる工夫が施されていました。

マラソンに興味のない人にしてみたら、こういう市民マラソンは迷惑でしかないですよね。それでも共存を試みる大会関係者の方たちには頭が下がります。

12kmを過ぎてから4:05/kmまでペースアップしました。スタート直後のロスタイムを少しずつ取り戻します。

13kmあたりで右折して「県庁楠並木通り」に入ります。

なんとここ、4レーンに分かれており、内側2レーンが往路の往復コース、外側2レーンが復路の往復コースとなっています。

途中、宮崎県庁の前を走るのですが、4回も通過するわけです。1回目はカメラのシャッターが間に合わず、2回目で撮影できました。

ちなみに3回目はチラッと見て、4回目は見向きもしませんでした。

それから間もなく「東国原英夫」を書かれた幟を発見。サンタの帽子の男性が、東国原英夫ご本人(そのまんま東)でしょうか?

余談ですが「tomo」が青島太平洋マラソンの存在を知ったのは、東国原さんの自叙伝がきっかけです。東国原さん自身もマラソンランナーですからね。

青島太平洋マラソンでご本人に会えるなんて感激しまくりでしたが、往路でよく見たら別人のようでした。12月25日に宮崎都知事選があるので選挙対策でお忙しいのでしょうか。

15km〜30km

15kmあたりで脇道に外れて宮崎神宮を目指します。

そして神宮前で折り返します。ここから、ひなた宮崎県総合運動公園まで戻ります。

再び繁華街のど真ん中を走ります。この辺りは声援が熱かったですね。

ようやく中間地点。通過タイムはネットタイムで1時間28分台でした。サブ3に対して、1分半ほどの「貯金」ができた計算になります。

26km地点。ちょうど宮崎IC付近の上り坂です。前半は難なくクリアできましたが、さすがにフルマラソン後半ともなると、身体に響きます。

しかもタイミング悪く、気温がグングン上がってきました。果たして後半もしっかり走り切れるのでしょうか。

28kmあたり。ここはヤシの並木が圧巻でした。

そして30km地点を通過。まだまだ脚はしっかりしています。

前方に見えるのは、サブ3ペーサーを取り巻くランナーの集団。

これまで自分よりも後ろにいると思っていたので意外でした。しかもこのペースのままで行くと、2時間55〜56分台でゴールするので、サブ3にはちょっと早過ぎなのでは?と思いました。

30km〜ゴール

31km地点で、スタート・ゴールのある「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」が姿を現しました。

このままゴールしたい……ところですが、ひなた宮崎県総合運動公園に入り、ここから青島を目指します。

こちらは公園とトロピカルロードを結ぶトロピカルブリッジです。歩行者専用、しかも脚に優しいゴムチップ仕様です。

35kmあたり。ようやくビーチが見えてきました。

宿泊先の「ANA ホリデイ・イン リゾート宮崎」の前を通過し、海岸沿いのトロピカルロードをひたすら南下します。進行方向左手には青島が見えてきました。

37km地点の様子。ちょうど青島の目の前で折返します。iPhone 14 Proで撮影しました。ジンバルなど使用せず、手持ちでこのクオリティはすごい。

折返した途端に、強い向かい風にさらされます。疲労と向かい風のダブルパンチ……。

これはまったくの想定外でした。先ほどのサブ3集団のペースが早過ぎたのは、ラスト7kmのペースダウンを見越してのことでしょうか。

実際に自分もガクッとペースが落ちました。頑張ればペースを戻せなくもないですが、今日は無理しないと決めたので、ペースダウンに身を任せることにします。

ラスト7kmは決して楽ではありませんが、太平洋の絶景に癒されました。

再び公園に戻ると、ヤシの並木がお出迎え。ゴールまであと2km。

最後に「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」の外周を走り、フィニッシュします。

ゴールの後で

完走タイムは、ネットで2時間56分27秒、グロスで2時間57分25秒でした。

フルマラソンのタイムとしては3番目に良いタイムとなります。目標はサブ3でしたので上出来です。

ラスト7kmは向かい風の影響もあり、ペースダウンしました。ここでペースを上げなかった自分を褒めてあげたいくらいです。

過去の経験上、フルマラソン終盤にどこまで粘るかでその後の疲労度が変わってきます。

前回の「富山マラソン2022」では、記録を狙わないレースなのに最後は粘ってしまい、リカバリー期間がいつも以上に長引きました。

さて、本日の戦利品はこちら。完走タオル、記録証、マンゴーメロンパン、ミネラルウォーター。

その後、シャトルバスに乗ってホテルに戻りました。

ホテルの目の前が青島太平洋マラソンのコースなので、応援するには絶好の場所ですね。もし次に家族を連れてくることがあれば、またここに泊まろうと思います。

おまけ

最後に、今日のレースで使用したランニングアイテムを紹介します。

ランニングシューズは、アシックスの「メタスピードスカイ+」を着用。走行安定性が高く、厚めのクッションのおかげで30kmを過ぎても脚が持ちました。

ソックスは、タビオの「レーシングラン ナノグリップ」を使用しました。生地全体に滑り止め加工が施されており、足とシューズが一体化します。

パンツは、今回初めてOnの新作ハーフパンツ「5″ Lightweight Shorts」を投入しました。非常に良く作られたインナーブリーフのおかげで股ずれを最小限に抑えることができました。

レース前日には足攣り対策に「マグオン エナジージェル」を飲んでおきました。今回はレース中、足攣りの兆候すらなく走り切ることができました。

エナジージェルは、いつもの「アミノサウルス ジェル」を使用。11kmと19kmでカフェインなし、28kmでカフェイン入りを摂取しました。

以前はフルマラソンで4袋摂っていましたが、レース前にモルテンドリンク「Drink Mix 320」を飲んでおくと、アミノサウルス ジェルは3袋で十分です。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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モルテンドリンク Drink Mix 320