
2020年6月に発売されたENDORPHIN PRO(エンドルフィン プロ)は、高速ペースに対応したサッカ二ーのロード用ランニングシューズ。独自開発の軽量クッションにカーボンプレートを挟み込んだハイスピードモデル。実際に履いてみて気づいた点を紹介する。続きを読む
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2022年8月に発売されたサッカニーの最速マラソンシューズ「エンドルフィンプロ3」を紹介。PWRRUN PBクッションを増量したことで、前作よりもカーボンプレートの反発力が生かしやすくなった。このライド感はクセになる。
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エンドルフィンプロ(Endorphin Pro)は、サッカニーの最速級マラソンシューズ。
最先端クッション素材「PWRRUN PB(パワーランピービー)」に爆発的な推進力を生み出す「カーボンプレート」を搭載し、独特なライド感を実現しているのが特徴だ。
2020年6月に初代エンドルフィンプロが世に送り出され、2021年6月に「エンドルフィンプロ2」、2022年8月に「エンドルフィンプロ3」が発売された。
僕は初代エンドルフィンプロの大ファンで当ブログでも取り上げている。そしてこの度、3代目の「エンドルフィンプロ3」を発売日当日に購入した。
エンドルフィンプロ3 | エンドルフィンプロ2 | エンドルフィンプロ(初代) | |
---|---|---|---|
発売 | 2022年8月 | 2021年6月 | 2020年6月 |
価格 | 26,400円 | 19,800円 | 19,800円 |
ミッドソール | PWRRUN PB、カーボンプレート | PWRRUN PB、カーボンプレート | PWRRUN PB、カーボンプレート |
アッパー | FORMIT構造 | FORMIT構造 | FORMIT構造 |
アウトソール | 1mmアウトソール | フォアフットを中心にグリップを配置 | フォアフットを中心にグリップを配置 |
重さ | 204g | 213g | – |
ドロップ | 8mm | 8mm | 8mm |
「エンドルフィンプロ3」で進化したポイントは以下のとおり。
僕は「エンドルフィンプロ2」は所有していないが、初代と2代目の基本構造は同じなので、ここでは「エンドルフィンプロ3」と初代「エンドルフィンプロ」を比較する。写真左が最新モデル。
最新モデルではミッドソールの構造がシンプルになり、ボリュームと厚みが増している。さらに斜めに溝を入れることで耐久性を高めている。
アッパーはFORMIT構造を踏襲しつつも、最新モデルではメッシュの穴を大きく広げて通気性を高めている。
最新モデルではアウトソールのラバーが薄くなった反面、接地面積を広げてグリップ性能を向上させている。また、中足部に大胆な窪みを設けているのが特徴だ。
それでは「エンドルフィンプロ3」を詳しくみていこう。
今回は、発売日当日にABCマートのオンラインショップで注文を入れ、翌々日に自宅に届いた。カラーはショッキングピンク(?)の「PROSPECT QUARTZ」、サイズはメンズの26.0cmを選んだ。
ミッドソールにはサッカニー史上最高スペックのクッショニング素材「PWRRUN PB」を採用。素材には「Pebax」と呼ばれる熱可塑性エラストマーを使用し、軽量性とエネルギー効率性を両立させている。要するに、軽くて速く走れる。
カカトの先端には「PWRRUN PB」のロゴを配置。
さらにミッドソール内部にはカーボンプレートを搭載し、推進力の源となる反発性を高めている。
アウトソールを極限(1mm)まで薄くすることで軽量化に貢献している。
フォアフットには、着地から蹴り出しまでの動きを効率良く推進力に変換するスピードロールテクノロジー(Speed Roll Technology)を採用。
そして中足部には三角形の窪みを配置。
アッパーには大胆に穴を開けたエンジニアードメッシュを採用。通気性を極限にまで高めている。
ミッドソールが足の両側を包み込むような構造になっており、さらにシュータン一体化することで、履く人の足の形状にピタリと寄り添うフィット感を実現している。
足首周りは非常に簡素な作りだが、アキレス腱を中心に厚みのあるパッドを配置している。内側から覗くと、エンジニアードメッシュが透けて見えるのが分かる。
メンズ26.0cmの重さは、実測値で193gだった。
なお余談だが、「エンドルフィンプロ3」をパッケージから取り出すと、こんな詰め物が入っている。型崩れを抑えるのが目的だが、プラスチックを使わない工夫が素晴らしい。
「エンドルフィンプロ3」のサイズ展開は以下のとおり。
ランニングシューズのサイズ選びでは、いつも25.5cmか26.0cmで悩む。初代「エンドルフィンプロ」では25.5cmを選んだが、つま先周りがやや窮屈に感じた。
そこで「エンドルフィンプロ3」では、ワンサイズ上の26.0cmを選んだ。結果、大正解。つま先周りのスペースに余裕があり、フィット感も文句なしだった。
公式サイトには「このシューズの作りは小さめです」と書いてあるので、迷ったら通常よりもワンサイズ上を選んだ方が無難だと思う。
耐久性に関しては、後日アップデートするが、まずはデビューラン後の様子を載せておく。
ミッドソールのクッションは斜めの溝のおかげでシワになりにくいが、アウトソールで守りきれない縁の部分は摩耗が早そうだ。
ここからは実際に「エンドルフィンプロ3」を履いてみた感想をまとめる。
初代「エンドルフィンプロ」に比べると、全体的にシューズの剛性が高くなったように感じる。内蔵されたカーボンプレートはもちろん、よりシンプルな構造で厚みが増したクッション構造により、圧力を加えてシューズはほとんど変形しない。
接地の様子がよりダイレクトに伝わってくるし、足の動きをより正確に地面に伝えてくれる。ミッドソールが「素直に反応してくれる」という表現がしっくりくる。
エンジニアードメッシュは穴が大きすぎて頼りないのでは?と心配していたが、杞憂に終わった。実際に足を入れて走ってみると、通気性とフィット感とホールド感のバランスが絶妙だった。
足首周りのホールド感はそこまで強くないが、中足部を上下双方向からグッと抑え込むため、足のズレはまったく感じない。FORMIT構造は良い仕事をしている。
「PWRRUN PB」クッションはクセになる。初代「エンドルフィンプロ」はクッショニングが硬めでロッキングチェアのように転がして走っていたが、「エンドルフィンプロ3」では弾力性が増し、カーボンプレートの反発力を最大限に生かせるようになった。
そして何よりも軽い。例えて言うならば、弾力性のある発泡スチロールの上を走っているかのような感覚だ。
以上、サッカニーの「エンドルフィンプロ3」を紹介した。
個人的には、発泡スチロール・ライクなミッドソールとの相性が良い。そのことに気付いたのは、スケッチャーズの「GORUN RAZOR 3 HYPER」を履いてフルマラソンの自己ベストを更新した時だった。
スケッチャーズのHyper Burst(ハイパーバースト)クッションもまた、PWRRUN PBクッションと同じく発泡スチロールのように軽い。この、厚底だけど、発泡スチロールのように軽く、でも適度に弾力性のある履き心地が自分にとっての「最適解」なんだろうとなと思う。
なので「エンドルフィンプロ3」は、2022年に購入した最速級マラソンシューズの中で自分の走りに最もフィットしている。余程の対抗馬が現れない限り、2022年の本命レース「富山マラソン」はこれで挑みたい。
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マラソンをライフワークにしているアラフォー男性。埼玉県に在住し、都内IT企業に勤めながらマラソンブロガーとして活動中。本名は桑原智彦。プロフィール詳細へ
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