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【ヴェロシティニトロ3 レビュー】ヒールストライクが心地よい
今回紹介するのは2024年2月に発売された「ヴェロシティニトロ3」というプーマのランニングシューズ。川口春奈さんのCMを観て速攻で購入しました。弾むようなライド感と安定感を両立させたクッションを搭載し、ヒールストライクの心地よさがクセになります。
目次と内容
主な特徴
プーマの「ヴェロシティ ニトロ 3(Velocity Nitro 3)」は、弾むようなライド感と安定感を両立させた、万人向けのデイリーランニングシューズです。主な特徴は次のとおり。
- ソール
- NITRO FOAM + PRO FOAM LITE
- アッパー
- エンジニアードメッシュ
- ドロップ
- 8mm
- 重さ
- 249g(メンズ26.0cm)
- 定価
- 14,300円
- 発売
- 2024年2月
ミッドソール
テーマは「誰もが弾む、ブレない厚底」。ミッドソールには爆発的なスピードを生み出す「NITRO FOAM」と安定性・耐久性に優れた「PRO FOAM LITE」を組み合わせています。プレートを内蔵せず、密度の高いクッションを生かして弾むようなライド感を実現しています。
アウトソール
靴底には耐久性の高いラバー素材「PUMAGRIP」をほぼ全面に配置しています。中央には「NITRO FOAM」が少しだけ見えます。ミッドフットからカカトにかけて接地面積を広げることで走行時の安定感を高めています。
アッパー
アッパーは通気性に優れたエンジニアードメッシュを採用し、耐久性の高い「PWRTAPE」で補強しています。分厚いアンクルパッドと、適度な厚みと柔らかさを持つシュータンで足首をしっかりとホールドします。
重さ
メンズ26.0cmの重さは実測値で249gでした。万人向けのデイリーランニングシューズは270〜300gになることが多いので、このカテゴリでは軽い部類に入ると思います。
サイズ感
「ヴェロシティニトロ3」のサイズ展開は次のとおり。幅広のワイドタイプも選べます。
- メンズ:25.0cm〜30.0cm
- レディース:22.0cm〜26.0cm
自分の場合、ランニングシューズ選びではワイドタイプだと25.5cm、通常タイプだと26.0cmがジャストサイズになりますが、今回も通常タイプの26.0cmでピッタリでした。
「ヴェロシティニトロ3」はミッドフットからカカトにかけて幅を持たせており、アッパーも分厚く強固に作られています。そのため足を入れると両サイドから程よい圧迫を感じ、足がしっかりとホールドされる感覚があります。逆にフォアフット周りは窮屈さを感じないものの、作りがやや貧弱な感じがします。
川口春奈さんが履いていたので…
実は「ヴェロシティニトロ3」を購入したのはシューズに自体に興味を持ったからではなく、人気女優の川口春奈さんを起用したCMを観たのがきっかけでした。川口春奈さんが履いているから自分も履こう、そんな単純な動機です。
すべての足が弾み出す。
— PUMA JAPAN (@PUMA_JPN) March 5, 2024
VELOCITY NITRO 3
With 川口春奈
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プーマといえば、ウサイン・ボルトが現役時代に履いていたイメージが強く残っていますが、長距離陸上界においては存在感が薄く、そもそもランニングシューズを作っていることすら知りませんでした(すみません…)。川口春奈さんが履いていなかったら「ヴェロシティニトロ3」のみならず、プーマのランニングシューズを履くことはなかっただろうと思います。
高密度クッションが弾む
正直そんなに期待はしていませんでしたが、実際に履いてみると「意外と良いシューズなのでは?」と驚かされることが多かったです。特に高密度のクッションが生み出す弾むようなライド感が気に入りました。プレートを使わずにここまで弾みがあるクッションは珍しい。
ヒールストライクが心地よい
そして「ヴェロシティニトロ3」の真価はヒールストライクの心地良さにあると思います。ミッドフットからカカトにかけてクッションにボリュームを持たせ、接地面積を広げることで、弾む力が増強されます。後ろから見るとプーマの足に見えますよね。プーマだけに。
ジョグからのペースアップも快適
「ヴェロシティニトロ3」のカテゴリはデイリーランニングシューズ。いわゆるジョギングシューズなので、最初は5:00〜5:20/kmのジョグペースで走っていました。途中から試しにペースアップしてみると、サブ3ペースの4:10〜4:20/kmぐらいまでならライド感や安定感が損なわれず、気持ちよく走れました。これも意外でしたね。
フォアフットが軟弱
もしかして「ヴェロシティニトロ3」はかなりの優等生なのでは?と思いましたが、フォアフットの作りはイマイチだなと感じました。プレートが入っていないので仕方ありませんが、つま先を曲げるとフォアフットがペシャッと折り曲がります。ミッドフット〜カカトの部分に比べて、フォアフットの作りが軟弱ですね。
つまりヒールストライク走法ならドンピシャの1足ですが、ミッドフット・フォアフット走法だとシューズの特性を生かしきれず、むしろ欠点が気になるかと思います。
総合評価:普通に満足
プーマの「ヴェロシティニトロ3」を購入して普通に満足しています。弾むようなライド感と安定感を両立させた素晴らしい1足だと思いました。価格設定も絶妙で定価14,300円ですが、Amazonでクーポンを使って11,000円で購入できました。一方で、ヒールストライクでないとシューズの特性が生かしきれないので履く人を選ぶシューズでもあります。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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