【中国】古き良き上海の「多倫路文化名人街」と「魯迅公園」を走ってきた
2018年4月、中国の上海で文豪・魯迅ゆかりの地をめぐり「多倫路文化名人街」と「魯迅公園」をランニングしてきました。日本で言うと、大正・昭和ノスタルジーが感じられるエリアです。

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目次と内容
古き良き上海
上海といえば、租界時代の面影を残す外灘(バンド)や超高層ビルが立ち並ぶ浦東が有名ですが、今回はそこから少し北にある「魯迅公園」周辺を走ります。
魯迅(ろじん・1881-1936)は、『阿Q正伝』や『狂人日記』の文学作品で知られる中国の文豪です。日本への留学経験があり、晩年は上海で余生を過ごしました。
多倫路文化名人街
まず訪れたのは「多倫路文化名人街」というエリア。魯迅をはじめ、近代・現代中国の文化や思想に大きな影響を及ぼした文人たちが息づく街として知られ、最近は地元の若い人たちにも人気らしいですね。

まるで中国映画のシーンに出てきそうな建物があります。

洋風のお洒落な建築が多いですね。

「ケンタッキーおじさん」ことカーネル・サンダースかな?と思ったら、中国の有名な文人でした(名前は忘れました…)。
魯迅故居
多倫路文化名人街からさらに北を目指すと「魯迅故居」と呼ばれる観光スポットがあります。

1951年に元の姿に回復されて一般公開されています。こちらが魯迅旧居の入口です。

大陸新村(Continental Terrace)と書かれた住宅街には、今でも普通に住民が暮らしている。魯迅故居は一番奥の右側の建物。

見学ツアーに参加するには30分以上待つ必要があったため、今回は建物の雰囲気だけ楽しんできました。

魯迅故居は「山阳路」の道路沿いにあります。この辺りは幹の太い木がどっしりと根を張りめぐらせており、木のトンネルになっています。なんだか不思議な光景です。

その隣には「甜愛路」があります。甜愛は中国語で「甘い愛」の意味。若いカップルに人気のスポットらしいです。こちらも木のトンネルで覆われています。

甜愛路のポストで手紙を投函すると、ハートマークの消印を押してくれるんだとか。
魯迅公園

甜愛路から園内に入ると、魯迅の銅像が出迎えてくれます。後ろに見えるのは「魯迅記念館」の建物です。

文豪・魯迅にちなんでなのか、魯迅公園の広場には世界の文学者の銅像が集結していました。こちらは『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』の代表作で知られるロシアの文豪レオ・トルストイ(1828-1910)です。他にもマクシム・ゴーリキーやアレクサンドル・プーシキンなど、なぜかロシアの文人を多く見かけました。

こちらはローマ人?足元には「但丁」と書かれていた。『神曲』などの代表作で知られるイタリアが世界に誇る文学者・思想家、ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)です。

ウィリアム・シェイクスピアの隣で腰をかけているこちらの英国紳士はチャールズ・ディケンズ(1812-1870)。

もう少し園内を散策してみます。

こちらは園内中央にある魯迅のお墓です。銅像の奥にある石壁の下で眠っているそうです。

園内ではさまざまなレクリエーションを楽しむ人たちで賑わっていました。個人的にはボート遊びが気になりました。

バドミントンで遊ぶ人たちも多く見かけた。上海市民の憩いの場なのですね。
ランニングコースまとめ
というわけで今回は、中国の上海で文豪・魯迅ゆかりの地をめぐり「多倫路文化名人街」と「魯迅公園」をランニングしてきました。外灘の北側、黄浦江(川)から往復して、走行距離は8kmでした。